[index] CentreCOM FS900Mシリーズ コマンドリファレンス 1.6.0
カテゴリー:スパニングツリープロトコル
SET STP [RSTPTYPE={STPCOMPATIBLE|NORMAL}] [FORWARDDELAY=4..30] [HELLOTIME=1..10] [MAXAGE=6..40] [PRIORITY=0..61440] [DEFAULT]
ラピッドスパニングツリードメインのブリッジ設定、スパニングツリーパラメーターを変更する
パラメーター |
RSTPTYPE: Rapid STPの動作モード。NORMAL(RSTP BPDUを使う)、STPCOMPATIBLE(RSTPの設定を使用するが、STP BPDUを使う)から選択する。デフォルトは、NORMAL
FORWARDDELAY: フォワードディレイタイム。ネットワーク構成の変更後に、ルートブリッジ内のポートがディスカーディングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの最大時間(秒)を示す。有効範囲は4〜30秒。デフォルトは15秒
HELLOTIME: ハロータイム。ルートブリッジがBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を送信する間隔(秒)。有効範囲は1〜10秒。デフォルトは2秒
MAXAGE: 最大エージタイム。ルートブリッジからBPDUが届かなくなったことを認識するまでの時間(秒)。この時間内にBPDUを受信できなかった場合、STPD内の各ブリッジはスパニングツリーの再構成を開始する。2×(HELLOTIME + 1)以上、かつ、2× (FORWARDDELAY - 1) 以下でなくてはならない。有効範囲は6〜40秒。デフォルトは20秒
PRIORITY: ブリッジプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートブリッジになる可能性が高くなる。4096の倍数で指定する(4096の倍数でない値を指定したときは、指定値より小さい直近の倍数に変換される)。設定できる値の範囲は0〜61440。デフォルトは32768
DEFAULT: Rapid STPの設定をデフォルト状態に戻す。他のパラメーターと同時に指定することはできない。Rapid STPが無効の場合にのみ使用可能。PURGE STPコマンドと同じ機能
入力・出力・画面例 |
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例 |
■ Rapid STPの動作モードをSTP互換モードへ変更する
SET STP RSTPTYPE=STPCOMPATIBLE
備考・注意事項 |
・RSTPTYPE、FORWARDDELAY、HELLOTIME、MAXAGE、PRIORITY、DEFAULTのうちいずれかは必ず指定しなければならない。
関連コマンド |
DISABLE STP
ENABLE STP
PURGE STP
SET STP PORT
SHOW STP
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