運用・管理・設定全般
Q.1
  設定に必要なものや設定方法の流れを教えてください。  
A.1
  取扱説明書に案内しています。  
Q.2
  GUI で設定できますか。  
A.2
  はい、できます。
コマンドリファレンス「Web GUI」に案内しています。
 
Q.3
  各種設定例はありますか。  
A.3
  簡単な設定例を、コマンドリファレンスの各機能の概要に案内しています。  
Q.4
  テキストエディタ機能(EDITコマンド)は内蔵されていますか。  
A.4
  いいえ、残念ながらテキストエディタ機能はありません。
外部端末で設定ファイル(CONFIG)を作成してダウンロードするか、
コマンドラインから直接設定してください。
 
Q.5
  設定変更後、設定内容を保存しておく必要がありますか。  
A.5
  はい、必要です。
以下のコマンドで設定を保存します。

 CREATE CONFIG=test01.cfg (スクリプトファイル名を test01.cfg とする場合)

また次回起動時にこの設定を適用する場合には、以下のコマンドで起動スクリプトを
指定します。

 SET CONFIG=test01.cfg
 
Q.6
  設定を購入時の状態に戻す方法を教えてください。  
A.6
  以下のコマンドを実行後に再起動してください。
起動時設定ファイルを読み込まずに初期化し、デフォルト値が存在する設定(ただし
ユーザー「manager」のパスワード設定を除く)はすべてデフォルト値で起動します。

 SET CONFIG=none

本製品を完全にご購入時の状態に戻すには、"CLEAR FLASH TOTALLY"コマンドで
フラッシュメモリーを初期化します。現在実際に読み込まれているファームウェアファイル以外のファイルはすべて削除され、パスワードも初期設定に戻ります。
(ファームウェアバージョンはご購入時の状態には戻りません。)
 
Q.7
  設定(変更)後にシステムの再起動は必要ですか。  
A.7
  コマンドラインから直接変更した場合は内容が即時反映されるため、再起動の必要は
ありませんが、設定を保存するために " CREATE CONFIG"コマンドが必要です。
設定ファイル(CONFIG)をダウンロードした場合は、設定内容を反映させるために
システムの再起動が必要です。
 
Q.8
  動作中(運用中)に設定を変更することはできますか。  
A.8
  一部のコマンドを除き、コマンドラインから直接設定を変更した場合、設定内容は即時反映されます。
リモートで操作する場合、変更内容によってはセッションが切断される恐れがあります。
またローカルで変更する場合も、変更内容によっては動作中の通信に支障を来す恐れがありますので充分注意してください。運用中の設定変更は、お客様のご判断でお願いいたします。
 
Q.9
  設定内容(スクリプト)を端末などに保存しておくことはできますか。  
A.9
  はい。FTP、TFTP、Web GUI を利用してファイルを転送できます。
FTP、TFTP を使用する操作方法はコマンドリファレンス「運用・管理/アップロード・ダウンロード」に、Web GUI を使用する操作方法はコマンドリファレンス「Web GUI/マネージメント」に紹介しています。
 
Q.10
  外部端末に保存しておいた設定内容(スクリプト)を本体に読み込ませ、設定することはできますか。  
A.10
  はい。FTP、TFTP、Web GUIを利用してファイルを転送できます。
FTP、TFTP を使用する操作方法はコマンドリファレンス「運用・管理/アップロード・ダウンロード」に、Web GUI を使用した操作方法はコマンドリファレンス「Web GUI/マネージメント」に紹介しています。
 
Q.11
  現在の動作している設定内容(スクリプト)を確認するコマンドを教えてください。  
A.11
  "SHOW CONFIG DYNAMIC"コマンドで設定内容を確認できます。
"SHOW CONFIG"コマンドで起動スクリプトファイル名を確認できます。
 
Q.12
  コンソール(ログインセッション)のタイムアウト時間を設定するコマンドを教えてください。  
A.12
  "SET CONSOLE"コマンドでコンソールのタイムアウト時間を設定できます。
 
Q.13
  本製品宛への通信を拒否するセキュリティー機能はありますか。  
A.13
  はい、アクセスフィルターで設定できます。  
Q.14
  ログインユーザーの追加や変更はできますか。  
A.14
  いいえ、できません。ログインユーザーは「manager」固定、パスワードは変更できます。  
 ファームウェア
Q.15
  ファームウエアのバージョンを確認するコマンドを教えてください。  
A.15
  "SHOW SYSTEM"コマンドで確認できます。
 
Q.16
  ファームウェアのバージョンアップ方法を教えてください。  
A.16
  FTP、TFTP、Web GUIを利用したバージョンアップができます。
FTP、TFTP を使用したコマンド例はコマンドリファレンス「運用・管理/システム」に、GUI を使用した適用方法はコマンドリファレンス「Web GUI/マネージメント」に案内しています。
 
Q.17
  バージョンアップで注意することはありますか。  
A.17
  以下の点に注意してください。
  • ネットワークの実運用中に行わないでください。
  • 絶対にフラッシュメモリーへの書き込み中に電源を切らないでください。
 
Q.18
  バージョンアップ後、再起動は必要ですか。  
A.18
  はい、必要です。
 
Q.19
  ファームウェアで変更された内容を教えてください。  
A.19
  こちらのリリースノートを参照してください。  
 スイッチング
Q.20
  ポートの通信速度/通信モードを固定設定したところ、LINK がとれなくなりました。原因として何が考えられますか。  
A.20
  本製品は AutoMDI を搭載していますが、オートネゴシエーション設定時のみのサポートとなります。固定設定時は AutoMDI は無効となり、デフォルトで MDI-X となります。

ポートの MDI/MDI-X を設定するか、ケーブル(ストレート/クロス)をご確認ください。ポートの MDI/MDI-X は以下のコマンドで設定できます。

 SET SWITCH PORT=port-list POLARITY={MDI|MDIX}
 
Q.21
  AT-SPFXシリーズを装着した通信ができません。原因として何が考えられますか。  
A.21
  100M の SFP では 100MFULL 固定のみをサポートします。AUTONEGOTIATE はサポートしません。

コンボポートで 100M の SFP を使用する場合は、以下のコマンドで Fiberポートを使用し 100MFULL に固定するよう設定してください。

 SET SWITCH PORT=port-list SPEED=100MFULL COMBO=FIBER
 
Q.22
  コンボポートでポートトランキングの設定ができません。原因として何が考えられますか。  
A.22
  コンボポートで使用するポートを SFPポートのみ使用可(FIBER)、または 1000BASE-Tポートのみ使用可(COPPER)に設定する必要があります。

 SET SWITCH PORT=port-list COMBO={FIBER|COPPER}
 
Q.23
  コンボポートでポートスピードや MDI の設定ができません。原因として何が考えられますか。  
A.23
  コンボポートでポートスピードを設定するためには、使用するポートを SFPポートのみ使用可(FIBER)、または 1000BASE-Tポートのみ使用可(COPPER)に設定する必要があります。

 SET SWITCH PORT=port-list COMBO={FIBER|COPPER}

なおポートスピードは 1000MFULL、100MFULL(AT-SPFXシリーズ装着時のみ)、または AUTONEGOTIATE のみ設定でき、その他のスピードは設定できません。

また、コンボポートでは MDI の設定はできません。
 
Q.24
  スパニングツリープロトコルの BPDU は透過しますか。  
A.24
  BPDU はデフォルトで破棄されます。
以下のコマンドで透過するよう設定してください。

 ENABLE SWITCH BPDUFORWARDING
 
Q.25
  アクセスフィルターでスイッチングするフレームのフィルタリングは可能ですか。  
A.25
  本機能は本製品宛への通信に適用するフィルタリング機能です。
本製品を介した通信をフィルタリングする機能ではありませんのでできません。
 
Q.26
  ループガード機能でループが検出され、アクションが実行されました。
"BLOCKTIMEOUT" を待たずに、手動で解除することはできますか。
 
A.26
  以下のコマンドでアクション実行前の状態に戻すことができます。

 ENABLE SWITCH PORT
 
 バーチャルLAN
Q.27
  タグVLANとマルチプルVLANを併用できますか。  
A.27
  はい、できます。  
Q.28
  トランクグループに所属しているポートの追加や削除、タグの設定変更ができません。
仕様でしょうか。
 
A.28
  ファームウェア Ver.2.3.2 から変更できるようになりました。  
 ログ
Q.29
  ログをPC上に取得する方法を教えてください。  
A.29
  ターミナルソフトにより操作方法が異なります。
こちらをご覧ください。
 
Q.30
  ログの見方がわかりません。解説はありますか。  
A.30
  コマンドリファレンス「運用・管理/ログ」に案内しています。  
 トラブルシューティング
Q.31
  FAN が完全に停止しています。故障でしょうか。  
A.31
  本製品は、オートファンコントロール機能により、外気温度が低温の場合に FAN が自動的に停止します (Ver.2.1.0 よりサポート)。
FAN の状態は 「SHOW SYSTEM」 コマンドにて確認を行なうことができ、停止している状態で「Normal」、回転している状態で「Start」と表示されます。
詳細は Ver.2.1.0 リリースノートをご参照ください。
 
Q.32
  コンソールで起動時に「LOGIN:」と表示されません。  
A.32
  以下を確認してください。
  • "ENTER"キーを数回押してみて、表示されますか。
  • VT-Kit2 を使用していますか。
  • コンソールケーブルが正しく接続されていますか。
 
Q.33
  コンソールでキー入力を受け付けません。  
A.33
  以下を確認してください。
  • VT-Kit2 を使用していますか。
  • コンソールケーブルが正しく接続されていますか。
 
Q.34
  コンソールで文字化けして表示されます。  
A.34
  以下確認してください。
  • ターミナルソフトの設定を確認してください。
 
Q.35
  コマンド入力が途中から進みません。  
A.35
  直前に入力したコマンドが間違っている可能性があります。
入力したコマンドを確認してください。
 
Q.36
  ファームウェアファイルの転送は正常に完了しましたが、SHOW SYSTEM コマンドで確認するとバージョンアップされていません。  
A.36
  ファームウェアを適用するためには、ファイルの転送後に SET INSTALL コマンドで、起動時に読み込まれるファームウェアの指定し再起動が必要です。  
Q.37
  パスワードを忘れてしまいLOGINすることができません。  
A.37
  大変申し訳ございませんが、パスワード忘却は無償保証の対象外とさせていただいております。
有償にて製品を初期化いたしますので、弊社サポートセンターまでご連絡お願いいたします。詳細はこちらを参照ください。
 
Q.38
  本製品からアップロードした設定ファイル(Config)をWindowsのメモ帳で開くと、改行されずに表示されます。  
A.38
  Windowsのアクセサリに含まれるワードパッドなど、他のテキストエディタで編集を行って
ください。 ワードパッドでテキストドキュメントとして保存することで、メモ帳でも正しく改行
された状態で表示されます。

また、このファイルを本製品にダウンロードして設定することも可能です。
 
 MIB について
Q.39
  プライベートMIB はどこで入手できますか。  
A.39
  こちら から入手いただけます。  
Q.40
  プライベートMIBのコンパイル方法を教えてください。  
A.40
  MIBのコンパイル方法はご使用のネットワークマネージメントソフトウェアのマニュアルをご覧ください。  
Q.41
  SNMPトラップをすべて有効にしたところ、正常稼動中に大量のトラップが送信されます。何のトラップでしょうか。また送信しないようにすることはできますか。  
A.41
  NEWADDRESSトラップの可能性があります。
NEWADDRESSトラップは、FDB に MACアドレス(ダイナミックエントリ)が学習されたときに送信されます。
以下コマンドにてNEWADDRESSトラップを送信しないよう設定できます。

 DISABLE SNMP TRAP=NEWADDRESS
 
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