[index] CentreCOM FS900Sシリーズ コマンドリファレンス 1.0.0

コンフィグレーション/概要・基本設定


  - 設定の保存と復元
  - ご購入時の状態に戻す


本製品では、コマンド入力によって設定した内容をテキスト形式のスクリプトファイルとして保存できます。
 

設定の保存と復元

コンソールなどから設定した内容はメモリー上にあるため、システムを再起動すると消えてしまいます。次回以降も同じ設定を使いたい場合は、設定内容をスクリプトファイルに保存する必要があります。

■ メモリー上の設定内容をファイルに保存するには、SAVEコマンドを使います。自動的に「config.cfg」ファイルが作成されます。「config.cfg」ファイルが存在しない場合は新規に作成され、すでに存在する場合は上書きされます。


本コマンドで作成したファイルには、設定内容がスクリプト形式で保存されます。ただし、スクリプトの内容は一定の基準にしたがった書式に変換されているため、コマンドラインで入力したものとまったく同じではありません(例えば、長い行はADDとSETのように複数行に分けて保存されます)。しかし、保存されている情報は同じです。

■ 設定をファイルに保存すれば、再起動時に自動復元されます。

■ 現在の起動スクリプトを確認するには、オプションなしでSHOW CONFIGコマンドを実行します。


■ 現在のメモリー上の設定内容を確認するには、SHOW CONFIGコマンドにDYNAMICオプションを付けて実行します。設定内容がスクリプト形式で表示されます。


■ DYNAMICオプションにモジュール名を指定することにより、特定モジュールの設定だけを確認することもできます。例えば、VLANの設定だけを確認するには次のように入力します。


 

ご購入時の状態に戻す

すべての設定をご購入時の状態に戻すには、Boot画面から操作を行います。設定ファイルが破損し、コマンドを受け付けなくなったような場合に行います。実行後、デフォルト値が存在する設定はすべてデフォルト値で起動します。

  1. 電源ケーブルの抜き差しか、リセットボタンを押すか、またはログイン中にRESTARTコマンドを実行して本製品を再起動します。自己診断チェック後、「Boot:」と表示されたら直後に[Enter]キーを押します。


    Note - 「Boot:」と表示されしばらくたつと、「Boot:」の右で記号が表示され始めます。この記号の表示が始まる前に[Enter]キーを押します。

    2.次のBoot画面が表示されます。


    3.[d]を入力し、ご購入時の状態に戻します。さらに現在の設定をすべて消去してよいかの確認メッセージが表示されますので、よければ[Y]を入力します。


    4.[b]を入力し、Boot画面を終了し、通常の管理画面に戻ります。




    (C) 2005 アライドテレシスホールディングス株式会社

    PN: 613-000136 Rev.B