[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.3

router-id

モード: OSPFv3モード
カテゴリー: IPv6ルーティング / 経路制御(OSPFv3)


(config-router)# router-id A.B.C.D

(config-router)# no router-id


OSPFv3ルーティングプロセスが使用するルーターIDを設定する。no形式で実行した場合は、初期値(未設定)に戻す。

ルーターIDを設定するコマンドはいくつかあるが、OSPFv3では次の順序で使用される。

  1. router-idコマンドでOSPFv3ルーティングプロセス固有のルーターIDが設定されている場合は、それが使われる。
  2. OSPFv3ルーティングプロセス固有のルーターIDは設定されていないが、グローバルコンフィグモードのrouter-idコマンドでシステムのルーターIDが設定されている場合は、それが使われる。
  3. ループバックインターフェース(lo)にIPアドレスが設定されている場合、その中でもっとも大きなものがルーターIDとして使われる。
  4. 1〜3のいずれも未設定の場合は、ループバック(lo)以外のインターフェースに設定されたIPアドレスの中でもっとも大きなものがルーターIDとして使われる。

すでに隣接関係が確立している状態でルーターIDを変更した場合、新しいルーターIDはシステム再起動後、あるいは、OSPFv3ルーティングプロセスの再起動後から有効になる。


パラメーター

A.B.C.D ルーターID。IPアドレスと同じ形式で指定する


使用例

■ OSPFv3ルーターIDを設定する。

awplus(config-router)# router-id 1.1.1.1



コマンドツリー

router ipv6 ospf (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- router-id(OSPFv3モード)


関連コマンド

show ipv6 ospf(非特権EXECモード)



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