[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:IP / 一般コマンド
SHOW TCP[=tcb]
tcb: TCPコネクション番号
TCPに関する情報を表示する。
パラメーター |
TCP: TCPコネクション番号を指定。SHOW TCPコマンドで表示されるConnection TableのIndex。
入力・出力・画面例 |
|
RTO Algorithm | TCPセグメントの再送時間決定アルゴリズム。vanjはVan Jacobsonのアルゴリズムを示す。 |
RTO Min (ms), RTO Max (ms) | 再送タイマーの最小値と最大値(ミリ秒) |
Maximum connections | サポートするTCPコネクションの最大数 |
Maximum connections since restart | 再起動から通算したサポートするTCPコネクションの最大数 |
Active Opens | アクティブオープン回数 |
Passive Opens | パッシブオープン回数 |
Attempt Fails | TCPコネクションの確立に失敗した回数 |
Established Resets | コネクションをリセットした回数 |
Current Established | 現在確立中のコネクション数 |
In Segs | 受信したTCPセグメント数 |
In Segs Error | 受信したTCPセグメントのうちエラーがあったものの数 |
Out Segs | 送信したTCPセグメント数 |
Out Segs Retran | 再送したTCPセグメント数 |
Out Segs With RST | 送信したTCPセグメントのうち、RSTフラグがオンに設定されていたものの数 |
Connection Tableセクション | TCPコネクションの一覧が表示される。 |
Index | 個々のコネクションを識別するインデックス番号。SHOW TCPコマンド、DELETE TCPコマンドで使用する。 |
Proto | プロトコル。 |
State | TCPコネクションの状態。別表を参照。 |
Local port and address | コネクションのローカル側TCPポート番号とIPアドレス。 |
Remote Port and address | コネクションのリモート側TCPポート番号とIPアドレス。 |
CLOSED | TCP状態遷移図の起点および終点 |
LISTEN | リモートからの接続要求を待ち受けている状態(パッシブオープン) |
SYNSENT | リモート側に接続要求(SYN)を送信した状態(アクティブオープン) |
SYNRECEIVED | リモート側から接続要求(SYN)を受信した状態 |
ESTABLISHED | コネクションが確立している状態。ローカル・リモートの両エンド間に信頼性のある全二重通信路が構築されている状態 |
FINWAIT1 | リモート側に切断要求(FIN)を送信した状態(アクティブクローズ)。これに対し、CLOSEWAITはリモート側から切断要求(FIN)を受信した状態 |
FINWAIT2 | アクティブクローズのため送信した切断要求(FIN)に対して、送達確認(ACK)を受信した状態。リモートエンドからのFIN待ち状態。 |
CLOSEWAIT | リモート側から切断要求(FIN)を受信した状態。 |
LASTACK | リモート側からの切断要求(FIN)に対して送達確認(ACK)を返し、さらにリモート側に切断要求(FIN)を送信した状態。最後の送達確認(ACK)待ちの状態。 |
CLOSING | 同時クローズを実行した状態。両エンドがほぼ同時に切断要求(FIN)を送信し(FINWAIT1状態に遷移)、その後ほぼ同時にFINを受信した状態。 |
TIMEWAIT | アクティブクローズの最終段階として、リモート側からの切断要求(FIN)に対し最後のACKを送信した状態。最後のACKが失われる可能性を考慮して、TIMEWAIT状態の間(2*MSL)、コネクションの情報を保持しておく。この期間がすぎるとCLOSED状態に戻る。 |
TCB | TCPコネクションを識別するインデックス番号 |
Local | ローカル側IPアドレスとTCPポート番号 |
Remote | リモート側IPアドレスとTCPポート番号 |
State | TCPコネクションの状態。FREE、CLOSD、LISTN、SYNSN、SYNRC、ESTAB、FINW1、FINW2、CLOSW、LSTAK、CLOSG、TIMEW、DELETのいずれか。 |
O/P State | 送信キューの状態。IDLE(アイドル状態)、PERST(受信側のウィンドウがクローズされているため、1バイト単位でデータを送信して受信側のウィンドウオープンを促している状態)、TRANS(送信データがある状態)、RETRN(データを再送している状態)がある。 |
SND.UNA | まだACKを受け取っていない最後の送信データのシーケンス番号 |
SND.NXT | 次に送信するデータのシーケンス番号 |
SND.WND | 送信ウィンドウサイズ |
Last Seq | 最後に受信したセグメントのシーケンス番号 |
Last Ack | 最後に受信した送達確認(ACK) |
SendCon | 内部的な輻輳パラメーター |
DataCount | 送信したデータのオクテット数 |
RCV.NXT | 次に受信すると期待されるセグメントのシーケンス番号 |
RCV.WND | 受信ウィンドウサイズ |
SendSrt, Deviation, SendReXmit | Van Jacobsonの再送時間決定アルゴリズムが使用する往復時間(RTT)関連パラメーター。 |
Event | タイマーキューイベント。NONE、SEND(データ送信)、PERSIST(1バイトずつデータを送信。O/P StateがPERST状態のとき)、TRANSMIT(データ再送)、DELETE(TCPコネクションをクリア) |
Time (cs) | イベントの時間(1/100秒) |
Sequence | 再構成待ちフラグメントの最初のシーケンス番号 |
Length | フラグメント長 |
End sequence | フラグメントの最終シーケンス番号 |
関連コマンド |
DELETE TCP
SHOW IP COUNTER
SHOW IP UDP
参考 |
RFC791, INTERNET PROTOCOL
RFC792, INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL
RFC793, TRANSMISSION CONTROL PROTOCOL
RFC950, Internet Standard Subnetting Procedure
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