power minimum

モード: APプロファイル・無線モード
カテゴリー: ワイヤレスマネージャー / APプロファイル:無線インターフェース


(config-wireless-ap-prof-radio)# power minimum <0-100>

(config-wireless-ap-prof-radio)# no power minimum


対象APプロファイルの対象無線インターフェースにおいて、送信電力の自動調整を有効にしている場合の最小送信電力を設定する。
no形式で実行した場合は最小送信電力を初期値に戻す。
初期値は1%。


パラメーター

<0-100> 送信電力自動調整アルゴリズムにおける最小送信電力(%)。最大出力に対するパーセンテージで指定する。初期値は1


使用例

■ APプロファイル「2」において、無線インターフェース「1」の最小送信電力を最大出力の10%に設定する。

awplus(config-wireless)# ap profile 2
awplus(config-wireless-ap-prof)# radio 1
awplus(config-wireless-ap-prof-radio)# power minimum 10


注意・補足事項

■ アクセスポイントの最小送信電力に制限値があるため、次表を参照しパラメーター値を指定すること。

表 1:アクセスポイントの送信電力の調整可能範囲
周波数帯
IEEE 802.11モード
帯域幅(MHz)
最大送信電力(dBm)
最小送信電力(dBm)
TQ4600
TQ4400
TQ3400
TQ3200
TQ4600
TQ4400
TQ3400
TQ3200
2.4GHz
b
17
17
17.5
17.5
8
5
g
14
16
16.5
16.5
n
20
14
16
16
16
40
14.5
16.5
5GHz
W52
a
11
13
13.5
12.5
W53
W56
16
17
16
W52
n ac
20
11.5
13
13
13
W53
W56
16
16
W52
40
11.5
13
13
13
W53
W56
15
15
W52
80
12
13.5
W53
W56
15
15

Note - AT-TQ3400/3200は、IEEE 802.11acをサポートしていません。

次表は、「送信出力(%)」から減衰量(dB)への換算表。
例えば、AT-TQ4600、2.4GHz IEEE 802.11n、帯域幅20MHzで50%に設定した場合、送信電力は次のようになる。
 11(dBm)=14 - 3

20%以下に設定した場合、最小送信電力を下回り、送信電力は最小送信電力である8(dBm)となる。
 7(dBm)=14 - 7

表 2:送信出力(%)から減衰量(dB)への換算
送信出力の設定値 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 5% 1%
減衰量(dB) 0 -0.5 -1 -1.5 -2.2 -3 -4 -5.2 -7 -10 -13 -20



コマンドツリー

radio (APプロファイルモード)
    |
    +- power minimum(APプロファイル・無線モード)


関連コマンド

power auto(APプロファイル・無線モード)
power default(APプロファイル・無線モード)
radio power(APデータベースモード)
show wireless ap profile radio(特権EXECモード)



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