[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.3.1

wrr-queue egress-rate-limit

モード: インターフェースモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-if)# wrr-queue egress-rate-limit BANDWIDTH queues QUEUELIST

(config-if)# no wrr-queue egress-rate-limit queues QUEUELIST


対象スイッチポートの指定した送信キューに対して、送信レート上限値を設定する(キューシェーピングの設定)。
no形式で実行した場合は送信レート上限値の設定を削除する。


パラメーター

BANDWIDTH 送信レート上限値。次のいずれかの形式で指定する。単位文字は大文字小文字を区別しない
<1-41943040> 単位を付けないときはKbps。「k」を後置しても同じ。10Gポートの最大値は10485760
<1m-40960m> 「m」を後置したときはMbps。10Gポートの最大値は10240m
<1g-40g> 「g」を後置したときはGbps。10Gポートの最大値は10g
QUEUELIST := {<0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7>}
送信キュー番号のリスト。スペース区切りで複数指定が可能


使用例

■ ポート1.0.13の送信キュー0〜2(厳密にはUQ0, UQ1+MQ0, UQ2)の送信レートをそれぞれ1Gbpsに制限する。

awplus(config)# interface port1.0.13
awplus(config-if)# wrr-queue egress-rate-limit 1g queues 0 1 2


■ ポート1.0.13の送信キュー0〜2(厳密にはUQ0, UQ1+MQ0, UQ2)の送信レート制限を解除する。

awplus(config)# interface port1.0.13
awplus(config-if)# no wrr-queue egress-rate-limit queues 0 1 2


注意・補足事項

■ 本コマンドは、QoS機能が無効だと実行できない(初期設定は有効。有効・無効はmls qos enableコマンドで制御)。

■ 本コマンドで指定する送信キュー番号は、ユニキャストパケット用の送信キュー(UQ0〜UQ7)の番号。フラッディングパケット用の送信キュー(MQ0〜MQ3)を明示的に指定することはできないが、UQ1、UQ3、UQ5、UQ7の指定は、実際にはUQ1+MQ0、UQ3+MQ1、UQ5+MQ2、UQ7+MQ3に対する指定となる。詳細は「トラフィック制御」/「Quality of Service」を参照。

■ 指定した上限値が8Kbpsの倍数でない場合は、指定値よりも大きい直近の倍数に丸められる。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- wrr-queue egress-rate-limit(インターフェースモード)


関連コマンド

egress-rate-limit(インターフェースモード)
mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
show mls qos interface(特権EXECモード)



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