[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9

SET QOS PORT

カテゴリー:スイッチング / QoS


SET QOS PORT={port-list|ALL} [POLICY={qos-id|NONE}] [DEFAULTQUEUE=0..7] [FORCEDEFQUEUE={YES|NO}] [RED={red-id|NONE}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
qos-id: QoSポリシー番号(0〜255)
red-id: REDカーブセット番号(1〜4)


指定ポートで受信したパケットに対するQoSの適用方法を指定する。また、指定ポートの送信キューで使用する輻輳回避アルゴリズムを指定する。

本コマンドでは、受信パケットに適用するQoSポリシーの指定をはじめ、タグなしパケットに割り当てるデフォルトの送信キューや、キューイング時に適用する輻輳回避アルゴリズムの指定などができる。



パラメーター

PORT: スイッチポート番号

POLICY: QoSポリシー番号。該当ポートで受信したパケットに対しては、本パラメーターで指定したQoSポリシーが適用される。NONEを指定した場合、該当ポートにはQoSポリシーを割り当てない(割り当てを解除する)。

DEFAULTQUEUE: 該当ポートで受信したタグなしパケットに割り当てるデフォルトの送信キュー。プレマーキング、リマーキングステージで送信キューが変更されなかった場合、該当パケットはここで指定されたキューから送信される。デフォルトは2。

FORCEDEFQUEUE: DEFAULTQUEUEパラメーターの設定をすべての受信パケットに適用するかどうか。YESを指定した場合、タグの有無に関わらず、すべての受信パケットにDEFAULTQUEUEパラメーターで指定した送信キューを割り当てる。NOを指定した場合は、タグなしパケットにだけDEFAULTQUEUEを割り当て、タグ付きパケットの送信キューはSET QOS PRIO2QUEUEMAPコマンドの設定内容に基づいて決定する。デフォルトはNO。

RED: REDカーブセット番号。パケットを該当ポートの送信キューに格納する際に、どのような輻輳回避アルゴリズムを適用するかを指定する。NONEを指定した場合は、最大キュー長を超えたパケットを単純に破棄するTail-dropアルゴリズムを使用する(最大キュー長はデフォルトのREDカーブセット「1」のSTOP1、STOP2、STOP3パラメーターによって指定する)。REDカーブセット番号を指定した場合は、指定したセットの設定に基づいてREDアルゴリズムを適用する。パケット受信時の動作を規定する他のパラメーターとは異なり、本パラメーターはPORTで指定したポートからパケットを送信するときの動作を指定するものなので注意。



スイッチポート1にQoSポリシー1を割り当てる。
SET QOS PORT=1 POLICY=1

すべてのスイッチポートに対し、受信したタグなしパケットのデフォルト送信キューを0番に設定する。
SET QOS PORT=ALL DEFAULTQUEUE=0

スイッチポート1-8から送信するパケットに対し、REDカーブセット「3」に基づくREDアルゴリズムを適用する。
SET QOS PORT=1-8 RED=3



備考・注意事項

トランクグループにQoSポリシーを割り当てるときは、いずれかの所属ポートにポリシーを適用すればよい。



関連コマンド

SHOW QOS POLICY
SHOW QOS PORT




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