[index] CentreCOM 9424T コマンドリファレンス 2.11

CREATE SNMP COMMUNITY

カテゴリー:運用・管理 / SNMP


CREATE SNMP COMMUNITY=community [ACCESS={READ|WRITE}] [TRAPHOST=ipadd] [MANAGER=ipadd] [OPEN={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}]

community: SNMPコミュニティー名(1〜32文字。英数字が使用可能。大文字・小文字を区別する。”(ダブルクォート)、[](スクエアブラケット)、\(バックスラッシュ、円マーク)、半角スペースは使用できない)
ipadd: IPアドレス


SNMPコミュニティーを作成する。



パラメーター

COMMUNITY: SNMPコミュニティー名。

ACCESS: コミュニティーのアクセス権を指定する。READ(デフォルト)は読み出し(get、get-next)のみを許可、WRITEは読み書き両方(get、get-next、set)を許可する。

TRAPHOST: SNMPv2cトラップの送信先ホストを指定する。ここで指定したホストには、SNMPv2c形式のトラップが送信される。コミュニティーには複数のトラップホストを指定できるが、CREATE SNMP COMMUNITYコマンドでは1つしか指定できない。複数のトラップホストを使う場合は、コミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYコマンドで追加する。

MANAGER: SNMPオペレーションを許可するホストを指定する。本エージェントは、MANAGERに登録されていないホストからのSNMPリクエストには応答しない。ただし、SNMPコミュニティーのOPENプロパティがYESの場合は、MANAGERパラメーターの設定にかかわらず、すべてのSNMPリクエストに応答する。トラップホスト同様、複数指定する場合はコミュニティー作成後にADD SNMP COMMUNITYコマンドで追加する。

OPEN: SNMPオペレーションをすべてのホストに開放するかどうかを示す。NO(デフォルト)は、MANAGERパラメーターで指定したホストのみに制限することを示す。YESを指定すると、すべてのSNMPリクエストを受け入れる。ON、YES、TRUEおよびOFF、NO、FALSEはそれぞれ同じ意味。



SNMPコミュニティー「public」を作成する。
CREATE SNMP COMMUNITY=public

書き込み権限のあるSNMPコミュニティー「admins」を作成し、管理ステーション兼トラップホストとして172.20.1.1を指定する。
CREATE SNMP COMMUNITY=admins ACCESS=WRITE MANAGER=172.20.1.1 TRAPHOST=172.20.1.1



関連コマンド

ADD SNMP COMMUNITY
DELETE SNMP COMMUNITY
DESTROY SNMP COMMUNITY
DISABLE SNMP
DISABLE SNMP COMMUNITY
ENABLE SNMP
ENABLE SNMP COMMUNITY
SET SNMP COMMUNITY
SHOW SNMP COMMUNITY



参考

RFC1157, A Simple Network Management Protocol (SNMP)
RFC1213, Management Information Base for Network Management of TCP/IP-based internets: MIB-II


(C) 2009-2010 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001210 Rev.C