AT-TQ5403・AT-TQm5403・AT-TQ5403e・AT-TQ1402・AT-TQm1402: リファレンスマニュアル
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5.1.9 OpenFlow

AT-TQ5403・AT-TQ5403eのみ対象

Note
AT-TQ1402に本設定項目が表示されますが、未サポートとなりますのでデフォルトから設定の変更は行わないでください。

ここでは、OpenFlowを使用する場合の設定が行えます。

Note
・ OpenFlowの使用にはライセンスのご購入が必要です。
・ ステータスを変更した際は、本製品の再起動を行ってください。
・ 同一VAP内の通信はOpenFlowで制御できません。

設定/システム/OpenFlow

項目名説明
ステータスOpenFlowを使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
ステータスを変更した際は、本製品の再起動を行ってください。
Datapath ID

AT-SESC側からOpenFlowスイッチを識別するためのIDを指定します。

設定なし(空白:初期状態)の場合は、有線インターフェースのMACアドレスをもとに自動設定されます。自動設定されるDatapath IDはそのMACアドレスの先頭にゼロを補完した16桁の16進数になります。
値を設定する場合は、16桁以下の16進数の値を設定します。すべてが 0(ゼロ)の値は設定できません。16桁未満の値を指定した場合は先頭に0(ゼロ)を補完します。

クリティカルモード

AT-SESCとの接続が失われた際に、VAPで設定したVLANに従って通信できるようにする設定を行えます。
AT-SESCとの接続が失われ、設定した秒数を超えるとクリティカルモードで設定した動作に移行します。複数のAT-SESCを設定している場合は、すべてのAT-SESCとの接続が失われた場合に移行します。

無効: 従来のOpenFlowの動作モードです。この場合はAT-SESCが存在しないため、新規に本製品に接続されたデバイスは通信できません。既に接続していたデバイスは本製品に設定されているパケット制御フローに従って通信が可能です。
(AT-SESCに設定されているフロー無通信タイムアウトおよび既定フロー有効時間に従ってパケット制御フローが削除された場合には通信不可となります。)

有効(すべて許可):
VAPに設定されたVLAN IDに従って通信(タグあり)が可能です。
なお、管理VLANタグが無効であり、VAPに設定されたVLAN IDが1の場合はタグなしになります。

Note
有効(すべて許可)動作時のスループットは、通常時より低下します。

有効(すべて廃棄):
既に接続していたデバイスおよび新規で接続されたデバイスの通信はすべて破棄されます。

クリティカル TimeoutAT-SESCとの接続が失われてから、クリティカルモードで設定した動作に移行するまでの時間(秒)を設定します(設定可能範囲:15-1000)。
本製品はAT-SESCに対して死活監視を5秒間隔で行っているため、移行までの時間は最大で設定値+約5秒の差が生じます。
コントローラー 1、2、3OpenFlowコントローラーのIPv4アドレスとポート番号を設定します。コントローラーは3台まで指定できます。
指定方法は、OpenFlowコントローラーのIPv4アドレスとポート番号をコロン(:)で結合したものを使用します。
なお、ポート番号がプロトコルのデフォルトポート番号(6653)の場合はポート番号の指定を省略できます。
SSLOpenFlowコントローラーとの通信(コントロールプレーン)にSSL暗号を用いる場合に選択します。
本設定を行う場合は、OpenFlowコントローラー側の暗号化の設定も行ってください。

Note
管理VLANタグの設定によって、以下の条件を満たす無線クライアントの通信パケットが変更されます。

・ 管理VLANタグを「無効」にしたとき、OpenFlowでVLAN ID 1を割り振った無線クライアントからの通信は、タグなしとなります。
・ 管理VLANタグを「有効」かつ、管理VLAN IDを1に設定したとき、OpenFlowでVLAN IDを割り振らない無線クライアント、およびVLAN ID 1を割り振った無線クライアントからの通信は、VLANタグ1となります。
・ 管理VLANタグを「有効」かつ、管理VLAN IDを1以外に設定したとき、OpenFlowでVLAN ID 1を割り振った無線クライアントからの通信は、タグなしとなります。

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