[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.3.2

mls qos queue-set drop-probability

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service

(config)# mls qos queue-set <1-4> [queues QUEUELIST] drop-probability GREENDROP YELLOWDROP REDDROP

(config)# no mls qos queue-set <1-4> [queues QUEUELIST]

送信キューパラメーターセットの破棄率係数を設定する。
本係数はWRED方式を使用するスイッチポートでのみ使用される。
no形式で実行した場合は、指定した送信キューパラメーターセットの諸設定（平均キュー長算出用係数、破棄率係数、キュー長しきい値）を初期値に戻す。

パラメーター

<1-4>	送信キューパラメーターセット（queue-set）の番号
queues QUEUELIST :=	queues {<0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7>}
	送信キュー番号。スペース区切りで複数指定が可能。省略時はすべてのキューが対象となる
GREENDROP :=	<0-15>
	帯域クラスGreenのキュー長が完全破棄点に達したときのパケット破棄率を示す係数。実際の破棄率は、「2のGREENDROP乗」の逆数として求められる。たとえば、本係数が0なら破棄率は100%、1なら破棄率は50%、2なら破棄率は25%、3なら破棄率は12.5%、4なら6.25%となる。言い換えると、本係数が0のときは破棄率が100%で、以後係数が1増えるたびに破棄率が半分になっていく
YELLOWDROP :=	<0-15>
	帯域クラスYellowの破棄率係数。意味や指定方法はGREENDROPと同じ
REDDROP :=	<0-15>
	帯域クラスRedの破棄率係数。意味や指定方法はGREENDROPと同じ

注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめQoS機能を有効にしておく必要がある（mls qos enableコマンド）。

■ no形式で実行した場合は、本コマンドだけでなく、mls qos queue-set averaging-factorコマンド、mls qos queue-set thresholdコマンドの設定も初期値に戻るので注意。

コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- mls qos queue-set drop-probability（グローバルコンフィグモード）


関連コマンド

mls qos enable（グローバルコンフィグモード）
mls qos queue-set（インターフェースモード）
mls qos queue-set averaging-factor（グローバルコンフィグモード）
mls qos queue-set description（グローバルコンフィグモード）
mls qos queue-set threshold（グローバルコンフィグモード）
show mls qos interface（非特権EXECモード）
show mls qos queue-set（非特権EXECモード）

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