[index] SwitchBlade 4000シリーズ コマンドリファレンス 2.6
- クラシファイアの構成 - 基本設定 - クラシファイアの使用 - クラシファイア使用時の注意
ヘッダー情報に基づいてパケットを分類するクラシファイア(汎用パケットフィルター)について説明します。クラシファイアは単体で使用するのではなく、ポリシーベースQoS機能やハードウェアパケットフィルター機能と組み合わせて使用します。
クラシファイアの構成 |
MACTYPE | (Ethernet)レイヤー2アドレス種別。L2UCAST(ユニキャスト)、L2MCAST(マルチキャスト)、L2BCAST(ブロードキャスト)、ANY(すべて)のいずれか |
ETHFORMAT | (Ethernet)フレームフォーマット(エンキャプセレーション) |
PROTOCOL | (Ethernet)プロトコルタイプ |
SVLAN | 入力VLAN(DVLANとは同時に指定できない) |
DVLAN | 出力VLAN(SVLANとは同時に指定できない) |
IPSADDR | (IPヘッダー)始点アドレス/マスク長 |
IPDADDR | (IPヘッダー)終点アドレス/マスク長 |
IPDSCP | (IPヘッダー)DSCP(DiffServ Code Point) |
IPTOS | (IPヘッダー)TOS優先度(precedence) |
IPPROTOCOL | (IPヘッダー)プロトコルタイプ(レイヤー4プロトコルタイプ) |
IPXDADDR | (IPXヘッダー)終点ネットワーク番号 |
IPXSSOCKET | (IPXヘッダー)始点ソケット(レイヤー4プロトコルタイプ) |
IPXDSOCKET | (IPXヘッダー)終点ソケット(レイヤー4プロトコルタイプ) |
TCPSPORT | (TCPヘッダー)始点ポート |
TCPDPORT | (TCPヘッダー)終点ポート |
UDPSPORT | (UDPヘッダー)始点ポート |
UDPDPORT | (UDPヘッダー)終点ポート |
基本設定 |
CREATE CLASSIFIER=10 IPDADDR=192.168.10.0/24 ↓
Note - クラシファイアの設定において、ファイアウォールポリシーに追加されたインターフェース(VLAN)をSVLANに指定しないでください。指定した場合、そのクラシファイアは、ルーティングパケットに対しては機能しません(スイッチングパケットに対しては機能します)。この現象は、ファイアウォール機能が無効であっても発生するのでご注意ください。
Note - SVLANを指定したクラシファイアは、インスタンスをまたぐパケットに対しては無効です。
SET CLASSIFIER=10 IPDADDR=192.168.10.0/16 ↓
DESTROY CLASSIFIER=1 ↓
DESTROY CLASSIFIER=10-15 ↓
DESTROY CLASSIFIER=23,25-27 ↓
DESTROY CLASSIFIER=ALL ↓
SHOW CLASSIFIER ↓
SHOW CLASSIFIER=1 ↓
SHOW CLASSIFIER=ALL ↓
クラシファイアの使用 |
ADD QOS FLOWGROUP=10 CLASSIFIER=1-5 ↓
ADD SWITCH HWFILTER=1 CLASSIFIER=10-12 ACTION=DISCARD DPORT=1.1-1.4 ↓
クラシファイア使用時の注意 |
Note - ここでの適用ポートとは、ハードウェアパケットフィルターのDPORTパラメーターに指定するポート、および、QoSポリシーのSET QOS PORTコマンドで指定するポートのことです。
CREATE CLASSIFIER=1 IPDADDR=10.1.2.0/24
ADD SWITCH HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD DPORT=ALL
CREATE CLASSIFIER=1 IPDADDR=10.1.2.0/24
ADD SWITCH HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD DPORT=1.1-1.3
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