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CentreCOM AR300/AR700 シリーズ 設定例集 2.3 #88

2点間IPsec VPN(自動鍵。片側アドレス不定。インターネットアクセスあり)


インターネット上に暗号化されたトンネルを張り、2つの拠点をIP接続するIPsec VPNの設定例です(自動鍵管理)。ダイヤルアップ接続など、片側の拠点のIPアドレスが不定な場合の基本設定です。この例では、ファイアウォールとダイナミックENATの設定を行い、拠点間のVPN通信だけでなくインターネットへもアクセスできるようにしています。

IPsecとファイアウォールを併用する場合は、次の点がポイントになります。


ここでは、次のようなネットワーク構成を例に解説します。ルーターAは専用線でISPに接続しており、グローバルアドレス8個を固定的に割り当てられています。一方、ルーターBはアドレス不定のダイヤルアップ接続であるとします。

Note - IPsecを使用するには、通信データの暗号化と復号化を行うすべてのルーターに別売の暗号ボード(AR010)または暗号・圧縮ボード(AR011)を装着する必要があります。

表 1
 
ルーターA
ルーターB
TDMグループ名 ISPA
回線速度 128Kbps
ISDNコール名 ISPB
ISPアクセスポイントの番号 03-1234-5678
WAN側物理インターフェース bri0 bri0
PPPユーザー名 ispuser
PPPパスワード isppasswd
WAN側(ppp0)IPアドレス Unnumbered 0.0.0.0(動的割り当て)
LAN側(eth0-0)IPアドレス(1) 4.4.4.1/29 192.168.20.1/24
LAN側(eth0-1)IPアドレス(2) 192.168.10.1/24


表 2:IKEフェーズ1(ISAKMP SAのネゴシエーション)
ルーター間の認証方式 事前共有鍵(pre-shared key)
IKE交換モード Aggressiveモード
事前共有鍵 secret(文字列)
ルーターAの認証ID IPアドレス:4.4.4.1(デフォルト)
ルーターBの認証ID 名前:client
Oakleyグループ 1(デフォルト)
ISAKMPメッセージの暗号化方式 DES(デフォルト)
ISAKMPメッセージの認証方式 SHA1(デフォルト)
ISAKMP SAの有効期限(時間) 86400秒(24時間)(デフォルト)
ISAKMP SAの有効期限(Kbyte数) なし(デフォルト)
起動時のISAKMPネゴシエーション 行わない


表 3:IKEフェーズ2(IPsec SAのネゴシエーション)
SAモード トンネルモード
セキュリティープロトコル ESP(暗号+認証)
暗号化方式 DES
認証方式 SHA1
IPComp 使わない
IPsec SAの有効期限(時間) 28800秒(8時間)(デフォルト)
IPsec SAの有効期限(Kbyte数) なし(デフォルト)
トンネリング対象IPアドレス 192.168.10.0/24 ←→ 192.168.20.0/24
トンネル終端アドレス 4.4.4.1(A)・不定(B)
インターネットとの平文通信 行なう



ルーターAの設定

  1. セキュリティーモードで各種設定を行なうことのできるSecurity Officerレベルのユーザー「secoff」を作成します。パスワードは「PasswordS」とします。


    Note - Security Officerレベルのユーザーを作成しておかないと、セキュリティーモードに移行できませんのでご注意ください。

  2. BRIインターフェース「0」の全スロット(1〜2)を、常時起動のTDM(専用線)モードに設定します。


  3. bri0のスロット1〜2(128Kbps)に対して、TDMグループ「ISPA」を作成します。


  4. PPPインターフェース「0」をTDMグループ「ISPA」上に作成します。


  5. IPモジュールを有効にします。


  6. LAN側(eth0)インターフェースにIPアドレスを設定します。


    Note - IPsecを使用する場合、WAN側がUnnumberedであるなどの理由でLAN側をマルチホーミングするときは、IPsecの始点アドレスとして使うグローバルアドレスを先に設定(入力)してください。設定ファイルを直接編集する場合は、グローバルアドレスの設定コマンドを先に記述してください。

  7. WAN側(ppp0)インターフェースにIPアドレス「0.0.0.0」を割り当て、Unnumberedを使用するよう設定します。


  8. デフォルトルートを設定します。


  9. ファイアウォール機能を有効にします。


  10. ファイアウォールの動作を規定するファイアウォールポリシーを作成します。


  11. ICMPパケットはPing(Echo/Echo Reply)と到達不可能(Unreachable)のみ双方向で許可します。


    Note - デフォルト設定では、ICMPはファイアウォールを通過できません。

  12. ルーターのidentプロキシー機能を無効にし、外部のメール(SMTP)サーバーなどからのident要求に対して、ただちにTCP RSTを返すよう設定します。


  13. ファイアウォールポリシーの適用対象となるインターフェースを指定します。


  14. エンハンストNATの設定を行います。プライベート側(eth0-1)IPアドレスを、グローバルアドレス4.4.4.1に変換するよう設定します。


  15. IKEのパケットがファイアウォールを通過できるようにします。


  16. ルーターBとのプライベートLAN間通信(192.168.10.0/24−192.168.20.0/24)をNATの対象から除外するよう設定します。


  17. ルーターAのプライベート側インターフェース宛てのパケットのうち、IPsecが適用されているパケットのみを通過させる設定を行います。


  18. ここからがIPsecの設定になります。最初にISAKMPで使用する事前共有鍵(pre-shared key)を作成します。


    Note - このコマンドはコンソールから直接入力したときだけ有効で、エディター等で設定ファイルに記述した場合は無効になります。

  19. ルーターBとのIKEネゴシエーション要求を受け入れるISAKMPポリシー「i」を作成します。KEYには、前の手順で作成した事前共有鍵(鍵番号「1」)を指定します。また、この例では相手のアドレスが不定なため、PEERにANYを、REMOTEIDで相手の認証IDを指定し、「MODE=AGGRESSIVE」でAggressiveモードを使うよう設定します。


  20. IPsec通信の基本仕様を定義するSAスペック「1」を作成します。セキュリティープロトコル、暗号、ハッシュの両アルゴリズムを指定します。


  21. SAスペックをとりまとめるSAバンドルスペック「1」を作成します。ESPとAHを併用する場合などは、複数のSAスペックを作成して、本コマンドのSTRINGパラメーターで「1 and 2」のように指定します。この例ではSAスペックが1つだけなので、単に「1」と指定します。


  22. ISAKMPパケットを通過させるためのIPsecポリシー「isa」を作成します。ISAKMP使用時は必ず最初にこのポリシーを作成してください。


  23. IPsec通信の範囲を指定するIPsecポリシーを作成します。ここで指定した条件に一致するパケットに対して、BUNDLEパラメーターで指定したSAバンドルスペックに基づくIPsec処理が行われます。INTERFACEパラメーターで指定したインターフェースを通過するときに、IPsecの暗号化、復号化処理が行われます。相手のIPアドレスが不定なので、ISAKMPの認証をパスしたものだけを指定する意味で、PEERにDYNAMICを指定します。


  24. インターネットとの通信を素通しさせるIPsecポリシー「inet」を作成します。


  25. IPsecを有効化します。


  26. ISAKMPを有効化します。


  27. Security Officerレベルのユーザーでログインしなおします。


  28. セキュリティーモードに移行します。


    Note - セキュリティーモードに移行したあとで、再度ノーマルモードに戻すと、暗号鍵などの情報は失われます。

  29. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。



ルーターBの設定

  1. IPsecはセキュリティーモードでないと動作しないので、同モードで管理設定を行うことのできるSecurity Officerレベルのユーザーをあらかじめ登録しておきます。


    Note - Security Officerのパスワードは厳重に管理してください。

  2. 接続先情報(ISDNコール)を定義します。NUMBERパラメーターにアクセスポイントの番号を指定し、「PRECEDENCE=OUT」で発呼優先に設定します。また、「INTREQ=bri0」により、発呼に使用する物理インターフェースとしてbri0を指定します。


  3. PPPインターフェース「0」を作成し、「IDLE=ON」で必要に応じて自動発呼するダイヤルオンデマンド機能を有効にします。また、「IPREQUEST=ON」を指定して、ISPからIPアドレスを取得するように設定します。また、LQRはオフにします。


  4. ISPにPPP接続するためのユーザー名とパスワードを設定します。


  5. IPモジュールを有効にします。


  6. 接続時にISPから与えられたIPアドレスを、PPPインターフェースで使用するよう設定します。


  7. LAN側(eth0)インターフェースにIPアドレスを設定します。


  8. WAN側(ppp0)インターフェースにIPアドレス「0.0.0.0」を設定します。これは、ISPとの接続が確立するまでIPアドレスが確定しないことを示します。


  9. デフォルトルートを設定します。


  10. ファイアウォール機能を有効にします。


  11. ファイアウォールの動作を規定するファイアウォールポリシー「net」を作成します。


  12. ICMPパケットはPing(Echo/Echo Reply)と到達不可能(Unreachable)のみ双方向で許可します。


    Note - デフォルト設定では、ICMPはファイアウォールを通過できません。

  13. ルーターのidentプロキシー機能を無効にし、外部のメール(SMTP)サーバーなどからのident要求に対して、ただちにTCP RSTを返すよう設定します。


  14. ファイアウォールポリシーの適用対象となるインターフェースを指定します。


  15. LAN側ネットワークに接続されているすべてのコンピューターがENAT機能を使用できるよう設定します。グローバルアドレスには、ppp0のIPアドレスを使用します。


  16. 不要な発呼を防ぐため、LAN側からのMS-Networksパケット(UDPポートの137〜139番)を遮断するファイアウォールルールを作成します。


  17. ローカルLANからリモートLANへのパケットにはNATをかけないよう設定します。


  18. 基本ルールのままではIPsecパケットまで遮断されてしまうので、これらのパケットを通過させるためのルールを設定します。「ENCAP=IPSEC」は、IPsecパケットからオリジナルのパケットを取り出したあとでこのルールを適用することを示します。よって、以下のコマンドは、「取り出したパケットの終点が192.168.20.1〜192.168.20.254、つまり、ローカル側LANならばNATの対象外とする」の意味になります。


  19. ここからがIPsecの設定になります。最初にISAKMPで使用する事前共有鍵(pre-shared key)を作成します。


    Note - このコマンドはコンソールから直接入力したときだけ有効で、エディター等で設定ファイルに記述した場合は無効になります。

  20. ISAKMPポリシー「i」を作成します。ISAKMPは、IPsecで使う鍵の管理とSAのネゴシエーションを自動的に行うためのプロトコルです。KEYには、前の手順で作成した共有鍵の番号を指定します。PEERには相手ルーターのIPアドレスを指定します。また、自分のアドレスが不定なため、LOCALIDで自分の認証IDを指定し、「MODE=AGGRESSIVE」でAggressiveモードを使うよう設定します。


  21. IPsec通信の基本仕様を定義するSAスペック「1」を作成します。セキュリティープロトコル、暗号、ハッシュの両アルゴリズムを指定します。


  22. SAスペックをとりまとめるSAバンドルスペック「1」を作成します。


  23. ISAKMPパケットを通過させるためのIPsecポリシー「isa」を作成します。ISAKMP使用時は必ず最初にこのポリシーを作成してください。


  24. IPsec通信の範囲を指定するIPsecポリシーを作成します。ここで指定した条件に一致するパケットに対して、BUNDLEパラメーターで指定したSAバンドルスペックに基づくIPsec処理が行われます。INTERFACEパラメーターで指定したインターフェースを通過するときに、IPsecの暗号化、復号化処理が行われます。PEERには相手のIPアドレスを指定します。


  25. インターネットとの通信を素通しさせるIPsecポリシー「inet」を作成します。


  26. IPsecを有効化します。


  27. ISAKMPを有効化します。


  28. Security Officerレベルのユーザーでログインしなおします。


  29. セキュリティーモードに移行します。


    Note - セキュリティーモードに移行したあとで、再度ノーマルモードに戻すと、暗号鍵などの情報は失われます。

  30. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。




メモ

■ セキュリティーモードに移行すると、Security OfficerレベルでルーターにTelnetログインすることができなくなります。セキュリティーモードにおいて、Security OfficerレベルでTelnetログインしたい場合は、あらかじめRSO(Remote Security Officer)コマンドを使ってログインを許可するホストのIPアドレスを指定しておく必要があります。

たとえば、ネットワーク192.168.10.0/24、192.168.20.0/24上のすべてのホストからSecurity OfficerレベルでのTelnetログインを許可する場合は、次のようにします。


■ セキュリティーモードでは、たとえSecurity Officerでログインした場合であっても、セキュリティーコマンドを一定期間入力しないでいると、次回セキュリティーコマンドを入力したときにパスワードの再入力を求められます。このタイムアウト値は、下記コマンドによって変更できますが、IPsecの設定を行うときは、ノーマルモードで設定を行った後、セキュリティーモードに変更することをおすすめします。


■ セキュリティー関連コマンドのタイムアウトは、次のコマンドで変更できます。SECUREDELAYパラメーターには、10〜600(秒)を指定します。デフォルトは60秒です。

まとめ

ルーターAのコンフィグ [テキスト版]
* 「#」で始まる行は、コンソールから入力しないと意味を持たないコマンドか、設定ファイル(.cfg)に記述しても無効なコマンドを示しています。詳細は本文の説明をご覧ください。
ADD USER=secoff PASSWORD=PasswordS PRIVILEGE=SECURITYOFFICER
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2
CREATE TDM GROUP=ISPA INT=bri0 SLOTS=1-2
CREATE PPP=0 OVER=TDM-ISPA LQR=OFF
ENABLE IP
ADD IP INT=eth0-0 IP=4.4.4.1 MASK=255.255.255.248
ADD IP INT=eth0-1 IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0 MASK=0.0.0.0
ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXT=0.0.0.0
ENABLE FIREWALL
CREATE FIREWALL POLICY=net
ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH
DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-0 TYPE=PUBLIC
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-1 TYPE=PRIVATE
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC
ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INTERFACE=eth0-1 GBLINT=ppp0 GBLIP=4.4.4.1
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROT=UDP PORT=500 IP=4.4.4.1 GBLIP=4.4.4.1 GBLPORT=500
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=2 AC=NONAT INT=eth0-1 PROT=ALL IP=192.168.10.1-192.168.10.254
SET FIREWALL POLICY=net RULE=2 REMOTEIP=192.168.20.1-192.168.20.254
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=3 AC=NONAT INT=ppp0 PROT=ALL IP=192.168.10.1-192.168.10.254 ENCAP=IPSEC
# CREATE ENCO KEY=1 TYPE=GENERAL VALUE="secret"
CREATE ISAKMP POLICY=i PEER=ANY KEY=1 SENDN=TRUE REMOTEID="client" MODE=AGGRESSIVE
CREATE IPSEC SASPEC=1 KEYMAN=ISAKMP PROT=ESP ENCALG=DES HASHALG=SHA
CREATE IPSEC BUNDLESPEC=1 KEYMAN=ISAKMP STRING="1"
CREATE IPSEC POLICY=isa INT=ppp0 ACTION=PERMIT LPORT=500 RPORT=500 TRANSPORT=UDP
CREATE IPSEC POLICY=vpn INT=ppp0 ACTION=IPSEC KEYMAN=ISAKMP BUNDLE=1 PEER=DYNAMIC
SET IPSEC POLICY=vpn LAD=192.168.10.0 LMA=255.255.255.0 RAD=192.168.20.0 RMA=255.255.255.0
CREATE IPSEC POLICY=inet INT=ppp0 ACTION=PERMIT
ENABLE IPSEC
ENABLE ISAKMP
# LOGIN secoff
# ENABLE SYSTEM SECURITY_MODE


ルーターBのコンフィグ [テキスト版]
* 「#」で始まる行は、コンソールから入力しないと意味を持たないコマンドか、設定ファイル(.cfg)に記述しても無効なコマンドを示しています。詳細は本文の説明をご覧ください。
ADD USER=secoff PASSWORD=PasswordS PRIVILEGE=SECURITYOFFICER
ADD ISDN CALL=ISPB NUMBER=0312345678 PRECEDENCE=OUT INTREQ=bri0
CREATE PPP=0 OVER=ISDN-ISPB IDLE=ON IPREQUEST=ON LQR=OFF
SET PPP=0 USER=ispuser PASSWORD=isppasswd
ENABLE IP
ENABLE IP REMOTEASSIGN
ADD IP INT=eth0 IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0
ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXTHOP=0.0.0.0
ENABLE FIREWALL
CREATE FIREWALL POLICY=net
ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACHABLE
DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0 TYPE=PRIVATE
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC
ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INT=eth0 GBLINT=ppp0
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=1 ACTION=DENY INT=eth0 PROTO=UDP PORT=137-139
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=2 ACTION=NONAT INT=eth0 PROT=ALL IP=192.168.20.1-192.168.20.254
SET FIREWALL POLICY=net RULE=2 REMOTEIP=192.168.10.1-192.168.10.254
ADD FIREWALL POLICY=net RULE=3 ACTION=NONAT INT=ppp0 PROT=ALL IP=192.168.20.1-192.168.20.254 ENCAP=IPSEC
# CREATE ENCO KEY=1 TYPE=GENERAL VALUE="secret"
CREATE ISAKMP POLICY=i PEER=4.4.4.1 KEY=1 SENDN=TRUE LOCALID="client" MODE=AGGRESSIVE
CREATE IPSEC SASPEC=1 KEYMAN=ISAKMP PROT=ESP ENCALG=DES HASHALG=SHA
CREATE IPSEC BUNDLESPEC=1 KEYMAN=ISAKMP STRING="1"
CREATE IPSEC POLICY=isa INT=ppp0 ACTION=PERMIT LPORT=500 RPORT=500 TRANSPORT=UDP
CREATE IPSEC POLICY=vpn INT=ppp0 ACTION=IPSEC KEYMAN=ISAKMP BUNDLE=1 PEER=4.4.4.1
SET IPSEC POLICY=vpn LAD=192.168.20.0 LMA=255.255.255.0 RAD=192.168.10.0 RMA=255.255.255.0
CREATE IPSEC POLICY=inet INT=ppp0 ACTION=PERMIT
ENABLE IPSEC
ENABLE ISAKMP
# LOGIN secoff
# ENABLE SYSTEM SECURITY_MODE





CentreCOM AR300/AR700 シリーズ 設定例集 2.3 #88

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PN: J613-M0507-00 Rev.G

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