[index] CentreCOM 9600/8600シリーズ コマンドリファレンス 2.2
カテゴリー:運用・管理 / SNMP
対象機種:8624、9606
CREATE SNMP COMMUNITY=community [ACCESS={READ|WRITE}] [TRAPHOST=ipadd] [MANAGER=ipadd] [OPEN={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}]
community: SNMPコミュニティー名(1〜15文字。大文字小文字を区別する)
ipadd: IPアドレス
SNMPコミュニティーを作成する。
パラメーター |
COMMUNITY: SNMPコミュニティー名
ACCESS: コミュニティーのアクセス権を指定する。READ(デフォルト)は読み出し(get、get-next)のみを許可、WRITEは読み書き両方(get、get-next、set)を許可する。
TRAPHOST: SNMPトラップの送信先ホストを指定する。コミュニティーには複数のトラップホストを指定できるが、CREATE SNMP COMMUNITYコマンドでは1つしか指定できない。複数のトラップホストを使う場合は、コミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYコマンドで追加する。
MANAGER: SNMPオペレーションを許可するホストを指定する。本ルーターは、MANAGERに登録されていないホストからのSNMPリクエストには応答しない。ただし、SNMPコミュニティーのOPENプロパティがYESの場合は、MANAGERパラメーターの設定にかかわらず、すべてのSNMPリクエストに応答する。トラップホスト同様、複数指定する場合はコミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYで追加する。
OPEN: SNMPオペレーションをすべてのホストに開放するかどうかを示す。NO(デフォルト)は、MANAGERパラメーターで指定したホストのみに制限することを示す。YESを指定すると、すべてのSNMPリクエストを受け入れる。ON、YES、TRUEおよびOFF、NO、FALSEはそれぞれ同じ意味。
例 |
■ SNMPコミュニティー「public」を作成する。
CREATE SNMP COMMUNITY=public
■ 書き込み権限のあるSNMPコミュニティー「admins」を作成し、管理ステーション兼トラップホストとして172.20.1.1を指定する。
CREATE SNMP COMMUNITY=admins ACCESS=WRITE MANAGER=172.20.1.1 TRAPHOST=172.20.1.1
備考・注意事項 |
SNMPトラップは、ENABLE SNMP COMMUNITY TRAPコマンドを実行してコミュニティーのトラップ設定を有効にしないと送信されないので注意が必要。
関連コマンド |
ADD SNMP COMMUNITY
DELETE SNMP COMMUNITY
DESTROY SNMP COMMUNITY
DISABLE SNMP
DISABLE SNMP COMMUNITY
DISABLE SNMP COMMUNITY TRAP
ENABLE SNMP
ENABLE SNMP COMMUNITY
ENABLE SNMP COMMUNITY TRAP
SET SNMP COMMUNITY
SHOW SNMP COMMUNITY
参考 |
RFC1157, A Simple Network Management Protocol (SNMP)
RFC1213, Management Information Base for Network Management of TCP/IP-based internets: MIB-II
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