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CentreCOM AR570S 設定例集 2.9 #155

PPPoE AC 基本設定(IPアドレス動的割り当て)


PPPoE 経由でリモートユーザーからのPPPoE接続を受け入れるAccess Concentratorの設定例です。この例では、IPアドレスプール機能を使用し、IPアドレスプールの中から使用されていないアドレスを動的に割り当てます。

ここでは、アクセスしてきたユーザーに IPアドレスを動的に割り当てる設定例を示します。
PPPoE 接続時に PPP インターフェースを動的生成するため、PPP テンプレート機能を使用しています。

表 1:ルーターAの基本設定
 
ルーターA
AC Service Name ISP-1
AC インターフェース VLAN1
PPP 認証方式 CHAP
LAN側(eth0)IPアドレス 192.168.10.1/24
IPアドレスプール名 SIMTY
IPアドレスプールの範囲 100.100.10.1〜100.100.10.127


ルーターAには、下記の PPP ユーザーを登録します。

表 2:リモートユーザーの PPP ユーザー名とパスワード
PPPユーザー名 AAA BBB CCC
PPPパスワード PasswordA PasswordB PasswordC



  1. リモートユーザーの PPP ユーザー名とパスワードを登録します (認証するときのパスワード)。また、コマンドラインへのログインは許可しません。


  2. PPP テンプレートを作成します。これは動的に作成する PPP インターフェースの仕様を定義するものです。
    本設定では、CHAP 認証を使用し、IP アドレスプール「SIMTY」を使用するように設定します。


  3. Access Concentrator に関する設定を行います。
    AC サービス名、PPP 受信インターフェース、PPP 最大接続数を登録します。また、動的に作成された PPPインターフェースに対しては、PPP テンプレート「1」を適用します。


  4. Access Concentrator モジュールを有効にします。


  5. IP モジュールを有効にします。


  6. LAN 側(eth0)インターフェースに IP アドレスを設定します。


  7. IP アドレスプール「SIMTY」を作成し、ユーザーに割り当てるアドレス範囲を設定します。


  8. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。





CentreCOM AR570S 設定例集 2.9 #155

(C) 2006-2013 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000274 Rev.N

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