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CentreCOM AR260S V2 設定例集 3.3.3 #15

UPnPによるVoIPアダプタ接続


UPnPを使用して、VoIPアダプタからの要求に応じてポートマッピングルールを作成し、IP電話による通話を可能にします。


Note - 動作確認を行っているVoIPアダプタはNTT東日本/西日本のVoIPアダプタです。
Note - 使用可能なVoIPアダプタは1台のみです。


インターネットサービスプロバイダー(以下 ISP)からは、次の情報が提供されているものとします。

表 1
 
ISPからの情報
PPPユーザー名 user@isp
PPPパスワード password
IPアドレス 不定(動的割り当て)
DNSサーバー 接続時に通知される


ルーターの基本設定は以下のようにします。

表 2
 
ルーター
WAN側IPアドレス ISPから自動取得
LAN側IPアドレス 192.168.10.1/24
ファイアウォール 有効
UPnP 有効



本構成における設定のポイントは、次の通りです。


ルーターの設定

  1. IPアドレスを自動取得するよう設定したPCを接続し、Webブラウザーを起動します。
    Webブラウザーから「http://192.168.1.1/」を求められますのでユーザー名「manager」、パスワード「friend」を入力すると、次の画面が表示されます。


    次に、左側のメニューから[LAN]-[IP]を選択します。
    [IPアドレス]を192.168.10.1 に変更して[適用]を押します。


    [適用]を押した後、IPアドレスを再取得するためにPCを再起動します。PCが起動完了したら、再度Webブラウザーを起動して「http://192.168.10.1/」を開きます。

  2. 左側のメニューから[LAN]-[DHCP]を選択します。
    [DHCPサーバー設定]の[始点IPアドレス]を192.168.10.10に、[終点IPアドレス]を192.168.10.41に変更して[適用]を押します。


  3. 左側のメニューから[かんたん接続]を選択します。
    回線種別から「PPPoE による接続(フレッツADSL、Bフレッツ)」を選択し、[次へ]を押します。


    次にPPPoEの設定を行います。

    [接続名称]にmy_isp (特に決まりは無いので任意の文字列でかまいません。)と入力し、[ユーザー名][パスワード]にISPから提供された内容を入力して、[次へ]を押します。


    その他のパラメーターは、初期状態のままで問題ありません。

    次にUPnPの設定を行います。

    [UPnPを有効にする]をチェックし、[次へ]を押します。


    下記のような設定内容になっていることを確認し、[適用]を押します。


    設定後、以下のような設定完了画面が表示されます。


  4. 画面左上の[設定保存]を押します。
    設定保存ボタン下の「設定が保存されていません」という表示が消えれば設定完了です。

  5. VoIPアダプタの電源を入れます。
    VoIPアダプタ起動後、左側のメニューから[ファイアウォール/NAT]-[UPnP]と選択し、ポートマッピングルールリストにルールが追加されていれば、IP電話による通話が可能となっています。

    設定は以上です。




CentreCOM AR260S V2 設定例集 3.3.3 #15

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PN: 613-000902 Rev.H

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