[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9
カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)
ADD OSPF RANGE=ipadd AREA={BACKBONE|area-number} [MASK=ipadd] [EFFECT={ADVERTISE|DONOTADVERTISE}]
ipadd: IPアドレスまたはネットマスク
area-number: OSPFエリアID(a.b.c.dの形式)
OSPFエリアを構成するネットワークの範囲を定義する。
基本的には直接接続されているネットワークの範囲だけを指定すればよいが、ABRではエリア範囲を広く(短いマスクで)指定することにより、他エリアに通知する経路情報をまとめることができる。
パラメーター |
RANGE: IPネットワークアドレス
AREA: エリアID
MASK: ネットマスク。RANGEパラメーターと組み合わせてエリアに所属するネットワークの範囲を指定する。省略時はRANGEで指定したIPアドレスのクラス(クラスA、B、C)に応じた標準ネットマスクが使用される
EFFECT: 指定したネットワーク範囲をエリア外部に通知するかどうか。エリア境界ルーター(ABR)でのみ有効。ADVERTISEを指定した場合、該当範囲の情報を1つのサマリーLSAとしてエリア外に通知する。DONOTADVERTISEを指定した場合は情報を通知しない。デフォルトはADVERTISE
例 |
■ バックボーンエリアに所属するネットワークの範囲を定義する。ここでは、172.16.0.0〜172.16.255.255と172.17.0.0〜172.17.255.255の範囲を指定している。基本的には直接接続されているネットワークの範囲だけを指定すればよいが、ABRではエリア範囲を広く(短いマスクで)指定することにより、他エリアに通知する経路情報をまとめることができる。
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=BACKBONE
ADD OSPF RANGE=172.17.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=BACKBONE
関連コマンド |
DELETE OSPF RANGE
SET OSPF RANGE
SHOW OSPF RANGE
参考 |
RFC1587, The OSPF NSSA Option
RFC2328, OSPF Version 2
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