[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.3.2

mls qos map premark-dscp

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config)# mls qos map premark-dscp <0-63> to {new-cos <0-7> & new-dscp <0-63> & new-queue <0-7> & new-bandwidth-class {green|yellow|red}}

(config)# no mls qos map premark-dscp [<0-63>]


プレマーキング時に参照されるpremark-dscpマップのエントリーを変更する。
no形式で実行した場合は、premark-dscpマップのエントリーを初期設定に戻す。

premark-dscpマップは、プレマーキング時に使用するQoS 4属性の書き換え表。プレマーキング前のDSCP値(0〜63)をキーとして、書き換え後の4属性値を調べるために使う。

premark-dscpマップを使用してプレマーキングを行うためには、トラフィッククラスの設定においてtrust dscpコマンドを実行する必要がある。


パラメーター

<0-63> 検索インデックスとしてのDSCP値。no形式で本パラメーターを省略した場合は、premark-dscpマップの全エントリーが初期設定に戻る
new-cos <0-7> 対象パケットに割り当てる新しいCoS値。初期値は0
new-dscp <0-63> 対象パケットに割り当てる新しいDSCP値。初期値はインデックスのDSCP値と同じ
new-queue <0-7> 対象パケットに割り当てる新しい送信キュー。初期値は0
new-bandwidth-class {green|yellow|red} 対象パケットに割り当てる帯域クラス。初期値はgreen


使用例

■ DSCP値が10のパケットに対して、送信キューとCoS値を1に変更するようpremark-dscpマップのエントリーを編集する。

awplus(config)# mls qos map premark-dscp 10 to new-queue 1 new-cos 1


■ premark-dscpマップを初期設定に戻す。

awplus(config)# no mls qos map premark-dscp


注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめQoS機能を有効にしておく必要がある(mls qos enableコマンド)。

■ VCS(バーチャルシャーシスタック)構成時は、VCSの制御パケットが送信キュー7を使うため、その他のパケットを送信キュー7に割り当てないこと(new-queueパラメーターで7を指定しないこと)。

■ BPDU(スパニングツリープロトコル)、LACP、EPSR使用時は、これらのプロトコルが送信キュー6を使うため、その他のパケットを送信キュー6、7に割り当てないこと(new-queueパラメーターで6、7を指定しないこと)


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- mls qos map premark-dscp(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

class(ポリシーマップモード)
mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
set dscp(ポリシーマップ・クラスモード)
show mls qos maps premark-dscp(非特権EXECモード)
trust dscp(ポリシーマップ・クラスモード)



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