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CentreCOM VX811R コマンドリファレンス 1.0.00
運用・管理/システム
- ログイン
- 再起動
- システム時計の設定
- システム名の設定
- HTTPサーバーの無効化
- システムチェック
基本的なシステム管理コマンドについて説明します。
本製品に対する設定は、コンソールポート(非同期シリアルポート)に接続したコンソールターミナル、または、ネットワーク上のTelnetクライアントから行います。
Note
- Telnetを使用するには、あらかじめコンソールターミナルからログインし、本製品にIPアドレス等を設定しておく必要があります。IPの設定については「IP」の章をご覧ください。
コンソールターミナルを接続するかTelnetで接続すると、「login: 」というログインプロンプトが表示されます。コンソールターミナルを接続してもログインプロンプトが表示されない場合は、「Enter」を何回か押してみてください。
ご購入時の状態では、Manager(管理者)レベルのユーザー「manager」だけが登録されています。初期パスワードは「friend」です。「login:」に対してユーザー名「manager」を、「Password:」に対してパスワード「friend」を入力してください(画面には「XXXXXX」と表示されます)。ログインに成功すると、コマンドプロンプトが表示されます。
login: manager
Password: XXXXXX
Manager >
|
Note
- デフォルトのパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをお勧めします。詳細は「運用・管理」の「ユーザー認証データベース」をご覧ください。
Note
- Telnet接続の場合、ログインプロンプトが表示されてから3分以内にログインしないと、Telnetセッションが切断されます。
システムを再起動するにはRESTARTコマンドを使います。
Note
- 再起動を実行する前に、現在の設定内容をファイルに保存したかどうかをご確認ください。設定の保存については、「運用・管理」の「コンフィグレーション」をご覧ください。
■ ハードウェアリセットを実行します。
本コマンドを実行すると、ハードウェア的にリセットをかけ、自己診断テストの実行(RESTART ROUTERでは省略されます)、ソフトウェアのロードを行った後、起動スクリプトを読み込んで起動します。起動スクリプトはSET CONFIGコマンドで指定します。現在の起動スクリプトはSHOW CONFIGコマンドで確認できます。
内蔵時計の日付と時刻をあわせるにはSET TIMEコマンドを使います。
日付は「日-月-年」、時刻は「時:分:秒」の形式で指定します。月は英語月名の先頭3文字で指定します。大文字小文字の区別はありません。
表 1
1月(January) |
Jan |
2月(February) |
Feb |
3月(March) |
Mar |
4月(April) |
Apr |
5月(May) |
May |
6月(June) |
Jun |
7月(July) |
Jul |
8月(August) |
Aug |
9月(September) |
Sep |
10月(Octover) |
Oct |
11月(November) |
Nov |
12月(December) |
Dec |
■ 日付と時刻を設定するには次のようにします。ここでは2006年8月9日19時に設定します。
SET DATE=9-Aug-2006 TIME=19:00:00 ↓
■ 時刻だけを修正します。
■ 日付だけを修正します。
■ 現在の日付と時刻を確認するにはSHOW TIMEコマンドを実行します。
■ NTP(Network Time Protocol)に準拠した時刻サーバーを利用して、時刻を正確に保つこともできます。詳細は「運用・管理」の「NTP」をご覧ください。
システム名(MIB-IIオブジェクトsysName)を設定すると、コマンドプロンプトにシステム名が表示されるようになります。SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用しない場合であっても、複数のシステムを管理しているときは、各システムに異なる名前を設定しておくと、どのシステムにログインしているのかがわかりやすくなり便利です。
■ システム名(sysName)を設定するにはSET SYSTEM NAMEコマンドを使います。
SNMPの設定については「運用・管理」の「SNMP」をご覧ください。
本製品は、Webブラウザーを利用したグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)をサポートするため、デフォルトでHTTPサーバーが有効になっています。そのため、IP有効時はTCPポート80番がオープンしています。
GUIを使用しない場合は、セキュリティーを高めるため、DISABLE HTTP SERVERコマンドを実行して、HTTPサーバーを無効にすることをおすすめします。
Note
- GUIを使用する場合は、HTTPサーバーを有効にしておいてください。
Note
- HTTPサーバー機能はGUIサポート専用です。その他の用途はサポート対象外になりますのでご了承ください。
■ HTTPサーバーを無効にします。GUIにアクセスできなくなりますのでご注意ください。
■ HTTPサーバーを再度有効にします。
■ HTTPサーバーの状態はSHOW HTTP SERVERコマンドで確認できます。
システムの基本情報を確認するための各種コマンドを紹介します。
■ システムの全般的な情報はSHOW SYSTEMコマンドで確認できます。
■ システムログはSHOW LOGコマンドで確認できます。詳細については「運用・管理」の「ログ」をご覧ください。
■ 例外状況の発生ログはSHOW EXCEPTIONコマンドで確認します。
■ システムの詳細な情報を確認するにはSHOW DEBUGコマンドを実行します。
■ メモリーに関する情報はSHOW BUFFERコマンドで確認します。
■ CPUの使用率はSHOW CPUコマンドで確認します。
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