[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1

運用・管理/ファームウェア


  - ファームウェアの配布形態
  - ファームウェアの有効化
  - インストール(ファームウェア構成)情報
  - フィーチャー(追加機能)ライセンス


本製品のファームウェアについて説明します。

 

ファームウェアの配布形態

本製品のファームウェアは、拡張子「.pkg」を持つパッケージファイルの形で配布されます。パッケージファイルのバージョンは「x.y.z-mm」の形式で表されます。

本製品のパッケージファイルは「AT9924s_xyz-mm.pkg」というファイル名で提供されます。「AT9924s」は適用機種を表します。「xyz-mm」は前述したバージョンからピリオドを除いたものです。拡張子「.pkg」はパッケージファイルであることを示します。

Note - 先頭の「AT」は付かないこともあります。

 

ファームウェアの有効化

ファームウェアを使用するためにはライセンスが必要です。パッケージファイルをフラッシュメモリーにダウンロードしても、ライセンス情報を入力して有効化するまでは使用できません。

ファームウェアを有効化するには、ライセンスパスワードとバージョン番号の情報が必要です。

■ ファームウェアの有効化にはENABLE BASEPACKAGEコマンドを使います。ここではバージョン番号として「3.0.2」を、パスワードとして「a689E8113492」を入力するよう指示されたものとします。


Note - バージョンアップ時には、バージョン番号の「x.y」部分が変更されない限り、パスワードの入力を省略できます。たとえば、バージョン3.0.2-01から3.0.2-06へのバージョンアップでは、「x.y」部分がともに「3.0」なので、バージョン3.0.2-06のファームウェアを有効化する際に、PASSWORDパラメーターを省略できます。ただし、ENABLE BASEPACKAGEコマンド自体は実行する必要がありますのでご注意ください(ライセンスパスワードなしでファームウェアの有効化ができる、という意味です)。

■ ファームウェアライセンスの情報はSHOW SYSTEM LICENCEコマンドで見ることができます。


 

インストール(ファームウェア構成)情報

起動時にロードすべきファームウェア(パッケージファイル)とヘルプファイルは、「インストール」情報としてシステムに保存されています。

インストール情報には以下の3種類があります。

表 1
TEMPORARY 一度しか使用されないテスト用インストール情報
PREFERRED 通常使用するインストール情報
FALLBACK 緊急時に使用するインストール情報。最小構成のファームウェアから起動する


■ 起動時に使用するファームウェア(パッケージファイル)はSET INSTALLコマンドで設定します。同コマンドではヘルプファイルも同時に指定できます。


■ インストール情報を削除するにはDELETE INSTALLコマンドを使います。


■ インストールの設定情報を確認するにはSHOW INSTALLコマンドを使います。


 

フィーチャー(追加機能)ライセンス

本製品では、付加的な機能をライセンス制で提供しています。これらの追加機能を使用するためには、フィーチャーライセンスを購入し、ライセンスを有効化する必要があります。詳細については、ライセンス付属の文書をご覧ください。

■ フィーチャーライセンスを有効化するには、ENABLE FEATUREコマンドを使います。


■ 現在有効化されているフィーチャーの一覧はSHOW FEATUREコマンドで確認できます。








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