「設定」メニューでは、「オプション」サブメニューから、ADV の動作オプションを変更できます。ADV はデフォルト設定でも問題なく動作しますが、より使いやすい環境でご使用いただくためにも、初回起動時にオプション項目を参照していただくことをお勧めします。
「オプション」サブメニューを選択すると、オプション設定のための「オプション」ダイアログが表示されます。このダイアログには、以下に示す 4つの「タブ」があります。
ADV が収集した情報をどのように表示するかを設定します。
「表示」タブ
ADV が使用する GUI の外観を設定します。この値を変更すると、表示される各ウィンドウの外観が変わります。
Note
選択肢は、使用環境により異なる場合があります。
ADV が表示するメニューやメッセージの言語を、「日本語」と「英語」から選択します。言語を変更した場合は再起動が必要となりますので、一度 ADV を終了し、立ち上げ直してください。
通常 ADV は、起動時にご使用の言語環境を判断し、それに合ったモードで立ち上がります。
Note
英語環境でご使用の場合は、日本語モードを選択しないでください。
ツールバーの表示形式を「イメージのみ」、「テキストのみ」、「イメージとテキスト」(イメージ:左/右/上/下)のいずれかから選択できます。
スタック可能な機器のフロントパネルの表示形式を指定します。
各筐体が実際にスタックされたイメージで表示します。
各筐体を別々のタブで表示します。
ADV は、ポーリングによってスタック段数の変化を検出すると、最新の状態のパネルウィンドウを表示します。その場合、デフォルトでは、現在のパネルウィンドウのサイズを保持したまま再表示しますが、このチェックボックスをチェックしておくとウィンドウサイズを変更して再表示します。したがって、たとえばスタック段数が 1段から 2段に増えると、パネルウィンドウは 2倍のサイズになります。このオプションをチェックしていない場合には、ウィンドウサイズは変化しません。
ウィンドウのサイズを変更した場合、各機種のイメージを拡大縮小せずに表示します。
このオプションをチェックすると、リンクダウンが発生したポートを赤色で表示するようになります(「エラー」として扱うようになる)。チェックしない場合は黒色で表示します(単に「リンクしていない」ものとして扱う)。
ADV をかいさずにエージェントと直接通信するには、Telnet クライアントで機器の Telnet サービスに接続するか、Web ブラウザーを使って機器内蔵の WEB (http)サーバーに接続します。「外部コマンド」タブでは、エージェントとの直接通信に使う Telnet クライアントと Web ブラウザーの実行ファイルパスを指定します。
また、Web ブラウザーは、ヘルプメニューから HTML 形式のヘルプを参照するときにも使用しますので、必ず設定しておいてください。
「Telnet コマンド」には、ご利用の OS で使用可能な Telnet クライアントの実行ファイルを指定してください。たとえば、「c:\Windows\Telnet.exe」のように指定します。なお、設定前にコマンドラインから実際にコマンドを実行し、正しく実行できることを確認しておいてください。
同様に Web ブラウザーの実行ファイルの場所や、正しく起動できることも確認しておいてください。
「外部コマンド」タブ
「ユーザーアクション」タブでは、SNMP 通信時タイムアウト、しきい値オーバー、トラップ受信の各イベントが発生したときに自動実行する通知アクションを設定できます。
「ユーザーアクション」タブ
イベント発生時に、ポップアップウィンドウを表示して通知します。
イベント発生時に、指定されたコマンドを実行します。コマンドラインを指定してください。コマンドラインには、以下の引数を指定することができます。
現在管理しているエージェントのホスト名。ただし、ホスト名への変換ができない場合は、IP アドレスの表示になることがあります。
管理しているエージェントの IP アドレス
共通のもののみ
監視対象の MIB 変数名
しきい値オーバーフロー時の変数値
監視期間中の最大値
監視期間中の最小値
監視期間中の平均値
しきい値
トラップ送信元のホスト名
トラップ送信元の IP アドレス
Generic トラップ番号
Specific トラップ番号
Enterprise OID
Enterprise OID の MIB 変数名。ただし、MIB 変数名に変換できない場合は、$ENTERPRISEOID と同じものになります。
トラップの TIMETICKS
トラップと同時に送られてくる MIB オブジェクトのうちの n番目の OID。現時点では、n は 1から 9まで使用できます。
同じく、n番目の MIB 変数名。ただし、MIB 変数名に変換できない場合は、$VAROIDn と同じものになります。
同じく、n番目の値
ADV では、MIB 変数名の表示方式を 3つのパターンから選択できます。
さらに、グラフ、チャート表示のときに、X 軸のラベルとして変数名を使うか、シンプルな番号表示にするかも選択できます。
なお、本タブの設定変更前に開いていた共通 GUI ウィンドウには、変更は反映されません。変更を反映させるためには、いったんウィンドウを閉じてから再度開いてください。
「その他」タブ
MIB 変数名の表示形式を「変換して表示」、「MIB 変数名で表示」、「変換名・MIB 変数名の併記」の 3パターンから選択できます。すぐ下にサンプルが示されますので、確認しながら選択してください。
Note
「変換して表示」 を指定してもすべての変数名が日本語で表示されるわけではありません。対象となる MIB 変数の中で日本語で表示したほうがわかりやすい MIB 変数のみです。
共通 GUI の編集タブでは、MIB 変数名の後ろに「スタック番号.ポート番号」の形式で数字が付加されます。この表示を省略したい場合は、このオプションをチェックしてください。
フロントパネル上のポートを直接クリックして操作するときのように操作対象が事前にわかっている場合など、「.」の表示が余分と思え る場合は、本オプションをチェックすると便利です。
チャートおよびグラフの X 軸の項目を、変数名ではなく番号で表示させたい場合は、このチェックボックスをチェックしてください。
受信および送信データのエンコーディングを設定します。
「無変換」「シフト JIS」「JIS」「EUC」の中から選択します。(受信データのエンコーディングには「自動検出」も選択できます。)
Note
エンコードの設定は、通常はデフォルトのままで使用してください。
Note
「自動検出」を選択しても、必ず正確に検出できるわけではありません。検出に失敗する可能性もありますので、その場合はご使用のエンコーディングを明示的に指定してください。