SwimRadius: ユーザーズガイド
前へ 次へ 目次

3.3.5 ポリシー設定

RADIUSクライアント(NAS)、そのポート、利用者端末のMACアドレス(CSID)、ユーザIDの認証関係を定義します。

例えば、あるユーザID・パスワードを使っての認証は、 特定のスイッチの特定のポートを介してでないと許可されないといった設定が可能になります。 また、MACアドレス(CSIDにより通知される)により、ある利用者は、特定のPC(=特定のMAC)を介してでないと 許可されないといった設定も可能です。これらの設定により、単にユーザID・パスワードによる認証だけでなく、 接続する利用者端末や物理的な接続ルートも規制できます。私用で持ち込んだPCからはログインできないといった管理が 可能となります。あるいは、自分のPCのMACアドレスを登録しておけば、万一、ユーザID・パスワードが漏れても MACアドレスが違うため、他のPCからは接続できないことになります。

追加ボタン
設定した内容をツリー表示領域に追加します。
更新ボタン
ツリー表示上で編集したい情報をクリックして選択し、情報を編集後、更新ボタンをクリックしてください。編集内容がツリー表示上に反映されます。
削除ボタン
削除したい情報をツリー上で選択し、削除ボタンをクリックしてください。

3.3.5.1 ユーザID/CSID

ユーザID・パスワードでログインできる利用者端末のCSIDを指定することができます。 指定された場合には、RADIUSサーバへの認証要求時に一致していないと認証が許可されません。


ユーザID/CSID

ユーザID
ユーザIDを指定します。(必須)
CSID
利用者端末のMACアドレス(CSID)を指定します。(必須)

3.3.5.2 ユーザID/RADIUSクライアント

ユーザIDが許可されるRADIUSクライアント(NAS)とそのポートの組み合わせを指定できます。 ここで定義されるポートとは、単純な物理的なポート番号ではありません。 利用者端末からの認証要求時にRADIUSクライアントからユーザID/パスワードと同時に送られてくる NAS PortIDに設定されている値を示します。値は、ネットワーク機器メーカによって異なるため注意が必要です。


ユーザID/RADIUSクライアント

ユーザID
ユーザIDを指定します。(必須)
RADIUSクライアント
RADIUSクライアントのIPアドレスを指定します。(必須)
ポート番号
ポート番号を指定します。

Note
ポート番号は、機器メーカーによってはRADIUSクライアント(NAS)から送られてこない場合がありますので、その場合には指定しないでください。弊社機器は送信しますが、Extreme Networks社の機器は送信しません。

3.3.5.3 CSID/RADIUSクライアント

利用者端末のMACアドレス(CSID)とRADIUSクライアント(NAS)の組み合わせを指定できます。 認証要求時にここで指定したNASとそのポートからでないと認証を拒否されます。 弊社機器においては、認証要求時に、CSID(MACアドレス)、RADIUSクライアントのIPアドレス、 認証要求のあったポート番号をRADIUSサーバに送ってきます。

ここで定義されるポートとは、単純な物理的なポート番号ではありません。 利用者端末からの認証要求時にRADIUSクライアントからユーザID/パスワードと同時に送られてくる NAS PortIDに設定されている値を示します。ネットワーク機器メーカによって異なるため注意が必要です。


CSID/RADIUSクライアント

CSID
利用者端末のMACアドレス(CSID)を指定します。(必須)
RADIUSクライアント
RADIUSクライアントのIPアドレスを指定します。(必須)
ポート番号
ポート番号を指定します。

Note
ポート番号は、機器メーカーによってはRADIUSクライアント(NAS)から送られてこない場合がありますので、その場合には指定しないでください。弊社機器は送信しますが、Extreme Networks社の機器は送信しません。

3.3.5.4 ポリシー一覧

ポリシー定義の一覧をテーブル形式で表示します。『フィルタ』ボタンをクリックすると、 指定した条件に一致する定義のみが一覧に表示されます。一覧の項目名をクリックすると昇順/降順にソートできます。


ポリシー一覧

フィルタ条件
フィルタ条件として検索する対象を指定します。(全て/ユーザID/CSID/RADIUSクライアント)
フィルタ条件として指定した対象を検索する文字列を指定します。
対象
対象の有効/無効を指定します。『有効』を指定すると、現在有効に指定されている定義(各定義画面のツリー上のチェックボックスがオンになっている定義)が表示条件となります。 『無効』を指定すると、現在無効に指定されている定義が表示されます。『すべて』を指定すると、有効および無効の両方の定義が表示されます。
(C) 2005-2009 アライドテレシスホールディングス株式会社
613-000217 Rev.E