インストール編 / 初期設定 / AVM EXの初期設定


手順
試用ライセンスの適用


AVM EXに初めてログインする際、初期アカウントのパスワードの変更、ライセンスファイルのアップロードなど、AVM EXの初期設定を行います。
また、AMFネットワークの設定や、アカウント復旧/ライセンス期限通知用SMTPサーバーの設定についてもここで行います。

手順

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。


  2. 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
    初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。


  3. 管理者アカウントの登録を行います。
    「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。

    Note
    この手順の実行後は、初期アカウントのユーザーID、パスワードは使用できなくなります。
    Note
    メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。
    SMTPサーバーの設定を行わないまますべての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。
    この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
    なお、ログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を必要としない場合も、いずれかのメールアドレスを設定してください。
    Note
    AVM EX(AMFマネージャー)のアカウントとAWCプラグイン、SNMPプラグインのアカウントは異なるデータベースに記録されます。AWCプラグイン、SNMPプラグインのアカウントは、メールによる復旧を行うことができません。この場合、AWCプラグイン、SNMPプラグインの管理者アカウント(manager)でログインし、パスワードを変更する必要があります。なお、AWCプラグインには管理者アカウントを追加することはできませんので、ユーザーID、パスワードは大切に保管してください。


  4. ライセンスファイルをアップロードします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
    「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本パッケージ ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。

    Note
    ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
    なお、ライセンスファイルの取得にあたって、「Step 2: ライセンスのアップロード」画面に表示されるシリアル番号が必要となります。
    Note
    アップロードするライセンスファイルは、利用期間中のものを使用してください。
    ライセンスファイルの利用開始日より前に先行して適用したり、利用期限の切れたライセンスファイルを適用することはできません。
    Note
    初めてインストールした場合に限り、90日間試用ライセンスを適用することができます。
    試用ライセンスの適用については、後述の「試用ライセンスの適用」をご覧ください。

  5. 管理するAMFネットワークの情報を登録します。
    「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「Next」ボタンをクリックします。


    AMFコントローラー/マスターの存在しない環境で無線管理機能のみを使用する場合は、左下の「AMF ネットワーク設定を省略」をクリックし、手順7に進みます。

    Note
    AMFコントローラーが存在するAMFネットワークではAMFコントローラーのIPアドレスのみを設定し、AMFマスターのIPアドレスは設定しないでください。
    Note
    AMFネットワーク設定を省略し、あとからAMFネットワークの管理機能を使用する場合、AMFネットワークの再設定の際に現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。登録済みのライセンスを紛失した場合、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
    Note
    AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)にて、事前にAVM EXからの管理用の権限レベル15のユーザーアカウントを作成し、AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントと分けることをお勧めします。
    AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントをAVM EXからの管理に共用する場合は、AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間(aaa local authentication attempts lockout-timeコマンド)を5分未満、またはロックアウトを使用しないように設定してください。
    AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間が5分以上に設定されており、かつ、AMFコントローラーまたはマスターのCLI接続用アカウントをAVM EXからの管理に共用すると、AMFコントローラーまたはマスターへのログインに連続して失敗しアカウントがロックアウトされた場合に、AVM EXからAMFネットワークの状態が取得できないうえ、AVM EXからのポーリングにより継続的にロックアウトのタイマーが更新され、該当のユーザーがログインできないままになります。

  6. AMFコントローラー(またはAMFマスター)との通信の確認、情報の取得が行われます。


  7. SMTP設定を行います。
    「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
    ライセンス期限予告やアカウント復元など、AVM EXサーバーからユーザーに対して通知を行う場合は、ここで設定した送信元アドレスから各ユーザーのメールアドレスに対してメールが送信されます。
    SMTP認証を使用する場合は、上記に加えて、SMTPサーバーの有効なユーザーIDとパスワードを入力します。
    上記の入力後、「完了」ボタンをクリックします。
    Note
    ユーザーIDとパスワードは、SMTP認証を使用する場合にのみ入力してください。
    Note
    この時点でSMTP設定を行わない場合、または、メールによるログイン情報の復旧を行わない場合は、「あとで設定」をクリックします。


  8. 以上で設定は完了です。
    AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXのダッシュボード画面が表示されます。


    AMFネットワーク設定を省略した場合は、AVM EXのシステム管理画面が表示されます。


試用ライセンスの適用

初回インストール時、90日間試用ライセンスを適用する場合は、以下の手順で行います。
  1. 上記の手順1~3に従い、管理者アカウントの登録を行います。

  2. 「Step 2: ライセンスのアップロード」画面左下の、「90日間試用ライセンスを適用」ボタンをクリックします。


  3. 「ソフトウェア使用権許諾」画面が表示されます。
    画面に表示されたソフトウェア使用権許諾契約をお読みください。
    「承諾」ボタンをクリックすると、「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面が表示されます。


  4. 上記の手順5~7に従い、AMFネットワーク設定、SMTP設定を必要に応じて行います。

  5. 以上で設定は完了です。
    設定の日付から90日間有効な試用ライセンスが適用されます。
    システム管理」画面から「ライセンス管理」画面を表示すると、試用ライセンス適用開始日と、それに応じたライセンス期間のグラフが表示されます。

    Note
    実際に管理・運用可能な無線APの数は、AWCプラグイン編「概要」/「AWCプラグインについて」の「管理可能数」をご覧ください。
正規ライセンスに移行する際には、AVM EX編「各種操作」/「その他の設定」/「AVM EXライセンスの更新」の手順に従って、正規ライセンスを適用してください。


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