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CentreCOM AR570S 設定例集 2.9 #61
リモートブリッジ基本設定
ISDN回線を使って2つの拠点をリモートブリッジ接続します。
ここでは、次のような構成のネットワークを例に解説します。
表 1
| |
ルーターA |
ルーターB |
| ISDN番号 |
03-1234-1111 |
06-1234-2222 |
| ISDNコール名 |
TOOS |
TOOS |
| WAN側物理インターフェース |
bri0 |
bri0 |
| ブリッジポート1(LAN側) |
vlan1 |
vlan1 |
| ブリッジポート2(WAN側) |
ppp0 |
ppp0 |
| ブリッジするプロトコル |
NetBEUI(SAP=0xF0) |
NetBEUI(SAP=0xF0) |

- 接続先の作成を行います。ルーターBと同時に通信が発生した場合は、発呼を優先するよう設定します。また、発呼に使用するインターフェースとしてbri0を指定します。
ADD ISDN CALL=TOOS NUMBER=0612342222 PRECEDENCE=OUT INTREQ=bri0 ↓
- サブアドレスを設定します。自分のコール名をサブアドレスとして相手側に送信し、また、自分のコール名と同じサブアドレスの着信呼にのみ応答するよう設定します。
SET ISDN CALL=TOOS OUTSUB=LOCAL SEARCHSUB=LOCAL ↓
- PPPインターフェースを作成し、ダイヤルオンデマンドを有効にします。
CREATE PPP=0 OVER=ISDN-TOOS IDLE=ON ↓
- ブリッジモジュールを有効にします。
- ブリッジするプロトコルを指定します。ここではNetBEUI(SAP=0xF0)を指定しています。プロトコル番号については、コマンドリファレンスのADD BRIDGE PROTOCOLコマンドの解説をご覧ください。
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=F0 ↓
Note
- ADD BRIDGE PROTOCOLコマンドで指定したプロトコル以外はいっさい転送されませんのでご注意ください。
- LAN側(vlan1)インターフェースにブリッジポートを作成します。
ADD BRIDGE PORT=1 INT=vlan1 ↓
- WAN側(ppp0)インターフェースにブリッジポートを作成します。
ADD BRIDGE PORT=2 INT=ppp0 ↓
- 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
- 接続先の作成を行います。ルーターAと同時に通信が発生した場合は、発呼を優先するよう設定します。また、発呼に使用するインターフェースとしてbri0を指定します。
ADD ISDN CALL=TOOS NUMBER=0312341111 PRECEDENCE=IN INTREQ=bri0 ↓
- サブアドレスを設定します。自分のコール名をサブアドレスとして相手側に送信し、また、自分のコール名と同じサブアドレスの着信呼にのみ応答するよう設定します。
SET ISDN CALL=TOOS OUTSUB=LOCAL SEARCHSUB=LOCAL ↓
- PPPインターフェースを作成し、ダイヤルオンデマンドを有効にします。
CREATE PPP=0 OVER=ISDN-TOOS IDLE=ON ↓
- ブリッジモジュールを有効にします。
- ブリッジするプロトコルを指定します。ここではNetBEUI(SAP=0xF0)を指定しています。プロトコル番号については、コマンドリファレンスのADD BRIDGE PROTOCOLコマンドの解説をご覧ください。
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=F0 ↓
Note
- ADD BRIDGE PROTOCOLコマンドで指定したプロトコル以外はいっさい転送されませんのでご注意ください。
- LAN側(vlan1)インターフェースにブリッジポートを作成します。
ADD BRIDGE PORT=1 INT=vlan1 ↓
- WAN側(ppp0)インターフェースにブリッジポートを作成します。
ADD BRIDGE PORT=2 INT=ppp0 ↓
- 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
■ 手順5でプロトコルを設定する際には、関連するプロトコルをすべて設定します。たとえば、AppleTalkプロトコルをブリッジする場合は、「ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=809B」(AppleTalk)と「ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=80F3」(AppleTalk AARP)の両方のコマンドを実行する必要があります。
ルーターAのコンフィグ
[テキスト版]
ADD ISDN CALL=TOOS NUMBER=0612342222 PRECEDENCE=OUT INTREQ=bri0 ↓
SET ISDN CALL=TOOS OUTSUB=LOCAL SEARCHSUB=LOCAL ↓
CREATE PPP=0 OVER=ISDN-TOOS IDLE=ON ↓
ENABLE BRIDGE ↓
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=F0 ↓
ADD BRIDGE PORT=1 INT=vlan1 ↓
ADD BRIDGE PORT=2 INT=ppp0 ↓
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ルーターBのコンフィグ
[テキスト版]
ADD ISDN CALL=TOOS NUMBER=0312341111 PRECEDENCE=IN INTREQ=bri0 ↓
SET ISDN CALL=TOOS OUTSUB=LOCAL SEARCHSUB=LOCAL ↓
CREATE PPP=0 OVER=ISDN-TOOS IDLE=ON ↓
ENABLE BRIDGE ↓
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=F0 ↓
ADD BRIDGE PORT=1 INT=vlan1 ↓
ADD BRIDGE PORT=2 INT=ppp0 ↓
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CentreCOM AR570S 設定例集 2.9 #61
(C) 2006-2013 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-000274 Rev.N
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