ここでは、共通設定の作成、編集、削除の方法について説明します。
Note
AT-TQシリーズ無線APの「LLDP、イーサネット設定、HTTP/HTTPS設定」の設定は、無線APのWeb設定画面にて行います。「無線APのWeb設定画面で変更を行う場合は」に記載されている手順で設定してください。
なお、AT-TQシリーズ無線APのWeb設定画面で設定する項目の説明は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
AT-MWS APシリーズ無線APでは、IPv4アドレス、STP設定(AT-MWS2533APのみ)、LACP設定(AT-MWS2533APのみ)といったスイッチとの接続に必要な最低限の初期設定を除き、AWCプラグインの設定画面から設定できる以外の無線・管理機能項目はすべて未サポートとなります。
Web管理画面からの項目の変更は行わないでください。
なお、AT-MWS APシリーズ無線APの初期設定については、弊社Webページ掲載の「AT-MWS APシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
Note
AWCプラグインのWeb GUI上で設定された共通設定・個別設定は無線APに即座に適用されません。無線APに適用されるタイミングは以下の通りです。
・ 無線APが管理下に入った時
・ 無線APへの設定適用を実施した時
・ 無線APへの設定適用のスケジュールが実施された時
Note
無線APを監視するためには、登録した無線APに共通設定を割り当てる必要があります。
項目名 | 説明 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カントリーコード | カントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を選択します。 | |||||||||||||||||
シリーズ | APのシリーズを選択します。
| |||||||||||||||||
設定タイプ | 共通設定のタイプを選択します。
| |||||||||||||||||
設置場所 | 設定タイプに「11ac with external antenna」を指定した場合のみ、無線APを設置する場所(屋内/屋外)を選択します。 | |||||||||||||||||
「OK」ボタン | 共通設定タイプを追加します。 | |||||||||||||||||
「キャンセル」ボタン | 共通設定タイプの追加を止めます。 |
Note
「JP - Japan」以外を選択した場合、該当の共通設定をAT-TQシリーズに適用することはできません。
項目名 | 説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
共通設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
設定名 | 共通設定名を入力します。100文字以内で入力してください。(必須) | |||||||||||||||||||||||||||||||
設定タイプ | 手順6で選択した、共通設定タイプが表示されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
設置場所 | 手順7で選択した、設置場所(屋内/屋外)が表示されます(AT-TQ4400eのみ)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
アンテナ型番 | 接続しているアンテナの型番が表示されます(AT-TQ4400eのみ)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
カントリーコード | 手順4で選択した、カントリーコードが表示されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
管理グループ | 共通設定に設定する管理グループを選択します。「Default Group」のチェックを外すことはできません。(必須)
| |||||||||||||||||||||||||||||||
AP本体 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
タイムゾーン |
タイムゾーンを選択します。日本は「Japan - JST-9」を選択してください。デフォルトは「Japan - JST-9」です。
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
夏時間 | 選択しているタイムゾーンが夏時間を持つ場合、「夏時間」のチェックボックスが有効となります(持たない場合は非表示)。これを「有効」にすると、夏時間を設定するための以下の3つの項目が表示されます。デフォルトは「有効」です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
開始/終了日 (24時間表記) | ポップアップメニューで夏時間を開始/終了する週、曜日、月、時、分を選択します。 この項目は、「夏時間」が「有効」のときに表示されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
オフセット |
夏時間のオフセット(分)を次から選択します。 15 30 45 60 75 90 105 120 | |||||||||||||||||||||||||||||||
NTPクライアント |
NTPサーバーによる時刻の同期を使用するか否かの設定を行います。「ネットワークタイムプロトコル(NTP)」を有効にすると、無線APの日時をNTPサーバーに同期します。正しい日時とのずれを最小に、また複数の本製品の日時をほぼ同一に保つことができます。
無効にした場合は、無線APの管理時にAVM EXおよびAWCプラグインがインストールされているPCの時刻を無線APに設定します。NTPサーバーが利用できない場合は、無効を選択してください。ただし、時間が経つにつれて、正しい日時とのずれや、無線AP間の日時のずれが大きくなっていきます。また、無線APはリアルタイムクロック機能(電池によってバックアップされる時計)を持たないため、電源のオフや再起動によってシステム時刻は設定前の状態(Wed Jan 01 2014 09:00:00 JST)に戻ります。デフォルトは「無効」です。
NTPクライアント設定項目:
| |||||||||||||||||||||||||||||||
Syslogクライアント |
Syslogクライアント機能を使用するか否かの設定を行います。Syslogクライアントを有効にすると、無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信することができます。
Syslogクライアント設定項目:
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
SNMPエージェント |
SNMPエージェント機能を使用するか否かの設定を行います。
SNMPエージェント設定項目:
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
MACアドレスリスト | 接続を許可するMACアドレスリスト(ホワイトリスト)または拒否するMACアドレスリスト(ブラックリスト)を選択します。ドロップダウンリストをクリックすると、「MACアドレスリスト選択」ダイアログが表示されます。
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
LED | LEDを点灯するか否かの設定を行います。LEDを点灯させる場合は「点灯」、消灯させる場合は「消灯」を選択します。デフォルトは「点灯」です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
初期化ボタン | RESETボタンを有効にするか否かの設定を行います。RESETボタンを使用できる状態にするには「有効」、RESETボタンを使用できない状態にするには「無効」を選択します。無効にするとRESETボタンによるご購入時設定への初期化はできなくなります。デフォルトは「有効」です。
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
無線設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
無線送信 | 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否か。送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは、無線1、無線2とも「有効」です。(必須) Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
周波数帯 | 使用する周波数帯(2.4GHz、5GHz)を指定します。Singleタイプの共通設定に対してのみ選択できます。その他のタイプの共通設定では指定できず、無線1では2.4GHz、無線2では5GHzが使用されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
モード | サポートするモード(通信プロトコル)を選択します。共通設定タイプにより選択可能なモードが異なります。
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
使用帯域幅 | 使用する帯域幅を指定します。 IEEE 802.11ac(AT-TQ4600/4400/4400e、AT-MWS1750AP/2533AP)、IEEE 802.11nでは、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。 IEEE 802.11nでは、「20MHz」、「40MHz」を選択できます。 IEEE 802.11acでは、「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」を選択できます。 デフォルトは「20MHz」です。 「40MHz」、「80MHz」を選択すると、より高い通信レートを得られますが、多くの帯域を使用するので空きチャンネルを減らします。 この項目は、IEEE 802.11n、IEEE 802.11acを含む「モード」の時に表示されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
使用条件 | 無線機能を使用する条件を指定します。無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効の時のみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。デフォルトは「常時」です。 緊急モードの有効化については、「緊急モードの有効化」をご覧ください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
無線クライアント間の通信遮断 | 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。通信を許可する場合は「無効」、しない場合は「有効」を指定します。デフォルトは「無効」です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
エアタイムフェアネス | 通信スピードに関わらず接続されているすべてのクライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。提供する場合は「有効」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
管理フレーム保護 | 管理フレームを保護するか否かを指定します。保護する場合は「有効」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「有効」です。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
自動チャンネル選択 | 無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
最大クライアント接続数 | 接続可能な無線クライアント数を設定します。無線APに接続できる無線クライアント数は、無線1と無線2の合計になります。
| |||||||||||||||||||||||||||||||
マルチキャスト送信レート | IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。 「Auto」を選択すると「レガシーレートセット」の2.4G/5G Supported Rateで選択されている最も低いレートを使用します。 「Fast」を選択すると、同一VAPに接続するクライアントの送信レートの最低レートに近いレートを「レガシーレートセット」の2.4G/5G Supported Rateで選択されているレートから選択して使用します。デフォルトは「Fast」です。 ビーコンは常に「レガシーレートセット」の2.4G/5G Basic Rateで選択されている最低レートで送信します。 「Fixed」を選択すると、送信レートを固定設定します。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
固定レート | 「マルチキャスト送信レート」が「Fixed」に設定されている場合に、固定設定する送信レートを選択します。 無線1:54 48 36 24 18 12 11 9 6 5.5 2 1(Mbps) 無線2:54 48 36 24 18 12 9 6(Mbps) Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
レガシーレートセット | 通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のレート(通信速度)を設定します。
Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
送信要求しきい値 | IEEE 802.11b、g、aによる通信に置いて、RTS(送信要求)パケットを送信するか否かを指定します。 RTSパケットを送信する場合は「有効」にし、しきい値を0〜2347(単位:バイト)の数値で指定します。しきい値を設定すると、送信しようとしているパケットがこのサイズよりも大きな場合に、パケットの送信前にRTSパケットを送信します。「2347」を設定するとRTSパケットを送信しません。 RTSパケットを送信しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。また、送信要求しきい値を「有効」にした場合のしきい値のデフォルトは「2347」です。 RTSしきい値を低く設定すると、頻繁にRTSパケットが送信されます。これは、より多くの無線帯域を消費し、スループットを下げますが、通信トラフィックが多い、または干渉を受けているネットワークにおいては、コリジョンや干渉が改善されることがあります。通常は送信要求しきい値の変更はお勧めしません。 IEEE 802.11n、acによる通信では、この設定に関わりなくRTSパケットを送信します。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
DTIM間隔 | アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Information Map)を挿入する割合を、1〜255の数値で設定します。デフォルトは1です。1はビーコンを送信するたびにDTIMを挿入します。たとえばDTIM間隔を2に設定すると、ビーコンを2回送信するうちの1回にDTIMを挿入します(DTIMを持つビーコンと持たないものが交互に送信されます)。 DTIMは、無線クライアントが省電力モードで動作しているとき、無線クライアント宛に送信すべきパケットが存在することを無線クライアントに通知します。無線クライアントが通信可能な状態になれば、アクセスポイントは無線クライアント宛にパケットを送信します。 この値を大きくすると省電力の効果は高くなりますが、応答が悪くなります。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
VAP(マルチSSID)設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
VAP一覧 | 設定済みのVAPの一覧が表示されます。 VAP一覧では、VAPの状態、VLAN ID、SSID、セキュリティーの設定状態を確認できます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
+ VAP追加 | 新規のVAPを作成します。VAP名は1から順に自動で番号が付与され最大8個まで作成できます。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
VAP ステータス | VAPの有効/無効を設定します。 VAP 1では、無線設定の使用条件が「常時」に設定されている場合は有効のみ、無線設定の使用条件が「緊急モードのみ」に設定されている場合は「緊急」のみ表示されます。 VAP 2以降では、VAP ステータスには有効、無効、緊急のラジオボタンが表示されます。デフォルトは「有効」です。 「有効」にすると、共通設定が適用された無線APで、該当のVAPが常に有効になります。 「無効」にすると、該当のVAPは使用されません。 「緊急」にすると、無線APの管理グループの緊急モードが有効にされた場合にのみ、該当のVAPが有効になります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
VLAN ID | 該当のVAPが使用するVLAN IDを1〜4094の数字で入力します。(必須) | |||||||||||||||||||||||||||||||
SSID | 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)を入力します。このSSIDは指定したVLAN IDに対応づけられます。 1〜32文字の半角英数記号で入力します。 デフォルトは「Default-X」(X:VAP番号)です。(必須) | |||||||||||||||||||||||||||||||
ブロードキャスト | 該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否か。 「有効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みます。任意の無線クライアントの接続設定において、接続の候補として無線APのSSIDが自動的に表示されます。また、無線クライアントのANY接続を許可します。 「無効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みません。無線クライアントの接続設定で、無線APのSSIDは表示されません。無線クライアントを無線APに接続するためには、無線クライアントに無線APと同じSSIDを手入力しなければなりません。また、無線クライアントのANY接続を拒否します。 デフォルトは「有効」です。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
バンドステアリング | 2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑を軽減します。 有効にすると促します。デフォルトは「無効」です。 この項目は「無線1」だけにあります。この機能を使う場合は、無線1、無線2それぞれのVAPでSSIDとセキュリティーを同一に設定してください。 Note | |||||||||||||||||||||||||||||||
セキュリティ | 「None」、「Static WEP」、「WPA Personal」、「WPA Enterprise」から選択します。デフォルトは「None」です。
Note
Static WEP 設定項目:
WPA Personal 設定項目:
WPA Enterprise 設定項目:
| |||||||||||||||||||||||||||||||
Web認証 | 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。適用すると無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。適用する場合は「有効」、適用しない場合は「無効」を選択します。 有効を選択すると追加の設定項目が表示されます。 Note Web認証設定項目:
| |||||||||||||||||||||||||||||||
MACアドレス認証 | 該当のVAPに対して適用するMACアドレス認証の方式選択します。
「外部RADIUS」を選択すると、無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。 「MACフィルタリング」を選択すると、ページ上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストに従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。 「無効」を選択すると、MACアドレス認証は適用されません。デフォルトは「無効」です。 「外部RADIUS」または「MACフィルタリング」を選択すると追加の設定項目が表示されます。 Note 外部RADIUS選択時:
Note MACフィルタリング選択時:
共通設定編集ページ上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリスト名が表示されます。 Note |