[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / コンフィグレーション
(config)# boot config-file {FILEPATH|backup FILEPATH}
(config)# no boot config-file [backup]
起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)またはバックアップ用起動時コンフィグの実体ファイルを指定する。
no形式で実行した場合は、起動時コンフィグまたはバックアップ用起動時コンフィグの設定を初期状態に戻す。
FILEPATH |
起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)の実体ファイルのパス。このファイルはフラッシュメモリーまたはUSBメモリーに置かなくてはならない。また、ファイル名に使用可能な文字は半角英数字とハイフン("-")、ピリオド(".")、アンダースコア("_")のみで、拡張子は「.cfg」でなくてはならない。初期状態では「flash:/default.cfg」に設定されている | ||||
backup FILEPATH |
バックアップ用の起動時コンフィグ。このファイルはフラッシュメモリー上に置かなくてはならない。また、ファイル名に使用可能な文字は半角英数字とハイフン("-")、ピリオド(".")、アンダースコア("_")のみで、拡張子は「.cfg」でなくてはならない。本パラメーターで指定したバックアップ用起動時コンフィグは、起動時にコンフィグが読み込めないなどの緊急時に読み込まれる。初期状態では未設定 |
■ 起動時コンフィグとしてフラッシュメモリー上のred.cfgを指定する
awplus# configure terminal ↓ awplus(config)# boot config-file flash:/red.cfg ↓
awplus# configure terminal ↓ awplus(config)# boot config-file usb:/green.cfg ↓
■ 実体ファイルの設定は、本コマンド実行時にシステムファイルに保存されるため、copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドなどでコンフィグに保存する必要はない。
■ スタートアップコンフィグの実体ファイルに指定されているファイルは、直接的なファイル操作が行えないよう保護される。たとえば、copyコマンドのコピー先に実体ファイルを指定して上書きコピーしようとしたり、deleteコマンドで実体ファイルを削除しようとしたり、moveコマンドで実体ファイルを移動・リネームしようとしたりすると、「Cannot overwrite 実体ファイル名 as it is configured as the boot config file」というエラーになる。スタートアップコンフィグの実体ファイルに変更を加えるときは、次項で述べるスタートアップコンフィグ専用のコマンドを使うこと。
■ スタートアップコンフィグに関する以下のコマンドは、本コマンドで設定した実体ファイルに対して作用する。たとえば、本コマンドでスタートアップコンフィグの実体ファイルをflash:/mystart.cfgに変更すると、それ以降write memoryコマンドを実行するたびにflash:/mystart.cfgが書き換えられるようになる。また、erase startup-configコマンドを実行するとflash:/mystart.cfgが削除されるようになる。
% Working set must contain only single node for this command
configure terminal (特権EXECモード) | +- boot config-file(グローバルコンフィグモード)
copy(特権EXECモード)
dir(特権EXECモード)
erase startup-config(特権EXECモード)
show boot(特権EXECモード)
show startup-config(特権EXECモード)
write file(特権EXECモード)
write memory(特権EXECモード)
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