[index] CentreCOM FS900Mシリーズ コマンドリファレンス 1.6.0
カテゴリー:スイッチング
CREATE EPSR=epsrname MODE={AWARE|TRANSIT} CONTROLVLAN={vlan-name|1..4094} [DELETEMCAST]
epsrname: EPSRドメイン名(1〜15文字。英数字とハイフン[-]、アンダーバー[ _ ]、ピリオド[ . ]、開始丸かっこ[(]、終了丸かっこ[)]が使用可能。ただし、「ALL」は指定できない。大文字小文字を区別しない)
vlan-name: VLAN名
EPSRドメインを作成する。
本コマンド実行時は、次のルールが適用される。
・1台のスイッチ上に作成できるEPSRドメインは最大8個
・コントロールVLANの所属ポートはちょうど2ポートでなくてはならない(ただし、トランクグループは全体で1ポートと見なす)。また、これらのポートはタグ付き設定でなくてはならない。
・データVLAN、コントロールVLANを問わず、他のEPSRドメインに追加されているVLANはコントロールVLANとして指定できない
・トランクポートは、グループ内のポートが1つでもリンクアップしていれば全体としてリンクアップのステータスとなる。
・スパニングツリープロトコル(STP/RSTP)、ポートセキュリティー、ポート認証が有効なポートが所属するVLANはコントロールVLANに指定できない。
パラメーター |
EPSR: EPSRドメイン名
MODE: EPSRドメインにおける役割。 AWARE(アウェア機能を持つトランジットノード)とTRANSIT(通常のアウェア機能に加え”プリフォワーディング状態での障害回復ポートのブロッキング”および”トラップ送信機能”を行い「フル実装」と同等の動作を行うトランジットノード)から選択する。
CONTROLVLAN: コントロールVLAN。VLAN名またはVLAN ID(VID)で指定する。
DELETEMCAST: リングトポロジーチェンジが発生した場合、IGMP Snooping/MLD Snoopingで使用するマルチキャストアドレスをFDBから削除する。このパラメーターを指定しない場合、FDBからマルチキャストエントリーを削除しない。ただし、MLDマルチキャストアドレスが手動で登録されている場合は、このパラメーターを指定した場合でも削除しない。
入力・出力・画面例 |
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例 |
■ EPSRドメイン「blue」を作成し、アウェア機能を持つトランジットノードとして動作するよう設定する。コントロールVLANにはVLAN「blue_control」を指定する。
CREATE EPSR=blue MODE=AWARE CONTROLVLAN=blue_control
備考・注意事項 |
・EPSRが使用するスイッチポートでは、自動的にイングレスフィルタリング(ENABLE SWITCH INFILTERINGコマンド)が有効になる。同パラメーターは、EPSRドメインを削除して該当ポートをEPSRで使用されないようにするまで変更できない。
・コントロールVLANにはIPアドレスの設定などを行わないこと(コントロールVLANはリングを構成・制御するためだけに存在する)。
関連コマンド |
ADD EPSR DATAVLAN
DELETE EPSR DATAVLAN
DESTROY EPSR
DISABLE EPSR
ENABLE EPSR
PURGE EPSR
SHOW EPSR
SHOW EPSR COUNTER
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