インストールガイド / はじめに


動作環境
仮想化環境
パブリッククラウドサービス
環境別インストールガイド
ライセンスのインストールと確認
AMFライセンスのインストール
AMFライセンスの有効期間


本製品は従来のAMF対応製品とは異なり、専用のハードウェアを必要とせずに、仮想マシン上でAMFコントローラーまたはAMFマスター機能を動作させることができます。

本製品を仮想マシンへインストールする前に、本章の「動作環境」「環境別インストールガイド」をご参照ください。

AMF機能の各種設定方法につきましては、本マニュアルの「アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF)」をご参照ください。

Note
AMF機能を利用する際に必要なライセンスの種類については、弊社ホームページをご覧ください。

動作環境

本製品は、物理サーバーにインストールした仮想化環境上の仮想マシン、あるいは、パブリッククラウドサービス上の仮想マシンで動作させることができます。
それぞれの動作環境におけるシステム要件は以下のとおりです。

動作環境の選定にあたっては、以下のシステム要件をご参照ください。
他の要件に関しては特に制限がありません。本製品のセットアップにあたっては各動作環境のマニュアルなどもご参照ください。

仮想化環境

本製品がサポートする仮想化環境は次のとおりです。
それぞれのシステム要件は下記の表をご参照ください。
AMFマルチテナント機能を使用しない場合(シングルモード)と使用する場合(マルチテナントモード)で、CPU、メモリー容量、仮想ディスク容量の要件が異なりますのでご注意ください。
VMware vSphere ESXi 6.0(Hypervisor)
 
シングルモード
マルチテナントモード
CPU vCPU数×2以上 300ノードまで vCPU数×2
600ノードまで vCPU数×3
1200ノードまで vCPU数×4
メモリー容量 1024MB以上 1024MB + 1コンテナにつき150MB
仮想ディスク容量 32GB以上 5GB + 1ノードにつき64MB
ネットワークアダプター(NIC)種別 Intel E1000 NIC、VMware vmxnet3 NIC
ネットワークアダプター(NIC)数 1~10インターフェース
 
Citrix XenServer 6.5
 
シングルモード
マルチテナントモード
CPU vCPU数×2以上 300ノードまで vCPU数×2
600ノードまで vCPU数×3
1200ノードまで vCPU数×4
メモリー容量 1024MB以上 1024MB + 1コンテナにつき150MB
仮想ディスク容量 32GB以上 5GB + 1ノードにつき64MB
ネットワークアダプター(NIC)数 1~7インターフェース

パブリッククラウドサービス

本製品がサポートするパブリッククラウドサービスは次のとおりです。
それぞれのシステム要件は下記の表をご参照ください。
AMFマルチテナント機能を使用しない場合(シングルモード)と使用する場合(マルチテナントモード)で、対応仮想マシンサイズの要件が異なりますのでご注意ください。
Note
AMFマルチテナント機能は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)環境では未サポートです。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)
 
シングルモード
対応プラットフォーム Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)
対応仮想化タイプ Hardware Virtual Machine(HVM)
対応インスタンスタイプ 32ビットEC2インスタンスが必要。また、以下を利用可能
T2インスタンス t2.small、t2.medium
C3インスタンス c3.large
対応ネットワークタイプ Virtual Private Cloud(VPC)
 
Microsoft Azure
 
シングルモード
マルチテナントモード
対応プラットフォーム Azure 仮想マシン
対応仮想マシンOSタイプ Linux
対応仮想マシンサイズ 120ノードまで A1v2
121~300ノード A2v2
20コンテナまで A2v2、D1v2
21~60コンテナ A4v2、D11v2
仮想ディスク容量 5GB + 1ノードにつき64MB

環境別インストールガイド

本製品をインストールする際は、インストール先の環境によってインストール方法が異なりますので、以下の環境別インストールガイドをご覧ください。
Note
インストールガイドの説明は、動作環境の設定(仮想化環境のセットアップ、パブリッククラウドサービスのアカウント作成等)は行われていることを前提としています。各動作環境の設定方法につきましては、各環境のマニュアルなどをご参照ください。


ライセンスのインストールと確認

AMFライセンスのインストール

各環境別に本製品のインストールが完了しましたら、必要に応じてライセンスをインストールしてください。

AMFライセンスファイルは、バイナリー形式のファイルです。
ライセンスファイルを本製品にインストールするためには、ファイルを本製品に転送し、以下の手順でインストールします(ファイルの転送方法については、copyコマンドや「運用・管理 / ファイル操作」などを参照して、Flashに保存してください)。

  1. 本製品のCLIでdirコマンドを入力し、ライセンスキー(バイナリー形式ファイル)が、ディレクトリーに存在することを確認します。
    awplus# dir
    907 -rw- Nov 5 2015 15:20:47 Mast20-response.bin
    826 -rw- Nov 5 2015 15:18:16 default.cfg
    270 -rw- Nov 5 2015 13:42:35 reboot.log
    4096 drwx Oct 30 2015 03:00:00 atmf/
    

  2. license update fileコマンドを入力し、パラメーターにライセンスキーを指定します。


  3. show license externalコマンドで、ライセンスが適用されていることを確認します。
    awplus# show license external
    Licensed features:
    AMF Master
    Start date : 05-Nov-2015 12:00AM
    Expiry date : 03-Nov-2016 11:59PM
    Total Nodes Allowed : 20
    

AMFライセンスの有効期間

本製品のAMFライセンスには有効期間があります。
ライセンスの期限日から28日前、21日前、14日前、7日と1日前に、期限の警告メッセージがログに表示されます。

また、これらのメッセージを見つけるために、syslogを監視する設定が可能です。
(ログについては、本マニュアルの「運用・管理 / ログ」をご参照ください)

期限が切れた後は、show running-config上にはAMF関連のconfigが残っていますが、機能が無効になります。
また、このまま運用し続けると、警告メッセージが1時間毎に出るため、追加ライセンスを購入ください。
ライセンスを再入力すると、自動的に機能が有効になります。



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