[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.1

router-id

モード: OSPFモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(OSPF)


(config-router)# router-id A.B.C.D

(config-router)# no router-id


OSPFルーティングプロセスが使用するルーターIDを設定する。ospf router-idコマンドと同じ。
no形式で実行した場合は、初期値(未設定)に戻す。

ルーターIDを設定するコマンドはいくつかあるが、OSPFでは次の順序で使用される。

  1. OSPFモードのospf router-idコマンドかrouter-idコマンドでOSPFルーティングプロセス固有のルーターIDが設定されている場合は、それが使われる。
  2. OSPFルーティングプロセス固有のルーターIDは設定されていないが、グローバルコンフィグモードのrouter-idコマンドでシステムのルーターIDが設定されている場合は、それが使われる。
  3. ループバックインターフェース(lo)にIPアドレスが設定されている場合、その中でもっとも大きなものがルーターIDとして使われる。
  4. 1〜3のいずれも未設定の場合は、ループバック(lo)以外のインターフェースに設定されたIPアドレスの中でもっとも大きなものがルーターIDとして使われる。

すでに隣接関係が確立している状態でルーターIDを変更した場合、新しいルーターIDはシステム再起動後、あるいは、OSPFルーティングプロセスの再起動後から有効になる。


パラメーター

A.B.C.D ルーターID。IPアドレスと同じ形式で指定する


使用例

■ OSPFルーターIDを設定する。

awplus(config-router)# router-id 1.1.1.1



コマンドツリー

router ospf (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- router-id(OSPFモード)


関連コマンド

clear ip ospf process(特権EXECモード)
router-id(グローバルコンフィグモード)
ospf router-id(OSPFモード)
show ip ospf(特権EXECモード)
show ip ospf interface(特権EXECモード)
show router-id(特権EXECモード)



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