[index] CentreCOM 9424T コマンドリファレンス 2.11

運用・管理/SNTP


  - 基本設定


SNTP(Simple Network Time Protocol)を利用すると、ネットワーク上のSNTPサーバーから時刻情報を取得し、システムの時計を常に正確にあわせておくことができます。ログなどの記録日時を正確に保つためにも、SNTPの利用をおすすめします。

SNTPプロトコルは、NTPプロトコルをベースに、クライアントの時刻合わせ用途に向けて軽量化したプロトコルですので、本製品では、SNTPサーバーとNTPサーバーのどちらにも対応します。

 

基本設定

SNTPを使用するために最低限必要な設定を示します。ここでは次のような構成のネットワークを想定しています。IPの設定は終わっているものとします。

表 1
SNTPサーバーのIPアドレス 192.168.10.5
タイムゾーン(UTCからのオフセット) JST(+9:00:00)


  1. SNTPモジュールを有効にします。


  2. SNTP サーバーのIPアドレスを指定します。サーバーは1つしか設定できません。ADD SNTP PEERコマンドを使います。


  3. タイムゾーン(UTCからのオフセット)を設定します。SNTPから得られる時刻情報はUTC(協定世界時)なので、必ずオフセットを指定してください。SET SNTPコマンドを使います。日本標準時(JST)はUTCより9時間進んでいるので、次のように指定します。


基本設定は以上です。

これにより、定期的にSNTPサーバーに問い合わせを行い、システムの時計が自動的に調整されるようになります。


■ 現在時刻はSHOW TIMEコマンドで確認します。



■ SNTPに関する情報はSHOW SNTPコマンドで確認します。









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