[index] AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 3.1

設定例/1.3 MACアドレスフィルタリングを使う


  - クライアントのMACアドレスを調べる
   - 無線LANアダプターに記載されているMACアドレスを調べる方法
   - コンピューターを使ってMACアドレスを調べる方法
  - MACアドレスを登録する
  - MACアドレスフィルターをVAPに適用する


1.2 VAPとVLANを使ってネットワークを分ける」では、無線通信に暗号をかけ、さらに先生/生徒用のネットワークを分けました。この状態でも盗聴に対しては安全な状態ですが、ひとつ問題があります。それは、すべての無線クライアントが同じキーを使用することです。例えば、キーを知っている人ならば「学校に持ち込んだ機器をネットワークに接続する」ことが簡単にできます。これを防ぐのが「MACフィルタリング」機能です。

Note - MACアドレスは偽装できるため、意図的に不正侵入を行おうとする攻撃に対して、効果は低いことに留意する必要があります。
Note - MAC(MACアドレス)とは通信のインターフェースごとに付与された6バイトの固有の値です。

 

クライアントのMACアドレスを調べる

 

無線LANアダプターに記載されているMACアドレスを調べる方法

通常、無線LANアダプターには裏面などにMACアドレスが記載されています。下記にコレガCG-WL USB300AGNの例を示します。

 

コンピューターを使ってMACアドレスを調べる方法

無線LAN機能を搭載したコンピューター、または無線LANアダプターを装着したコンピューターのMACアドレスは「ipconfig」コマンドで調べることができます。
  1. 無線LAN機能を持つコンピューターでコマンドプロンプトを開きます。
  2. 「ipconfig /all」と打ち込み、「ワイヤレス ネットワーク接続」の物理アドレス(MACアドレス)を調べます。

 

MACアドレスを登録する

  1. 先生用ネットワークから本製品の設定画面にアクセスします。
  2. 詳細設定」/「MACフィルタリング」画面を開きます。
  3. 「リスト上のステーションのみを許可する」を選択します。
  4. 調べておいたMACアドレスを入力し、「追加」をクリックします。MACアドレスは大文字/小文字どちらで入力してもかまいません。また、「Teacher」「Student」の区別もありません。
    Note - 「追加」ボタンのクリックではセッションのタイマーが更新されません。たくさんのリストを追加するときは、「セッションタイムアウト」が満了する前に「適用」ボタンをクリックしてください。「セッションタイムアウト」は、「オプション設定」/「HTTP/HTTPS」画面で変更できます。

  5. 「追加」ボタンをクリックすると、登録されたMACアドレスが「無線クライアントのリスト」に表示されます。必要な数だけMACアドレスを追加登録し、最後に「適用」ボタンをクリックします。

  6. 「OK」をクリックします。

 

MACアドレスフィルターをVAPに適用する

  1. 詳細設定」/「VAP」画面を開きます。
  2. 「無線」で「1」(2.4GHz帯)を選択します。
  3. 「VAP0」「VAP1」の「MACフィルタリング」を「適用する」にします。

  4. 「適用」ボタンをクリックしてください。

  5. 「OK」ボタンをクリックしてください。

  6. 「無線」で「2」(5GHz帯)を選択します。
  7. 「VAP0」「VAP1」の「MACフィルタリング」を「適用する」にします。

  8. 「適用」ボタンをクリックしてください。

  9. 「OK」ボタンをクリックしてください。

  10. 登録したMACアドレス以外から接続できないことを確認してください。


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