[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド
(config)# atmf virtual-link id <1-4094> {ip A.B.C.D|interface IFNAME} remote-id <1-4094> {remote-ip A.B.C.D|remote-host HOSTNAME} [remote-area NAME]
(config)# no atmf virtual-link id <1-4094>
AMF仮想リンクを設定する。
no形式で実行した場合はAMF仮想リンクを削除する。
AMF仮想リンクは、IPv4ネットワーク経由でAMF対応機器同士を接続し、AMFパケットの送受信を行う仮想的なポート(トンネルエンドポイント)およびリンク(トンネル)のこと。
AMF仮想リンクでは、AMFパケットをIPパケットに載せて運ぶため、IPによる通信が可能であれば、AMF対応機器間にAMF非対応機器が介在していてもAMFネットワーク上は2台が直結されているかのように扱うことができる。
また、通常のAMF接続ポートでは、1つの物理ポートに複数のAMFノードを接続することはできないが、AMF仮想リンクを使用すれば同一物理ポート上に複数のAMFノードを接続することが可能となる。
id <1-4094> |
ローカルID | ||||
ip A.B.C.D |
ローカル側のIPアドレス | ||||
interface IFNAME |
ローカル側のインターフェース名。ローカル側IPアドレスが不定な場合はipパラメーターの代わりに本パラメーターでインターフェース名を指定する | ||||
remote-id <1-4094> |
リモートID | ||||
remote-ip A.B.C.D |
リモート側のIPアドレス。セキュア仮想リンク(atmf virtual-link protection ipsecコマンド)を使用する場合は、リモート側のIPアドレスが不定な場合に0.0.0.0を指定する設定が可能 | ||||
remote-host HOSTNAME |
リモート側のホスト名。別途、DNS問い合わせの設定(ip name-server、ip domain-lookupコマンド)が必要 | ||||
remote-area NAME |
リモートエリア名。 本オプションは、AMFエリア仮想リンクを設定するときに使用する。 |
■ センター側のAMFノードHQ001(10.1.1.1)と、リモート側のAMFノードBR101(10.10.10.1)の間にAMF仮想リンクを設定する。
ローカル/リモートのIDとIPアドレスは、対向ノードと逆に設定すること。
HQ001(config)# atmf virtual-link id 1 ip 10.1.1.1 remote-id 1 remote-ip 10.10.10.1 ↓
BR101(config)# atmf virtual-link id 1 ip 10.10.10.1 remote-id 1 remote-ip 10.1.1.1 ↓
HQ001(config)# atmf virtual-link id 1 ip 10.1.1.1 remote-id 1 remote-ip 10.10.10.1 remote-area BR101-AREA ↓
BR101(config)# atmf virtual-link id 1 ip 10.10.10.1 remote-id 1 remote-ip 10.1.1.1 remote-area HQ001-AREA ↓
■ AMF仮想リンクの設定可能数は下記のとおり(通常の仮想リンクとエリア仮想リンクの合計値)。
AMF Cloud(バージョン5.5.1-2.1以降) | 1000 ※下の注をご参照ください。 |
AMF Cloud(バージョン5.4.7-1.1以降) | 300 ※下の注をご参照ください。 |
AMF Cloud(バージョン5.4.7-0.x系列以前) | 60 |
AMF Cloud(AT-VST-APL版)、AMF Cloud(AT-VST-VRT版)(バージョン5.5.1-2.1以降) | 1000 |
AMF Cloud(AT-VST-APL版)、AMF Cloud(AT-VST-VRT版)(バージョン5.5.1-1.x以前) | 300 |
vFirewall(AT-NFV-APL) | 60 |
AT-AR4000S-Cloud | 60 |
AR4050S/AR4050S-5G/AR3050S/AR2050V/AR2010V | 60 |
SwitchBlade x8100(AT-SBx81CFC960(バージョン5.4.5-0.1以降)) | 60 |
SwitchBlade x8100(AT-SBx81CFC960(バージョン5.4.4系列以前)) | 32 |
SwitchBlade x8100(AT-SBx81CFC400) | 32 |
SwitchBlade x908 | 32 |
SwitchBlade x908 GEN2 | 60 |
x950/x530/x530L/x320シリーズ | 32 |
AT-DC2552XS、x930/x900/x610/x550/x510/x510Lシリーズ、AT-IX5-28GPX | 20 |
AT-AR1050V/AT-TQ6702 GEN2-R、x540Lシリーズ、x250シリーズ | 6 |
x330/x310/x240/x230(52ポート版を含む)/x230L/x220/x210/x200/IE340/IE340L/IE220/IE210L/IE200シリーズ | 6(推奨は1) |
Note※AMF Cloud(バージョン5.4.7-1.1以降)に関しては、以下の注意、制限事項があります。
- バージョン5.4.7-1.1~5.5.1-1.xでは、設定可能な仮想リンクの最大数300のうち仮想エリアリンクは60までです。
バージョン5.5.1-2.1以降では、設定可能な仮想リンクの最大数1000まで仮想エリアリンクを作成できます。
- 仮想クロスリンク(atmf virtual-crosslinkコマンド)は、仮想リンクの最大数300(5.4.7-1.1~5.5.1-1.x)または1000(5.5.1-2.1以降)とは別に1つだけ設定可能です。
- セキュアモード(atmf secure-modeコマンド)有効時の仮想リンク最大数は126です。
- AMFマスター上で120を超えるAMF接続(AMFリンク、クロスリンク、仮想リンク、仮想クロスリンクの合計)を使用する場合は、AMFネットワーク上の全ノードを5.4.7-1.1以降にしてください。
- バージョン5.4.7-1.xでは次の制限があります(5.4.7-2.x以降にはこれらの制限はありません)。
- アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Microsoft Azure上のAMF Cloudにおける仮想リンク最大数は60です。
- アマゾン ウェブ サービス(AWS)上のAMF Cloudにおける仮想リンク最大数は60です。
- AMFマルチテナント機能における各AMFコンテナの仮想リンク最大数は60です。
- AMFマルチテナントコントローラー全体での仮想リンク最大数は、各バージョンで管理可能な最大メンバー数に依存します(5.4.8-0.x以降は18000)。
configure terminal (特権EXECモード) | +- atmf virtual-link(グローバルコンフィグモード)
atmf enable(グローバルコンフィグモード)
atmf virtual-crosslink(グローバルコンフィグモード)
atmf virtual-link description(グローバルコンフィグモード)
atmf virtual-link protection ipsec(グローバルコンフィグモード)
ip domain-lookup(グローバルコンフィグモード)
ip name-server(グローバルコンフィグモード)
show atmf links(特権EXECモード)
show atmf links statistics(特権EXECモード)
show atmf nodes(特権EXECモード)
show atmf virtual-links(特権EXECモード)
(C) 2019 - 2024 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002735 Rev.AD