[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9

CREATE SNMP COMMUNITY

カテゴリー:運用・管理 / SNMP


CREATE SNMP COMMUNITY=community [ACCESS={READ|WRITE}] [MANAGER=ipadd[/masklen]] [TRAPHOST=ipadd] [V1TRAPHOST=ipadd] [V2CTRAPHOST=ipadd] [OPEN={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}]

community: SNMPコミュニティー名(1〜15文字。大文字小文字を区別する)
ipadd: IPアドレス
masklen: マスク長(0〜32)


(SNMPv1/v2c)SNMPコミュニティーを作成する。



パラメーター

COMMUNITY: SNMPコミュニティー名

ACCESS: コミュニティーのアクセス権を指定する。READ(デフォルト)は読み出しのみを許可、WRITEは読み書き両方を許可する。

MANAGER: SNMPオペレーションを許可するホストを指定する。マスク長を付加することで範囲指定も可能。本製品は、MANAGERに登録されていないホストからのSNMP要求には応答しない。ただし、SNMPコミュニティーのOPENパラメーターがYESの場合は、MANAGERパラメーターの設定にかかわらず、すべてのSNMP要求に応答する。トラップホスト同様、複数指定する場合はコミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYで追加する。

TRAPHOST: SNMPv1トラップの送信先ホストを指定する。コミュニティーには複数のトラップホストを指定できるが、CREATE SNMP COMMUNITYコマンドでは1つしか指定できない。複数のトラップホストを使う場合は、コミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYコマンドで追加する。

V1TRAPHOST: SNMPv1トラップの送信先ホスト。TRAPHOSTパラメーターと同じ。

V2CTRAPHOST: SNMPv2cトラップの送信先ホスト。ここで指定したホストにはSNMPv2c形式のトラップが送信される。

OPEN: SNMPオペレーションをすべてのホストに開放するかどうかを示す。NO(デフォルト)は、MANAGERパラメーターで指定したホストのみに制限することを示す。YESを指定すると、すべてのSNMP要求を受け入れる。ON、YES、TRUEおよびOFF、NO、FALSEはそれぞれ同じ意味。



SNMPコミュニティー「public」を作成する。
CREATE SNMP COMMUNITY=public

書き込み権限のあるSNMPコミュニティー「admins」を作成し、管理ステーション兼トラップホストとして172.20.1.1を指定する。
CREATE SNMP COMMUNITY=admins ACCESS=WRITE MANAGER=172.20.1.1 TRAPHOST=172.20.1.1



備考・注意事項

SNMPトラップは、ENABLE SNMP COMMUNITY TRAPコマンドを実行してコミュニティーのトラップ設定を有効にしないと送信されないので注意が必要。



関連コマンド

ADD SNMP COMMUNITY
DELETE SNMP COMMUNITY
DESTROY SNMP COMMUNITY
DISABLE SNMP
DISABLE SNMP COMMUNITY
DISABLE SNMP COMMUNITY TRAP
ENABLE SNMP
ENABLE SNMP COMMUNITY
ENABLE SNMP COMMUNITY TRAP
SET SNMP COMMUNITY
SHOW SNMP COMMUNITY




(C) 2003 - 2014 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: J613-M0019-01 Rev.Q