[index] CentreCOM GS900M V2シリーズ コマンドリファレンス 2.3.2

SET STP PORT

カテゴリー:スパニングツリープロトコル


SET STP PORT={port-list|ALL} [PORTPRIORITY=0..240] [PATHCOST={1..200000000|AUTO}] [EDGEPORT={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}] [PTP={AUTO|ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [MIGRATIONCHECK={ON|YES|TRUE}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)


指定したラピッドスパニングツリードメインのポートのスパニングツリーパラメーターを変更する



パラメーター

PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる

PORTPRIORITY: ポートプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートポートになる可能性が高くなる。16の倍数で指定する(16の倍数でない値を指定したときは、指定値より小さい直近の倍数に変換される)。設定できる値の範囲は0〜240。デフォルトは128。トランクポートの場合デフォルトは64となる

PATHCOST: パスコスト。該当ポートを通過する際のコストを示すもので、一般的にはポートの通信速度に応じて設定する。有効範囲は、1〜200000000。デフォルトはAUTO(Auto-Detect(該当ポートの通信速度にしたがい、自動的に値を設定))。通信速度ごとのデフォルト値と推奨範囲は後述の表を参照のこと。トランクポートの場合、通信速度に関係なく2000となる

EDGEPORT: 該当ポートがエッジポートかどうかを指定する。エッジポートとは、他のブリッジが存在しない末端(エッジ)のLANに接続されているポートのこと。ただし、EDGEPORT=YESを指定した場合でも、同ポートでRSTP BPDUを受信した場合はエッジポートとしては扱われなくなる。デフォルトはNO

PTP: 該当ポートが他のブリッジとポイントツーポイントで接続されているかどうかを指定する。AUTOを指定した場合は、本製品が自動判別する。デフォルトはAUTO

MIGRATIONCHECK: 該当ポートでSTP BPDUを受信しSTANDARDモードに変更された場合、RAPIDモードに戻すために使用する。YES指定によってRAPIDモードへ戻すことが可能。MIGRATIONCHECKの設定は、設定ファイルに保存されない



入力・出力・画面例

Manager > set stp port=1 pathcost=20

 Operation successful.



表 1:パスコストの推奨範囲とデフォルト値
通信速度
推奨範囲
デフォルト値
10Mbps 200000〜2000000 2000000
100Mbps 20000〜200000 200000
1000Mbps 2000〜20000 20000



1番ポートのパスコストを20に設定する
SET STP PORT=1 PATHCOST=20



関連コマンド

DISABLE STP
ENABLE STP
PURGE STP
SET STP
SHOW STP




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