[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9
カテゴリー:スイッチング / QoS
CREATE QOS RED=red-id [DESCRIPTION=string]
red-id: REDカーブセット番号(2〜4)
string: 文字列(1〜15文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)
RED(Random Early Detection/Discard)アルゴリズムの動作を規定するREDカーブセットを作成する。
本製品のスイッチポートは各々8個の送信キューを持っている。通常は、キューがあふれると超過分のパケットを破棄する(Tail-dropアルゴリズム)。
これに対し、RED(Random Early Detection/Discard)は、キュー長が制限に達しないうちに、徐々にパケット破棄率を高くしていくことで、輻輳回避やより細やかな帯域制御を実現するアルゴリズム。
REDの設定は、キュー長とパケット破棄率の関係を示す「REDカーブ」を定義することによって行う。本コマンドでは、REDカーブの集合である「REDカーブセット」を作成する。作成直後のREDカーブセットに含まれるREDカーブはデフォルト値を持つので、これを変更するにはSET QOS REDコマンドを使う。詳細は解説編を参照のこと。
実際にREDを使用するには、SET QOS PORTコマンドのREDパラメーターでスイッチポートにREDカーブセットを割り当てる必要がある。REDパラメーターにNONE(デフォルト値)を指定した場合は、Tail-drop動作となる。
なお、デフォルトのREDカーブセット「1」の設定の一部は、Tail-dropにも使用される(STOP1、STOP2、STOP3パラメーターが、それぞれ帯域クラス1、2、3の最大キュー長を示す)。
パラメーター |
RED: REDカーブセット番号。1はデフォルトのREDカーブセットが使っているため指定できない
DESCRIPTION: REDカーブセットの説明(メモとして使う)
例 |
■ REDカーブセット「2」を作成する。
CREATE QOS RED=2 DESCRIPTION="Sample RED curve set"
関連コマンド |
DESTROY QOS RED
SET QOS PORT
SET QOS RED
SHOW QOS RED
(C) 2004 - 2014 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M0021-12 Rev.M