[index] CentreCOM GS900M V2シリーズ コマンドリファレンス 2.3.2
MLD Snoopingは、VLAN環境において不要なIPv6マルチキャストトラフィックをフィルタリングする機能です。本製品はMLD v1/v2 Snooping機能をサポートしています。
MLD Snoopingを使わない場合、マルチキャストパケットはサブネット(VLAN)単位で配送されるため、VLANにグループの受信者(メンバー)が1台でもいると、VLANに所属するすべてのポートにパケットが転送されてしまいます。
MLD Snoopingを有効にすると、本製品は各ポートで交換されるMLDメッセージ(Multicast Listener Report、Query、Done)を監視して、受信者の存在するポートにだけ該当グループのトラフィックを配送するようになります。
ここでは、コマンドラインインターフェースによる設定方法を中心に説明します。なお、Web GUIでは「スイッチ設定」-「MLD Snooping」で設定できます。(詳細は「Web GUI」/「スイッチ設定」をご覧ください。)
■ MLD Snoopingは、ご購入時の状態(まったく設定を行っていない状態)で無効になっています。
次図のように、上位にマルチキャスト対応のIPv6ルーターが存在する場合、MLD Snoopingを有効にすれば、特別な設定をすることなくMLD Snoopingを利用できます。
ffXY:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:AABB:CCDD
0 | 予約済み |
1 | ノードローカルスコープ(同一ノード内に限定) |
2 | リンクローカルスコープ(同一データリンクに限定) |
3 | 予約済み |
4 | 予約済み |
5 | サイトローカルスコープ(同一「サイト」に限定) |
6 | 予約済み |
7 | 予約済み |
8 | 組織ローカルスコープ(同一「組織」に限定) |
9 | 予約済み |
a | 予約済み |
b | 予約済み |
c | 予約済み |
d | 予約済み |
e | グローバルスコープ(制限なし) |
f | 予約済み |
ENABLE MLDSNOOPING ↓
DISABLE MLDSNOOPING ↓
SHOW MLDSNOOPING ↓
SET MLDSNOOPING TIMEOUT=300 ROUTERPORT=10 ↓
Note - ルーターポートをトランクポートに設定する場合は、トランキングに使用するポートすべてをルーターポートに設定してください。
Note - ポートトランキングとMLD Snoopingの併用時、トランクグループ内で最も番号の小さいポートをDISABLE SWITCH PORTコマンドで無効に設定すると、トランクグループ内のそれ以外のポートでマルチキャストデータが転送されなくなります。DISABLE SWITCH PORTコマンド実行時にLINKパラメーターにDISABLEを指定して、該当ポートを物理的にリンクダウンさせると、本現象は発生しません。
Note - MLD v2 Snoopingのソースフィルタリング機能は未サポートです。
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