[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1
- 物理デバイス - NVS - フラッシュメモリー - ファイルシステム - ファイル名 - ワイルドカード - ファイルの操作
物理デバイス |
NVS |
SHOW NVS ↓
フラッシュメモリー |
SHOW FLASH ↓
ファイルシステム |
ファイル名 |
[device:]filename.ext
device | デバイス名。flash(フラッシュメモリー)、nvs(NVS)のいずれか。大文字・小文字の区別はありません。省略時はflashを指定したことになります |
filename | ファイル名(ベース名)。文字数は「filename.ext」(ファイル名、ピリオド、拡張子)全体で1〜32文字。大文字・小文字の区別はありません |
ext | 拡張子。文字数は「filename.ext」(ファイル名、ピリオド、拡張子)全体で1〜32文字。大文字・小文字の区別はありません |
Note - 半角記号 " * / : < > ? \ | は使用できません。
Note - コマンド中で名前に半角空白か等号(=)を含むファイルを指定する場合は、ファイル名全体をダブルクォート(")で囲んでください。
Note - 「ピリオドだけ」をファイル名(ベース名)とするファイルを作成した場合(例:..cfg)、該当ファイルをDELETE FILEコマンドで削除できなくなりますのでご注意ください。
Note - 半角記号 " * . / : < > ? \ | は使用できません。
pkg | ファームウェアパッケージファイル |
bin | ブートローダーイメージファイル。システムの起動に必要なファイルです。絶対に削除しないでください |
core | コアダンプファイル |
cfg | 設定スクリプトファイル。システムの設定情報を保存します。scpとの間に明確な区別はありませんが、慣例として設定内容を保存するスクリプトにはcfgを使います |
scp | 実行スクリプトファイル。cfgとの間に明確な区別はありませんが、慣例としてトリガースクリプトやバッチファイル的なスクリプトにはscpを使います |
hlp | オンラインヘルプファイル。SET INSTALLコマンドのHELPパラメーターで設定し、HELPコマンドで閲覧します |
lic | ライセンスファイル。ファームウェア(パッケージ)や追加機能(フィーチャー)のライセンス情報を格納しているファイルです。絶対に削除しないでください |
ins | 起動時に読み込むファームウェアや設定ファイルの情報を格納しているファイルです |
dhc | DHCPサーバーの設定情報ファイルです。DHCPサーバーに関する設定を行うと自動的に作成されます |
txt | プレーンテキストファイル |
boot.cfg | デフォルトの起動スクリプトファイル。SET CONFIGコマンドで起動スクリプトが設定されていない(none)ときは、本ファイルが存在していれば起動時に自動実行されます。起動スクリプトが設定されている場合は、設定されているファイルが実行されます。 |
config.ins | 起動時に読み込む設定スクリプト(起動スクリプト)ファイルの情報を保存しているファイル。SET CONFIGコマンドを実行すると作成(上書き)されます。削除しないようご注意ください。 |
prefer.ins | 起動時にロードするファームウェアファイルの情報を保存しています。削除しないようご注意ください。 |
enabled.sec | セキュリティーモードへの移行時に自動作成されるファイル。システムに対し、起動時にセキュリティーモードへ移行すべきことを示すファイルです。 |
base_pkg.lic | ファームウェアライセンスファイル。ファームウェア(パッケージ)のライセンス情報を持つファイルです。削除しないようご注意ください。 |
feature.lic | フィーチャーライセンスファイル。追加機能(フィーチャー)のライセンス情報を持つファイルです。削除しないようご注意ください。 |
login.txt | Welcomeメッセージ(ログインバナー)ファイル。本ファイルが存在している場合、ログインプロンプトの前に本ファイルの内容が表示されます。 |
autoexec.scp | Userログイン時自動実行スクリプトファイル。本ファイルが存在している場合、Userレベルのユーザーがログインした直後に本ファイルの内容が自動的に実行されます。Managerレベル、Security Officerレベルのユーザーがログインしたときには実行されません。 |
snmpengn.sec | SNMPv3用の設定情報保存ファイル。SET SNMP ENGINEIDコマンドやENABLE SNMPコマンドを実行すると作成(上書き)されます。削除しないようご注意ください。 |
Note - NVS、フラッシュメモリー上のファイルシステムには、ディレクトリー(フォルダー)の概念はありません。
ワイルドカード |
デバイス(device:)の指定においては | 単独で「任意のデバイス」を示す。単独以外の使い方はできない | 使用できない |
ベース名(filename)の指定においては | 単独で「任意のベース名」を示す。通常の文字列または縦棒と組み合わせた場合は「前方一致」の指定となる(単独でない場合、アスタリスクはベース名の末尾にのみ置くことができる) | 「任意の一文字」を示す |
拡張子(ext)の指定においては | 単独で「任意の拡張子」を示す。通常の文字列または縦棒と組み合わせた場合は「前方一致」の指定となる(単独でない場合、アスタリスクは拡張子の末尾にのみ置くことができる) | 「任意の一文字」を示す |
*:*.pkg
flash:*.txt
または
*.txt
nvs:*.scp
flash:a*.cfg
または
a*.cfg
Note - 後方一致(*base.cfg)や中間一致(*foo*.cfg)は使えません。
|||z.*
ファイルの操作 |
SHOW FILE ↓
SHOW FILE=*.scp ↓
SHOW FILE=mitai.cfg ↓
DELETE FILE=iranai.cfg ↓
DELETE FILE=*.txt ↓
Note - config.ins、prefer.ins、base_pkg.lic、feature.licは、システムの動作に必要なファイルです。誤って削除しないようご注意ください。
Note - ワイルドカードを使ってファイルを削除するときは、必要なファイルまで削除してしまわないよう十分にご注意ください。
Note - 削除したファイルを元に戻すことはできません。ファイル操作時は十分注意を払ってください。
COPY current.cfg backup.cfg ↓
RENAME old.scp new.scp ↓
EDIT myscript.scp ↓
LOAD FILE=long.scp SERVER=192.168.1.11 DEST=flash ↓
UPLOAD FILE=taisetsu.cfg SERVER=192.168.1.11 ↓
Note - TFTPサーバーの実装(UNIX系OSのtftpdなど)によっては、サーバー上にあらかじめファイルを作成しておかないとファイルのアップロードができないものがあります。これは、ファイルの新規作成に失敗するためです。このような場合は、サーバー上で空のファイルを作成し、すべてのユーザーに書き込み権限を与えてからアップロードしてみてください。
UNxXOS[1]# cd /tftpboot UNxXOS[2]# touch karappo.cfg UNxXOS[3]# chmod 666 karappo.cfg |
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