[index] CentreCOM FS900Mシリーズ コマンドリファレンス 1.6.0
カテゴリー:スパニングツリープロトコル
SET STP PORT={port-list|ALL} [PORTPRIORITY=0..240] [PATHCOST={AUTO|1..200000000}] [EDGEPORT={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}] [PTP={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE|AUTO}] [MIGRATIONCHECK={YES|ON|TRUE}]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン[-]、カンマ[ , ]を使った複数指定も可能)
指定したラピッドスパニングツリードメインのポートのスパニングツリーパラメーターを変更する
パラメーター |
PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる
PORTPRIORITY: ポートプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートポートになる可能性が高くなる。16の倍数で指定する(16の倍数でない値を指定したときは、指定値より小さい直近の倍数に変換される)。設定できる値の範囲は0〜240。デフォルトは128。トランクポートの場合デフォルトは64となる
PATHCOST: パスコスト。該当ポートを通過する際のコストを示すもので、一般的にはポートの通信速度に応じて設定する。有効範囲は、1〜200000000。デフォルトはAUTO(Auto-Detect(該当ポートの通信速度に従い、自動的に値を設定))。通信速度ごとのデフォルト値と推奨範囲は後述の表を参照のこと。トランクポートの場合、通信速度に関係なく2000となる
EDGEPORT: 該当ポートがエッジポートかどうかを指定する。エッジポートとは、他のブリッジが存在しない末端(エッジ)のLANに接続されているポートのこと。ただし、EDGEPORT=YESを指定した場合でも、同ポートでRSTP BPDUを受信した場合はエッジポートとしては扱われなくなる。デフォルトはNO
PTP: 該当ポートが他のブリッジとポイントツーポイントで接続されているかどうかを指定する。AUTOを指定した場合は、本製品が自動判別する。デフォルトはAUTO
MIGRATIONCHECK: 該当ポートでSTP BPDUを受信しSTANDARDモードに変更された場合、RAPIDモードに戻すために使用する。YES指定によってRAPIDモードへ戻すことが可能。MIGRATIONCHECKの設定は、設定ファイルに保存されない
入力・出力・画面例 |
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10Mbps | 200000〜2000000 | 2000000 |
100Mbps | 20000〜200000 | 200000 |
1000Mbps | 2000〜20000 | 20000 |
例 |
■ 1番ポートのパスコストを20に設定する
SET STP PORT=1 PATHCOST=20
備考・注意事項 |
・PORTPRIORITY、PATHCOST、EDGEPORT、PTP、MIGRATIONCHECKのうちいずれかは必ず指定しなければならない。
・トランクポートを指定した場合、最後に設定した内容がトランクグループ全体の設定に反映される。
関連コマンド |
DISABLE STP
ENABLE STP
PURGE STP
SET STP
SHOW STP
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