[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7

SET ASYN

カテゴリー:運用・管理 / 非同期ポート


SET ASYN[=asyn-number] [ATTENTION={BREAK|^P|NONE}] [DATABITS={7|8}] [DEFAULTSERV={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [ECHO={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [FLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [HISTORY=0..99] [INFLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [LOGIN={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [NAME=string] [OUTFLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [PAGE={0..99|OFF}] [PARITY={EVEN|MARK|NONE|ODD|SPACE}] [PROMPT={string|DEFAULT|OFF}] [SECURE={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [SERVICE={service-name|NONE}] [SPEED={AUTO|75|110|134.5|150|300|600|1200|1800|2000|2400|4800|9600|14400|14.4K|19200|19.2K|28800|28.8K|38400|38.4K|57600|57.6K|115200|115.2K}] [STOPBITS={1|2}] [TYPE={DUMB|VT100}]

asyn-number: 非同期ポート番号(0のみ)
string: 文字列(1〜15文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)
service-name: 端末サービス名(1〜15文字。先頭は英字。大文字小文字を区別しない。空白不可)


非同期ポートまたは端末セッションの設定パラメーターを変更する。

本コマンドで変更した設定内容はただちに有効となる。



パラメーター

ASYN: 非同期ポート番号。省略時はコマンドを入力したポートまたは端末デバイスが対象となる。

ATTENTION: アクティブな端末セッション(コンソールから他ホストへのTelnetやモデムポートへの接続)から抜けてコマンドプロンプトに戻るためのキャラクター(アテンションキャラクター)を指定する。非同期ポートセッション(CONNECT PORTコマンドなど)のデフォルトアテンションキャラクターはBREAK(「Break」キー)、Telnetセッション(TELNETコマンドなど)のアテンションキャラクターは^P(「Ctrl/P」キー)。SPEEDパラメーターにAUTO(デフォルト)を指定するときは、必ずBREAKをアテンションキャラクターに設定する必要がある。

DATABITS: 非同期ポートから送信される1キャラクター当たりのデータビット数を指定する。デフォルトは8。

DEFAULTSERV: 非同期ポートに接続された端末上でユーザーが文字を入力するか、非同期ポートに接続されたモデムのDCD信号がオンになったときに、該当ポートを特定の端末サービスに自動接続するかどうかを指示する。ONを指定した場合、SERVICEパラメーターで指定した端末サービス(他の非同期ポートに接続された端末やTelnetセッション)に該当ポートが自動的に接続される。デフォルトはOFF。

ECHO: 非同期ポートのエコーモードを指定する。ONに設定した場合、プロンプトから入力された文字が端末画面にエコーされる。OFFの場合、入力された文字はスイッチに送られて処理されるが、端末画面にはエコーされない。デフォルトはON。

FLOW: 非同期ポートからの送受信両方に適用されるフロー制御方式を指定する。NONE(フロー制御なし)を指定した場合、受信したフロー制御文字やRTS/CTS信号線の状態遷移を無視し、フロー制御文字の生成や信号線の状態変化を行わない。CHARACTER(ソフトウェアフロー制御)を指定した場合は、XON/XOFF方式のソフトウェアフロー制御を行う。HARDWARE(ハードウェアフロー制御)を指定した場合は、RTS/CTS信号線によるハードウェアフロー制御を行う。より細かい設定が必要なときは、INFLOWおよびOUTFLOWパラメーターを使用することにより、受信時と送信時のフロー制御方式を個別に設定できる。

HISTORY: コマンドバッファーに保存するコマンド履歴の最大数を0〜99の範囲で指定する。HISTORYパラメーターにゼロをセットしても、すでに存在するコマンド履歴は消去されない。コマンド履歴を削除するには、RESET ASYN HISTORYコマンドを使う。デフォルトは20。

LOGIN: ログインできるかどうか

NAME: ポートの名前。コメント的に使用する。デフォルトは「Asyn #」。「#」にはポート番号が入る。ポート名は、SHOW ASYNコマンドで確認できる。

PAGE: 端末の1画面当たり行数を0〜99の範囲で指定する。デフォルトは22。OFFを指定した場合は、ページ単位での一時停止が行われなくなる。

PARITY: 非同期ポートから送信される文字のパリティービットを指定する。デフォルトはNONE(パリティーなし)。

PROMPT: プロンプト文字列。DEFAULTを指定するとデフォルトに戻る。

SECURE: コマンドプロセッサーへのアクセス前にログイン処理が必要かどうかを指定する。デフォルトはON。

SERVICE: 非同期ポートに接続する端末サービスを指定する。あらかじめCREATE SERVICEコマンドでTYPE=INTERACTIVEの端末セッションを定義しておく必要がある。サービスへの割り当てを解除するにはNONEを指定する。DEFAULTSERVパラメーターの項も参照。

SPEED: 非同期ポートの通信速度。AUTOを指定した場合は自動判別する(この場合、ATTENTIONパラメーターの値をBREAKに設定しておく必要がある)。ただし、通信速度が19200bpsを超える場合や非同期ポートにモデムを接続する場合は、通信速度を明示的に指定する必要がある。指定できる通信速度は機種によって異なる。未サポートの速度を指定した場合は、エラーメッセージが表示されコマンドは無視される。デフォルトは9600。

STOPBITS: 非同期ポートから送信される1キャラクターあたりのストップビット数を指定する。デフォルトは1。

TYPE: 非同期ポートに接続する端末の種類。VT100(VT100端末)かDUMB(ダム端末)から選択する。デフォルトはVT100。



端末画面のページング(一時停止)処理を無効にする。
SET ASYN PAGE=0



関連コマンド

RESET ASYN
SET TTY
SHOW ASYN
SHOW SERVICE
SHOW TTY




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