[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9

ADD IP LOCAL

カテゴリー:IP / IPインターフェース


ADD IP LOCAL=1..15 IPADDRESS=ipadd

ipadd: IPアドレス


ローカルIPインターフェース(ループバックインターフェース)を追加する。15個まで作成可能。

ローカルIPインターフェースは、下位層(物理層/データリンク層)との関連を持たない仮想的なIPインターフェース。物理的なインターフェースに割り当てたIPアドレスは、該当インターフェースのリンクダウンにより到達不能になる可能性があるが、ローカルIPインターフェースは下位層の状態に依存しないため、このインターフェースのIPアドレスを広告することで、本製品への到達性を高めることができる。

ローカルIPインターフェースに割り当てたアドレスは、本製品が送信するRIP、OSPF、BGP-4、RADIUS、SNMP、PIM、NTP、Pingパケットなどの始点アドレスとして使用することができる。

本製品自身がIPパケットを送信するとき、始点アドレスは以下の基準にしたがって決定される。

1. コマンドで始点アドレスまたは始点インターフェースを明示的に指定した場合は、そのアドレスが使用される。PINGコマンドのSIPADDRESSパラメーターやADD BGP PEERコマンドのLOCALパラメーターなどがこれに当たる。

2. 1に該当せず、なおかつ、デフォルトローカルIPインターフェース(LOCAL)のIPアドレスが指定されている場合は、そのアドレスが使用される。デフォルトローカルIPインターフェースのアドレスは、SET IP LOCALコマンドで指定する。

3. 1、2のいずれにも該当しない場合は、パケットを送出するインターフェースのIPアドレスが始点アドレスとして使用される。



パラメーター

LOCAL: ローカルIPインターフェース番号

IPADDRESS: IPアドレス



備考・注意事項

デフォルトのローカルIPインターフェースにIPアドレスを設定するには、SET IP LOCALコマンドを使う。このとき、LOCALパラメーターには、値を指定しないかキーワードDEFAULTを指定する。



関連コマンド

ADD IP INTERFACE
ADD RADIUS SERVER
DELETE IP LOCAL
SET IP LOCAL
SET SNMP LOCAL
SHOW IP INTERFACE



参考

RFC791, INTERNET PROTOCOL
RFC792, INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL
RFC950, Internet Standard Subnetting Procedure


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