[index] CentreCOM 9424T/SP-E、9424Ts/XP-E コマンドリファレンス 2.4

SET MSTP PORT

カテゴリー:スパニングツリープロトコル / Multiple STP


SET MSTP PORT={port-list|ALL} [EXTPORTCOST={AUTO|0..200,000,000}] [EDGEPORT={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}] [{PTP|POINTTOPOINT}={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE|AUTOUPDATE}] [MIGRATIONCHECK={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}]



SET MSTP PORT={port-list|ALL} [INTPORTCOST={AUTO|0..200,000,000}] [PORTPRIORITY=0..15] [STPID={ALL|0..15}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)


指定したマルチプルスパニングツリーのポートのスパニングツリーパラメーターを変更する。



パラメーター

PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる。

EXTPORTCOST: トポロジー形成で使用されるポートコスト。有効範囲は、1〜200000000。

INTPORTCOST: MSTリージョン内でのトポロジー形成で使用されるポートコスト。有効範囲は、1〜200000000。AUTO(Auto-Detect(該当ポートの通信速度に従い、自動的に値を設定)。通信速度ごとのデフォルト値と推奨範囲は別表を参照のこと。

PORTPRIORITY: MSTリージョン内のトポロジー形成で使用されるポートプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートポートになる可能性が高くなる。設定できる値の範囲は0〜15。実際に使用する値は、設定値×16で、本製品でのポートプライオリティーの範囲は0〜240。設定できる値とプライオリティー値の対応は下記の表参照。デフォルトは8(128)。

EDGEPORT: 該当ポートがエッジポートかどうかを指定する。エッジポートとは、他のブリッジが存在しない末端(エッジ)のLANに接続されているポートのこと。ただし、EDGEPORT=YESを指定した場合でも、同ポートでRSTP BPDUを受信した場合はエッジポートとしては扱われなくなる。デフォルトはNO。

PTP/POINTTOPOINT: 該当ポートが他のブリッジとポイントツーポイントで接続されているかどうかを指定する。AUTOUPDATEを指定した場合は、本製品が自動判別する。デフォルトはAUTOUPDATE。

MIGRATIONCHECK: 該当ポートでSTP BPDUを受信した場合に、MSTPからSTPに変更するためのチェック。YESを指定するとチェックを行う。デフォルトはYES。

STPID: 有効範囲は、1〜15。デフォルトは0またはALL。



表 1:パスコストの推奨範囲とデフォルト値
通信速度
推奨範囲
デフォルト値
10Mbps 200000〜2000000 2000000
100Mbps 20000〜200000 200000
1000Mbps 2000〜20000 20000

表 2:PRIORITYの設定値とポートプライオリティーの対応
設定値
ポートプライオリティーの値
0 0
1 16
2 32
3 48
4 64
5 80
6 96
7 112
8 128
9 144
10 160
11 176
12 192
13 208
14 224
15 240



備考・注意事項

・MIGRATIONCHECKの設定は、設定ファイルに保存されない。



関連コマンド

PURGE RSTP
SET RSTP
SHOW RSTP




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