erase startup-config

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / コンフィグレーション


# erase startup-config


起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)を消去する。
具体的にはスタートアップコンフィグの実体ファイル(出荷時設定ではflash:/default.cfg。boot config-fileコマンドで変更可)を消去する。

スタートアップコンフィグの実体ファイルはdeleteコマンドで削除できないため、本コマンドを使う必要がある。


使用例

awplus# erase startup-config
Successful operation


注意・補足事項

■ 現在のスタートアップコンフィグをとっておきたい場合は、本コマンドを実行する前に、スタートアップコンフィグを通常ファイルにバックアップしておくこと。
たとえば、現時点のスタートアップコンフィグをカレントディレクトリーのファイルstartbak.cfgに保存しておくには、copyコマンドを使って次のようにする。

awplus# copy startup-config startbak.cfg

あとで現時点のスタートアップコンフィグを復元したくなったときは、copyコマンドを使って次のようにする。
awplus# erase startup-config
awplus# copy startbak.cfg startup-config
Note
copyコマンドの「copy REGULARSRC startup-config」の書式では、既存のスタートアップコンフィグを上書きすることはできない。同書式でスタートアップコンフィグの内容を変更する場合は、あらかじめerase startup-configコマンドでスタートアップコンフィグを消去しておくこと。なお、次回のスタートアップコンフィグを変更する方法には、boot config-fileコマンドでスタートアップコンフィグの実体ファイルを切り替える方法もある。コンフィグファイルの管理方針にしたがって適切な方法を選択すること。

■ 本コマンドは、boot config-fileコマンドで設定した実体ファイルに対して作用する。boot config-fileコマンドで実体ファイルを指定していない場合は、初期設定の実体ファイル「flash:/default.cfg」に対して作用する。


関連コマンド

boot config-file(グローバルコンフィグモード)
copy(特権EXECモード)
delete(特権EXECモード)
show boot(特権EXECモード)
show startup-config(特権EXECモード)
write file(特権EXECモード)
write memory(特権EXECモード)



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