SwimRadius: ユーザーズガイド
5 SwimRadiusクライアント
5.1 ウィルスチェックソフトの確認ツール
SwimRadiusクライアントが動作するPCにおいて、現在動作および設定されているセキュリティ関連の情報を一覧として
表示するアプリケーションです。
SwimRadiusクライアントをインストールすると、以下の場所に既定の名称で自動的にインストールされます。
<SwimRadiusクライアントインストールディレクトリー>\bin\SRSSChecker.exe
ウィルスチェックソフトの動作および取得情報については、SwimRadiusクライアントユーザーズガイドをご覧ください。
5.2 設定
サーバ情報とクライアント情報を変更できます。
本設定を行い設定内容を反映させるには、アイコンを右クリック、
『一時停止』を選択し停止させ、設定後、再開させる必要があります。
Note
本情報の変更は、管理者の指示に従って変更する必要があります。
サーバ側の設定と本ダイアログで設定する情報は一致している必要があり、一致していない場合には、
認証処理が正しく行われません。


5.2.1 サーバ情報
SwimRadiusクライアントをインストールした後で、サーバのホスト名、ポート番号を変更することができます。

- ホスト名
- インストール時に指定したIPアドレス(管理者から通知されたターゲットIPアドレス)を変更することができます。
- ポート番号
- SwimRadiusクライアントとSwimRadiusサーバーが通信するためのサーバ側の受信ポート番号です。PC側から見ると送信先のポート番号であり、『3.3.2 基本設定』の『ウィルスチェック設定』で説明されている『ウィルスチェック受信ポート』と一致している必要があります。
5.2.2 クライアント情報
SwimRadiusクライアントをインストールした後で、サーバに通知する各種設定を変更することができます。

- MACアドレス
- ネットワークカードを2枚使用している場合に、SwimRadiusクライアントがどちらのネットワークカードを使って通信するかを指定できます。
- ポート番号
- SwimRadiusクライアントとSwimRadiusサーバーが通信するためのクライアント側の受信ポート番号です。サーバ側から見ると送信先のポート番号であり、『3.3.2 基本設定』の『ウィルスチェック設定』で説明されている『ウィルスチェック送信ポート』と一致している必要があります。
- ユーザID
- SwimRadiusサーバーに登録されているユーザIDと一致している必要があります。
- インターバル
- ウィルスチェック情報をチェックする際にPCからサーバに情報を送信する間隔です。サーバからOKまたはNGの結果を受信するまで送信を続けます。この値は、『3.3.2 基本設定』の『ウィルスチェック設定』で説明されている『タイムアウト値』と一致している必要があります。
- IPリセットを許可する
- DHCPを使用する場合に、サーバの指示に従って、IPアドレスの再取得処理を行うかどうかを指定します。チェックしていない場合には、PCから再取得を行いませんので、DHCPからの再割り当てを待つことになります。したがって、認証終了後に目的のVLANに割り当てられても、そのVLANで有効な新たなIPアドレスを取得するまでの時間はDHCPの設定に依存します。チェックがある場合には、認証OKをサーバから受信すると、PCからIPアドレスの再取得を行います。
5.2.3 ダイアログ以外から設定を変更する
設定はサービス設定の『SwimRadius client』のプロパティの開始パラメータで以下を指定することによっても変更できます。
- SwimRadiusサーバーのIPアドレス
- -sr ホスト名
- ユーザID
- -uid ユーザID
- 情報送信間隔
- -in 送信間隔(秒単位。デフォルト5秒)
変更を有効にする場合には『SwimRadius client』サービスの停止と開始を行う必要があります。
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