ネットワーク監視: ユーザーガイド
前へ 次へ 目次

5.1 概要

ネットワーク監視マップは、ビューアーのツリー上のデバイスをマップ形式で表示し、監視を行うための機能です。各機器の状態はアイコン背景色の変化により表されるため、一目で確認ができます。

マップは、ビューアー上で「ネットワーク」「サブネット」「ポート」のいずれかを選択し、「マップ表示」メニューを選択することによって起動します。

5.1.1 画面構成

ネットワーク監視マップの画面構成は次の通りです。

images/anm_ug_0006.png

5.1.1.1 マップビュー

監視中のデバイスがネットワークシンボルとして表示されます。また、他のマップへのリンクを示すリンクシンボルを配置したり、デバイス間の関係を示す線を引いたり、背景にビットマップ画像を配置したりすることもできます。

ネットワークシンボル

マップ上では、監視対象のデバイスがビューアーと同じアイコンで表示されます(「アイコン管理」ユーティリティで変更可能)。これらのアイコンをネットワークシンボルと呼びます。各デバイスの状態はシンボルの背景色で示されます。

images/MapIconBlueGreen.png 青緑

初期状態(情報が更新される前の状態)のデバイス

images/MapIconGreen.png

通信可能状態のデバイス

images/MapIconRed.png

通信不可状態のデバイス

images/MapIconDarkBlue.png 濃紺

監視対象から除外(削除)されたデバイス

images/MapIconWhite.png

状態不明なデバイス

images/MapIconPurple.png

該当デバイスからトラップを受信

マップビュー上のネットワークシンボルをダブルクリックすると、接続構成ツリー上の該当ノードが選択された状態になります。

images/anm_ug_0196.png

リンクシンボル

マップには他の文書へのリンクを示すアイコン(リンクシンボルと呼びます)を置くこともできます。リンク先は、IE で開けるものなら何でも指定できますが、一般的には別サブネットのマップファイルなどを指定し、ネットワーク階層を表現するために使います。リンクシンボルには任意のアイコンを指定することができます。

リンクシンボルをダブルクリックすると、新しいIEウィンドウが開き、リンク先のファイルが開かれます。

images/anm_ug_0197.png

5.1.1.2 ツリービュー

マップビューに表示されているネットワークシンボルの一覧がツリー形式で表示されます。ツリー上のデバイスをダブルクリックすると、マップビュー上の該当デバイスが点滅して位置を示します。

images/anm_ug_0198.png

5.1.1.3 追加デバイスリスト

新規に検出されたデバイスは、自動的にはマップに追加されません。その代わり、「追加デバイスリスト」に新規デバイスを示すアイコンが表示されます。これをマップビューにドラッグ&ドロップすることで、マップに追加できます。

images/anm_ug_0151.png

Note
追加デバイスリストでは、前述したマップビューへのドラッグ&ドロップ以外の操作はできません。プロパティ表示など、シンボルに対する操作はマップビューまたはツリービュー上で行ってください。

5.1.1.4 削除デバイスリスト

ANM の管理対象から除外されたデバイス(ビューアーのツリー上からアイコンが削除されたデバイス)は、自動的にはマップから削除されません。その代わり、「削除デバイスリスト」に管理対象から外れたデバイスのアイコンが表示され、マップビュー上のアイコンが濃紺色になります。実際にマップから削除するには、Edit モードに切り替え、メニューから「編集」→「デバイスリスト」→「削除デバイスを Map から削除」を選択します。

images/anm_ug_0152.png

Note
削除デバイスリストのアイコンに対して、直接操作を行うことはできません(ドラッグ&ドロップによるマップへの再追加や右クリックによるコンテキストメニュー表示などはできません)。プロパティ表示など、シンボルに対する操作はマップビューまたはツリービュー上で行ってください。

Note
デバイスを「編集」→「削除」メニューで削除した場合は、マップ上のアイコンが削除されるだけであり、ANM の管理対象から削除されるわけではありません。また、このようにして削除したデバイスは、削除デバイスリストにも表示されません。

(C) 2014 アライドテレシスホールディングス株式会社
613-001922 Rev.A