[index] CentreCOM 9424T/SP-E、9424Ts/XP-E コマンドリファレンス 2.4
カテゴリー:スパニングツリープロトコル / Multiple STP
SET MSTP [FORCEVERSION={STPCONPATIBLE|FORCESTPCOMPATIBLE|NORMALMSTP}] [FORWARDDELAY=4..30] [HELLOTIME=1..10] [MAXAGE=6..40] [MAXHOP=1..40] [CONFIGNAME=string] [REVISIONLEVEL=0..255] [DEFAULT]
string: 文字列(1〜32文字。英数字が使用可能。大文字小文字を区別する。)
マルチプルスパニングツリーのパラメーターを変更する。
パラメーター |
FORCEVERSION: Multiple STPの動作モード。NORMALMSTP(MSTP BPDUを使う)、STPCONPATIBLE/FORCESTPCOMPATIBLE(MSTPの設定を使用するが、STP BPDUを使う)から選択する。デフォルトは、NORMALMSTP。
FORWARDDELAY: STP compatibleモードで使用する。フォワードディレイタイム。ネットワーク構成の変更後に、ルートブリッジ内のポートがディスカーディングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの最大時間(秒)を示す。有効範囲は4〜30秒。デフォルトは15秒。
HELLOTIME: ハロータイム。ルートブリッジがBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を送信する間隔(秒)。有効範囲は1〜10秒。デフォルトは2秒。
MAXAGE: ネットワーク内に、STPまたはRapid STPで動作するスイッチがある場合に使用する。最大エージタイム。ルートブリッジからBPDUが届かなくなったことを認識するまでの時間(秒)。この時間内にBPDUを受信できなかった場合、STPD内の各ブリッジはスパニングツリーの再構成を開始する。2×(HELLOTIME + 1) 以上、かつ、2× (FORWARDDELAY - 1) 以下でなくてはならない。有効範囲は6〜40秒。デフォルトは20秒。
MAXHOP: BPDUがMSTPブリッジを抜けるごとにカウントダウンされる、BPDUの寿命カウンター。有効範囲は1〜40。デフォルトは20。
CONFIGNAME: MSTリージョンに与える名前。同一リージョンに所属させたい装置には、同じ名前を指定する。
REVISIONLEVEL: MSTリージョン設定のレビジョン。有効範囲は、0〜255。同一リージョンに所属させたい装置には、同じ数値を指定する。
DEFAULT: Multiple STPの設定をデフォルト状態に戻す。他のパラメーターと同時に指定することはできない。Multiple STPが無効の場合にのみ使用可能。PURGE MSTPコマンドと同じ機能。
例 |
■ MSTPのパラメーターをデフォルト値に戻す。
SET MSTP DEFAULT
備考・注意事項 |
・CONFIGNAMEパラメーターに"NONE"を指定して実行すると、NONEという名前が設定されずに、CONFIGNAMEパラメーターに指定されていた文字列が削除される(NONEを指定した場合と同じ結果になる)。
関連コマンド |
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