[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1
カテゴリー:運用・管理 / 認証サーバー
ADD RADIUS SERVER=ipadd SECRET=secret [PORT=port] [ACCPORT=port] [LOCAL={NONE|1..15}]
ipadd: IPアドレス
secret: 共有パスワード(1〜63文字。英数字とアンダースコア、スペースを使用可能。大文字小文字を区別する。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)
port: UDPポート番号(0〜65535)
認証サーバーリストにRADIUS(Remote Authentication Dial In User Server)サーバーを追加する。
パラメーター |
SERVER: RADIUSサーバーのIPアドレス。
SECRET: RADIUSサーバーとの通信に使う共有パスワード。
PORT: RADIUSサーバーの認証用UDPポート番号。0を指定した場合は、RADIUSサーバーのアカウンティング機能だけを利用し、認証機能は使わない。省略時はデフォルトの1645番を使う。
ACCPORT: RADIUSサーバーのアカウンティング用UDPポート番号。0を指定した場合は、RADIUSサーバーの認証機能だけを利用し、アカウンティング機能は使わない。省略時はデフォルトの1646番を使う。
LOCAL: 本RADIUSサーバーとの通信に使用するローカルIPインターフェースの番号。ローカルIPインターフェースを指定した場合、本RADIUSサーバー宛て要求パケットの始点IPアドレスとして、指定したローカルIPインターフェースのIPアドレスが使用される。また、NAS-IP-Address属性の値にも、ローカルIPインターフェースのIPアドレスが使用される。省略時はNONE(ローカルIPインターフェースを使用しない。この場合、要求パケットの始点IPアドレスはシステムが決める)。
例 |
■ 認証サーバーリストにRADIUSサーバー192.168.10.5を追加する。認証ポートは1812/UDP、アカウンティングポートは1813/UDP。パスワードは「pOR8Gd」。
ADD RADIUS SERVER=192.168.10.5 PORT=1812 ACCPORT=1813 SECRET=pOR8Gd
■ RADIUSサーバーのアカウンティング機能だけを使用する場合は、PORTパラメーターに0を指定する。
ADD RADIUS SERVER=192.168.10.5 PORT=0 ACCPORT=1813 SECRET=pOR8Gd
備考・注意事項 |
RFC2865、RFC2866ではポート番号1812、1813をRADIUSに割り当てている。これらのポートを使うサーバーを利用するには、PORT、ACCPORTパラメーターを指定すること。
RADIUSサーバーの登録は3台までサポート(4台以上登録した場合の動作はサポート対象外)。
RADIUSサーバーが複数登録されている場合は、登録された順序でサーバーに要求を送信する(最初のサーバーが無応答なら、次のサーバーに要求を送信)。なお、次のサーバーに移るのは、前のサーバーが無応答だったときだけである点に注意。いずれかのサーバーからAccess-Rejectが返ってきた場合は、その時点でRADIUS認証失敗となり、次のサーバーには要求を送信しない。
関連コマンド |
ADD IP LOCAL
DELETE RADIUS SERVER
SET RADIUS
SHOW IP INTERFACE
SHOW RADIUS
参考 |
RFC2865, Remote Authentication Dial In User Service (RADIUS)
RFC2866, RADIUS Accounting
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