[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: インターフェースモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド
(config-if)# [no] switchport atmf-crosslink
対象スイッチポートまたはトランクグループ(saX、poX)をAMFクロスリンクに設定する。
no形式で実行した場合はAMFクロスリンクとしての設定を解除する。
AMFクロスリンクで接続したノード同士は同一のAMFドメインを形成し、同一のNode Depth値(マスターからの距離。show atmf nodesコマンドで確認可能)を持つ。
■ ポート1.0.1をAMFクロスリンクに設定する。
FSW244(config)# interface port1.0.1 ↓ FSW244(config-if)# switchport atmf-crosslink ↓
■ AT-AR2010V、AT-TQ6702 GEN2-R、vFirewall(AT-NFV-APL)、AT-AR4000S-Cloud、AMF Cloud、AMF Cloud(AT-VST-APL版)、AMF Cloud(AT-VST-VRT版)はスイッチポートを持たないため、本コマンドは使用できない。
■ AT-AR4050S/AT-AR4050S-5G/AT-AR3050S/AT-AR2050V、AT-AR1050Vにおいて、本コマンドはLANポートでのみ有効。
■ Secure Edge、Secure HUBシリーズのAMFメンバー機能はエッジノード向けの限定版であり、クロスリンクがサポート対象外のため、本コマンドは使用できない。
■ 本コマンドを実行すると、対象ポートまたはトランクグループ(saX、poX)はタグ付きポート(トランクポート)に自動設定され、ドメインVLAN(初期設定ではvlan4091)とマネージメントVLAN(初期設定ではvlan4092)にだけ所属する状態となる。これらの設定はランニングコンフィグに現れないが、本コマンドを実行すると自動的にこの状態となるので、手動設定する必要はない。また、AMF接続ポートではトポロジー管理のためタグなしのL2予約済みマルチキャストパケット(宛先MACアドレス:01-80-c2-00-00-2e)を送受信するが、このパケットはスパニングツリーのポート状態がブロッキングでも送受信が可能であり、また他のポートには転送されない。さらに、AMF接続ポートのネイティブVLAN(switchport trunk native vlanコマンド)をなしに設定してもこのパケットの送受信には影響しない。
■ タグなしポートとして運用中のポートに対して本コマンドを実行すると、タグなしVLANの設定が失われるため、本コマンド実行後にネイティブVLAN(タグ付きポートで受信したタグなしパケットの所属VLAN)を再設定すること。
たとえば、次の設定がしてあるポート1.0.1をAMF接続ポートに設定する場合を考える。
interface port1.0.1 switchport mode access switchport access vlan 10ここでポート1.0.1をAMF接続ポートに設定すると、このポートはタグ付きポートとなり、タグなしパケットはネイティブVLANの初期設定値であるvlan1として扱われるようになるので、タグなしパケットをvlan10として扱えるよう、switchport trunk native vlanコマンドでネイティブVLANをvlan10に再設定すること。
FSW244(config)# interface port1.0.1 ↓ FSW244(config-if)# switchport atmf-link ↓ FSW244(config-if)# switchport trunk native vlan 10 ↓
interface (グローバルコンフィグモード) | +- switchport atmf-crosslink(インターフェースモード)
show atmf links(特権EXECモード)
show atmf links statistics(特権EXECモード)
show atmf nodes(特権EXECモード)
switchport atmf-link(インターフェースモード)
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