[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 3.3

Security > Captive Portal > CP Configuration


  - CP Summary(CPの作成と削除)
  - Details
   - CP Configuration(CPの設定)
   - CP WEB Customization(言語ごとのCP Web画面のカスタマイズ)
    - Global Parameters
    - Authentication Page
    - Welcome Page
    - Logout Page
    - Logout Success Page


Note - 「クイックツアー」/「キャプティブポータル」を参照してください。キャプティブポータルの作成から適用までの一連の手順が説明されています。
 

CP Summary(CPの作成と削除)

キャプティブポータル(CP)設定を作成または削除します。無線コントローラーは、10個のCP設定を持つことができます。CP設定1「Default」は、あらかじめ作成されており削除できません。変更は可能です。CP設定ごとに、個別にユーザー認証方式やクライアント接続時に表示される利用規約を設定することができます。

表 1
項目名
説明
Configuration CP IDと名前を表示します。定義済みの「CP Configuration」画面にアクセスするためには、設定名をクリックします。
Mode CPモード「Enable」(有効)/「Disable」(無効)を表示します。
Protocol CPが使用するプロトコル(HTTPまたはHTTPS)を表示します。
Verification 実行するユーザー認証のタイプを指定します。デフォルトは「Guest」です。
・Guest - 認証を行いません。
・ Local - Security > Captive Portal > Local User 画面で登録したアカウントで認証を行います。
・ RADIUS - RADIUSサーバーによる認証を行います。
Languages このキャプティブポータルに設定されている言語の数を表示します。

表 2:コマンドボタン
項目名
説明
Add 左の入力欄に新規キャプティブポータル名を入力して、このボタンをクリックするとキャプティブポータルが作成されます。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Details

 

CP Configuration(CPの設定)

「CP Summary」画面の「Configuration」欄の「CP設定名」または「CP設定名」タブをクリックすると、この画面が表示されます。この画面は、キャプティブポータル(CP)の詳細設定を行います。
デフォルトではユーザーに提示するWebページの言語は英語だけですが、この画面のLanguageでCP設定ごとに5つまでの言語違いのWebページを作成できます。言語を追加すると、その言語名を持つサブタブが表示されます。言語サブタブをクリックすると、言語ごとにWeb画面をカスタマイズできます(「言語ごとのCP Web画面のカスタマイズ」を参照)。

表 3
項目名
説明
Enable Captive Portal このキャプティブポータルを有効にするか否か。チェックを入れると有効となります。デフォルトはチェックありです。
Configuration Name このキャプティブポータルの名前。「CP Summary」画面で追加された名前が表示されます。
Protocol Mode キャプティブポータルで使用するプロトコル。デフォルトは「HTTP」です。
・HTTP - 認証情報は暗号化されません。
・HTTPS - 認証情報の暗号化に Secure Sockets Layer(SSL)を使用します。証明書は接続時にユーザーに提示されます。
Verification Mode クライアントを認証するCPモードを選択します。デフォルトは「Guest」です。
・Guest - 認証を行いません。
・ Local - Security > Captive Portal > Local User 画面で登録したアカウントで認証を行います。
・ RADIUS - RADIUSサーバーによる認証を行います。
User Logout Mode ユーザーに認証の解除を行わせるか否か。チェックを入れると、ユーザーによる認証の解除ができます。チェックを入れない場合は、CPによって認証が解除されるまで、無線クライアントの認証が持続します。デフォルトはチェックなしです。
Enable Redirect Mode チェックすると、CPは新たに認証されたクライアントを定義済みURLにリダイレクトします。チェックしない場合、認証成功後に指定した言語のウェルカムページが表示されます。
Redirect URL 「URL Redirect Mode」を有効にした場合、認証済みクライアントがリダイレクトされるURLを指定します。
RADIUS Auth Server 「Verification Mode」が「RADIUS」の場合、クライアント認証に使用するRADIUSサーバー名を指定します。「...」ボタンをクリックしてRADIUSサーバー名を選択することもできます。
無線コントローラーは、RADIUSクライアントとして動作し、無線クライアントに代わってすべてのRADIUSトランザクションを実行します。RADIUSサーバー情報の設定は、Security > RADIUS > Server Configuration 画面の「RADIUS Server Configuration」で行います。
Idle Timeout クライアントの無通信状態が継続したとき、ユーザーを自動的にログアウトさせるまでの時間(秒数)を指定します。0〜900が設定できます。0は自動的にはログアウトさせません。デフォルトは0です。
Session Timeout ユーザーにネットワークへの接続を許可する時間(秒数)を指定します。0〜86400が設定できます。0は無制限です。デフォルトは86400です(1日)。接続時間がセッションタイムアウト時間に到達すると、ユーザーは自動的にログアウトされます。
Max Up Rate CP使用時にクライアントがネットワークへ送信できるトラフィックの最大転送レート(bps)を指定します。0は無制限です。デフォルトは0です。
Max Down Rate CP使用時にクライアントがネットワークから受信できるトラフィックの最大転送レート(bps)を指定します。0は無制限です。デフォルトは0です。
Max Receive CP使用時にクライアントに許可する、アクセスポイントの受信バイト数の上限を指定します。この制限に達するとユーザーは切断されます。0は無制限です。デフォルトは0です。
Max Transmit CP使用時にクライアントに許可する、アクセスポイントの送信バイト数の上限を指定します。この制限に達するとユーザーは切断されます。0は無制限です。デフォルトは0です。
Max Total CP使用時にユーザーに許可する転送バイト数(送受信のバイト数を合計したもの)の上限を指定します。この制限に達するとユーザーは切断されます。0は無制限です。デフォルトは0です。
User Group 「Verification Mode」が「Local」または「RADIUS」の場合、既存のユーザーグループをCPに割り当てるか、または新しいグループを作成します。グループに所属するすべてのユーザーが、このポータルを介してネットワークにアクセスすることが許可されます。「User Group」リストは、無線コントローラーのすべてのCP設定で同じです。
「User Group」フィールドでは、すべてのCPに対するユーザーグループの追加、削除または名前の変更ができます。プルダウンメニューからCPに割り当てる定義済みユーザーグループを選択します。
・新しいユーザーグループの作成 - 「User Group」フィールドにグループ名を入力し、「Add」ボタンをクリックします。
・既存のユーザーグループ名の変更 - 変更する名前を選択し、新しい名前を入力して、「Modify」ボタンをクリックします。
・ユーザーグループの削除 - 削除する名前を選択し、「Delete」ボタンをクリックします。
(注)「Verification Mode」が「Guest」の場合、「User Group」欄は使用できません。
Code 言語に対応したIANA言語下位タグコードを入力します。コードはIANAによって管理されているLanguage Subtag Registry(言語下位タグレジストリ)に掲示されています。無線コントローラーでその言語がサポートされている場合、その言語でキャプティブポータル設定が作成されます。サポートされていない場合はデフォルト(英語)で作成されます。 下の「...」で「Language」を選択すると、自動的に入力されます。
Language CPに複数の言語のWebページを設定することにより、無線クライアントの言語に合ったWeb画面を表示させることができます。ひとつのCP設定に対して5つまでの言語違いのページを用意できます。「...」をクリックして表示されるメニューから言語を選択してください。選択した言語が入力されます。言語を入力して「Submit」ボタンをクリックすると、サブタブにその言語が表示されるようになります。デフォルトでは英語のWebページだけが存在します。ユーザーに提示されるWebページの言語は、ユーザーが最初にアクセスしたとき、クライアントが使用するブラウザーのLocale設定から判断されます。Locale設定がない場合は設定上先頭の言語(デフォルトはEnglish)で表示されます。一度ログイン画面が表示された後、ユーザーはログインページから言語を変更できます。

表 4:コマンドボタン
項目名
説明
Clear 画面の設定を初期値にリセットします。
Submit 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

CP WEB Customization(言語ごとのCP Web画面のカスタマイズ)

すべてのWeb画面で同じ認証タイプ(ゲストユーザー専用または認証ユーザー専用)を使用する場合、「CP設定名」タブの「CP Configuration」サブタブで最大5つまでの言語違いのWeb画面を作成することができます。
この画面は、無線クライアントがアクセスポイントに接続するとき、ユーザー(無線クライアント)に提示する各認証画面のコンテンツ(文章や画像)を言語ごとにカスタマイズします。
カスタマイズするCPのWeb画面のエリアを選択します。画面エリアには以下の5つのカテゴリーがあります。
本画面で利用可能なフィールドはメニューから選択するカテゴリーによって異なります。カテゴリー内のフィールド修正後、別のカテゴリーを選択する前に、必ず「Submit」ボタンをクリックしてください。クリックしないと、行った変更は保存されません。
「Authentication」、「Welcome」、「Logout」、または「Logout Success」画面の例を参照するには、「Preview」ボタンをクリックしてください。新しいブラウザー画面が表示されます。
Note - 複数の言語のキャプティブポータルWeb画面を用意した場合、表示されるWeb画面の言語は無線クライアントのWebブラウザーのロケールによって選択されます。
 

Global Parameters

表 5
項目名
説明
Available Images 画面背景、画面タイトルおよびアカウント画像に使用できる画像をダウンロードします。プルダウンメニューにはダウンロード済みの画像が表示されます。画像は最大5KB、200x200ピクセル、GIFまたはJPG形式とします。
・画像の追加 - 「参照」ボタンをクリックし、使用するローカルシステムの画像、またはローカルシステムからアクセスできる画像を選択します。「Download」ボタンをクリックすると、無線コントローラーに画像のダウンロードをします。
・画像の削除 - ファイル名を選択して「Delete」ボタンをクリックします。削除できるのはダウンロードした画像のみです。
Background Image 画面背景として表示する画像名を選択します。
プルダウンメニューまたは「…」ボタンを使用して、利用可能な画像ファイルを設定します。背景画像を使用しないように設定するためには、<No Selection>を選択します。
Branding Image 画面左上に表示する画像名を選択します。この画像は会社のロゴなどのようなブランド表示の目的で使用します。
プルダウンメニューまたは「…」ボタンを使用して、利用可能な画像ファイルを設定します。ブランド表示を使用しないように設定するためには、<No Selection>を選択します。
Fonts CP画面の全テキストに使用するフォント名を入力します。
Script Text ログアウトWeb画面を表示するために、JavaScriptを有効にする必要があります。ユーザーにこれを示す注意文を設定します。本フィールドは「User Logout Mode」が有効であるときのみ適用されます。
Popup Text ログアウトWeb画面を表示するためには、ポップアップ画面を有効とする必要があります。ユーザーにこれを示す注意文を設定します。本フィールドは「User Logout Mode」が有効であるときのみ適用されます。

Note - 転送可能な総ファイル容量は10MBまでです。
 

Authentication Page

表 6
項目名
説明
Background Image 「Authentication」画面に表示する定義済みの背景画像名を表示します。これは「Global Parameters」画面で修正することができます。
Branding Image 「Authentication」画面に表示する定義済みのブランド表示画像名を表示します。これは「Global Parameters」画面で修正することができます。
Browser Title クライアントのWebブラウザーのタイトルバーやタブに表示するテキストを入力します。
Page Title 画面タイトルに表示するテキストを入力します。
Colors CP画面に使用する色を選択します。「...」ボタンをクリックして、使用する色を選択します。選択した色でサンプルアカウント情報が更新されます。
Account Image CP画面でログイン欄の上部に表示する画像を選択します。画像表示エリアは55H x 310Wピクセルです。
(注)画像は、表示エリアに適合するようにサイズ調整されます。新しい画像をダウンロードするためには、「Global Parameters」画面の「Available Image」フィールドを使用します。
Account Title ユーザーに認証を指示するテキストを入力します。
User Label ユーザー名入力欄の横に表示するテキストを入力します。
Password Label パスワード入力欄の横に表示するテキストを入力します。
Button Label ネットワーク接続時にクリックするボタンに表示するテキストを入力します。
Acceptance Use Policy Text Box 「Acceptance Use Policy」欄に表示するテキスト(8192文字以内)を入力します。「Acceptance Use Policy」は、ユーザーがネットワークへの接続を許可されるための条件を示します。
Acceptanceチェックボックスのプロンプト ユーザーが使用条件を承諾したことを示すために選択するボタンの横に表示するテキストを入力します。
Instructional Text ユーザーに認証を行うよう指示する詳細なテキストを入力します。このテキストはボタンの下に表示されます。
Denied Message ユーザーが有効な認証情報を提供しない場合に表示するテキストを入力します。このメッセージはネットワーク接続のためにユーザーがボタンをクリックした後に表示されます。
Resource Message システムリソースの制限のために、システムが認証を拒否した場合に表示するテキストを入力します。このメッセージはネットワークに接続するためにユーザーがボタンをクリックした後に表示されます。
Timeout Message 認証トランザクションのタイムアウトによりシステムが認証を拒否した場合に表示されるテキストを入力します。これはユーザーの入力時間、または全体のトランザクションのタイムアウト時に表示されます。
Busy Message ユーザーが有効な認証情報を提供しない場合に表示するテキストを入力します。このメッセージは、ネットワーク接続のためにユーザーがボタンをクリックした後に表示されます。
No Accept Message ユーザーが「Acceptance Use Policy」を承諾しなかった場合に表示するテキストを入力します。このメッセージは、ネットワーク接続のためにユーザーがボタンをクリックした後に表示されます。

 

Welcome Page

表 7
項目名
説明
Branding Image 「Welcome」画面に表示する定義済みのブランド表示画像名を表示します。これは「Global Parameters」画面で修正することができます。
Browser Title 「Welcome」画面のタイトルバーに表示するテキストです。「Authentication Page」で入力した文字列が表示されます。
Title ユーザーがネットワークへの接続に成功したときに表示するテキストの表題を入力します。(例)Congratulations!
Text CPによって接続しているネットワークであることをユーザーに念押しするためのテキストを入力します。省略可能です。このメッセージは「Welcome Title」の下に表示されます。

 

Logout Page

Note - 「User Logout」モードが有効である場合のみ、本画面の設定は適用されます。

表 8
項目名
説明
Browser Title 「Logout」画面のタイトルバーに表示するテキストを入力します。
Page Title 画面タイトルとして使用するテキストを入力します。
Instructional Text ユーザーが認証されていることを認識でき、かつユーザーに認証解除する方法を指示するためのテキストを入力します。
Button Label 認証解除のためにユーザーがクリックするボタンに表示するテキストを入力します。
Confirmation Text ユーザーに認証解除の処理実行の可否を確認するためのテキストを入力します。

 

Logout Success Page

Note - 「User Logout」モードが有効である場合のみ、本画面の設定は適用されます。

表 9
項目名
説明
Background Image 「Logout Success」画面に表示する定義済みの背景画像名を表示します。これは「Global Parameters」画面で修正することができます。
Branding Image 「Logout Success」画面に表示する定義済みのブランド表示画像名を表示します。これは「Global Parameters」画面で修正することができます。
Browser Title 「Logout Success」画面のタイトルバーに表示するテキストを入力します。
Title 画面タイトルに表示するテキストを入力します。
Content ユーザーに、認証は正常に解除されたことを通知するためのテキストを入力します。



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