ご購入前によくある質問
Q.1
  Webでの設定は可能ですか。  
A.1
  Webでの設定は出来ません。コンソールにて接続しコマンドで設定をしてください。  
Q.2
  簡単に設定できるツールはありますか。  
A.2
  Windows 用設定ツール(Easy Configure for Broadband Router)がございます。ただし現在のバージョンはサポート対象外となっております。詳細はこちら  
Q.3
  接続可能なCATV、ADSLサービスを教えてください。  
A.3
  CATVの場合、IPアドレスを固定で取得できる法人向けサービスプランであれば、まず問題なくご使用いただけます。 また、IPアドレスを自動取得するサービスプランでも基本的には使用は可能ですが、 CATVによってはルータ接続を禁止している場合がございます。 ルータ使用の可否については、ご購入いただく前にCATV業者様へご確認ください。 ADSLサービスに関しましては、NTT各社の「フレッツ ADSL」「Bフレッツ(光・IP網接続サービス)」をはじめとした、 PPPoEでの接続サービスに対応しております。  
Q.4
  ONU(Optical Network Unit)は内蔵しておりますか。  
A.4
  内蔵しておりません。別途ご用意ください。  
Q.5
  非同期シリアルインターフェースを利用してモデム通信ができますか。  
A.5
  Asyncポート(非同期通信ポート)を2ポート搭載しており、ルーター本体の設定に使用する他、最大 115Kbpsの非同期通信が行えます。これにより、外付けモデムを別途接続してアナログ公衆網を経由して ルータの管理を行うこともできます。  
Q.6
  デジタル通信機器を接続できますか。  
A.6
  本製品にはS/T点がございませんのでデジタル機器を接続しての通信はできません。  
Q.7
  推奨接続台数は何台ですか。  
A.7
  推奨接続台数は、約100台となっております。  
 製品:外観/パッケージについて
Q.8
  製品に付属している添付品を教えてください。  
A.8
  CentreCOM AR320 のパッケージには以下のものを同梱しております。(下記以外に資料などが添付されることがございます)
CentreCOM AR320 本体
AC100V用ケーブル×1
コンソール用RS232Cケーブル(D-sub9ピン・メス−D-sub9ピン・オス)×1
クロス変換アダプタ×1
マニュアル類
リリースノート
取扱説明書
CD-ROM
製品保証書
シリアル番号シール
 
Q.9
  付属品を無くしてしまいました。購入できますか。  
A.9
  可能です。在庫の有無がございますので下記電話番号にてお問い合わせください。

アライドテレシス株式会社 テレマーケティング
TEL : 0120-860442(祝祭日を除く月〜金/9:00〜17:30)
FAX : 0120-860572(24時間受付)
 
Q.10
  どのような LED を持っているのでしょうか。  
A.10
  CentreCOM AR320 本体の前面部に以下のLEDを装備しています。運用中におけるCentreCOM AR320 の状態などの確認を行う事ができます。
10BASE-T [ACT0]
10BASE-T [LINK0]
10BASE-T [ACT1]
10BASE-T [LINK1]
SYSTEM
RUN
POWER
 
Q.11
  10BASE-T [LINK0]はどのような事がわかるのですか。  
A.11
  10BASE-Tポート0が、ハブやパソコンなどのLAN機器と通信が可能なときに点灯します。  
Q.12
  10BASE-T [LINK1]はどのような事がわかるのですか。  
A.12
  10BASE-Tポート1が、ハブやパソコンなどのLAN機器と通信が可能なときに点灯します。  
Q.13
  10BASE-T [ACT0]はどのような事がわかるのですか。  
A.13
  10BASE-Tポート0がパケットを送受信したときに点灯します。  
Q.14
  10BASE-T [ACT1]はどのような事がわかるのですか。  
A.14
  10BASE-Tポート1がパケットを送受信したときに点灯します。  
Q.15
  [SYSTEM]はどのような事がわかるのですか。  
A.15
  異常時に点灯し続けます(電源投入時にも点灯しますが、一定時間後消灯すれば、異常ではありません)。  
Q.16
  [RUN]はどのような事がわかるのですか。  
A.16
  本体が正常に動作中、点灯します。  
Q.17
  [POWER]はどのような事がわかるのですか。  
A.17
  電源供給時に点灯します。  
Q.18
  どのようなポート、スイッチを装備しているのでしょうか。  
A.18
  CentreCOM AR320の背面には以下のような構成になっております。
10BASE-T(10BASE-Tポート) 2ポート
MDI/MDI-X(切替スイッチ)
RS232ポート(コンソールポート) 2ポート
ディップスイッチ(CONFIGスイッチ)
電源スイッチ
 
Q.19
  10BASE-T ポートについて教えてください。  
A.19
  LAN(イーサネット)との接続に使用するポートです。 10BASE-Tポートに10BASE-Tケーブルを挿入し、ハブやパソコンのLANボードと接続します。 MDI/MDIX(切替スイッチ)を装備しており、添付の10BASE-Tケーブルでハブなどを接続する場合に、 MDI側に設定します。パソコンなどを接続する場合に、MDI-X側に設定します。  
Q.20
  コンソールポートについて教えてください。  
A.20
  モデムやコンソールターミナルを接続するRS232Cポートで、「0」と「1」の二つのポートがあります。 ご購入時にはポート0がコンソールポートに設定されています。 このコンソールポートにコンソールターミナルを接続することにより設定などを行います。  
Q.21
  ディップスイッチ(CONFIGスイッチ)について教えてください。  
A.21
  通常の使用ではディップスイッチの操作は行わず、ご購入時のままでご使用ください。 なお、デフォルトでは、すべてのスイッチはオフ(上)の位置になっています。  
Q.22
  電源スイッチについて教えてください。  
A.22
  電源をオン/オフするためのスイッチです。白点がある側を押したときにオンになります。 また電源コネクタには添付の電源ケーブルのみご使用ください。  
Q.23
  電源の入力電圧を教えてください。  
A.23
  本体の定格入力電圧はAC100-240Vです。  同梱の電源ケーブルはAC100V-120V用ですのでご注意ください。  
Q.24
  付属品の販売はしておりますか。  
A.24
  はい、ございます。下記お電話番号にてお問い合わせください。

アライドテレシス株式会社 テレマーケティング
TEL : 0120-860442(祝祭日を除く月〜金/9:00〜17:30)
FAX : 0120-860572(24時間受付)
 
 仕様/機能について
Q.25
  ハードウェア/ソフトウェアの仕様を教えてください。  
A.25
  こちらをご参照ください。  
 仕様/機能:WAN/LANポートについて
Q.26
  デフォルトでIPアドレスは設定されておりますか。  
A.26
  デフォルトでIPアドレスは設定されておりません。コンソールにてIPアドレスを設定しなくてはなりません。  
 仕様/機能:IP-ROUTER機能について
Q.27
  IPルータとして設定することはできますか。  
A.27
  可能です。  
Q.28
  ローカルルーターとして利用できますか。  
A.28
  可能です。  
Q.29
  ブリッジ機能はありますか。  
A.29
  ございます。  
Q.30
  IPルータとブリッジを同時に設定し使用することはできますか  
A.30
  可能です。  
Q.31
  デフォルトでフィルタリングされているものはありますか。  
A.31
  ございません。すべて透過の設定になっております。  
Q.32
  ルーティング方式を教えてください。  
A.32
  スタティック、RIP、RIPv2、RIP(IPX)が利用可能です。  
Q.33
  IP以外のプロトコルはルーティングできますか。  
A.33
  IP、IPX、Apple Talkルーティングが可能です。  
Q.34
  NATとはなんですか。  
A.34
  プライベート・アドレスを採用するLAN内の端末からインターネットにアクセスする際には、 接続の度にグローバル・アドレスをに変換する必要があります。NATとはプライベート・アドレスを グローバル・アドレスに変換する仕組みで、プライベート・アドレスとグローバル・アドレスを 1対1に変換します。一方、「IPマスカレード」は ポート番号を利用し、1対複数のアドレス変換が可能です。  
Q.35
  「IPマスカレード」、「ENAT」、「NAT+」「NAF」といわれている機能はもっていますか。  
A.35
  プライベート・アドレスを採用するLAN内の端末からインターネットにアクセスする際には、 接続の度にグローバル・アドレスをに変換する必要がありますが、IPマスカレードは、 TCPやUDPのポート番号を利用し,1個のグローバル・アドレスだけで複数の端末がインターネットに アクセス可能です。 IPマスカレードは「ENAT」、「NAT+」、「NAF」とも呼ばれます。 一方,アドレス変換の方式の一つであるNAT(network addresstranslator)は、 プライベート・アドレスとグローバル・アドレスが1対1の変換となります。  
Q.36
  フィルター機能について教えてください。  
A.36
  ARルータではそれぞれのインターフェイスに対してIPフィルタを設定することが出来ます。 パラメータとして発信元アドレス、送信先アドレス、プロトコル、ポート番号、セッションの 状態が指定できますので、細かな設定が可能です。なお、本機能は設定内容を上から順にチェックして いきますので、フィルター設定の順番にはご注意ください。また、片側インターフェイスのみにフィルター を設定したい場合には、必ずもう一方のインターフェイスにも「全透過」のフィルターを設定するよう ご注意ください。(さもないと、反対側のインターフェイスで全てのパケットが破棄されてしまいます。)  
Q.37
  解決対象のドメインごとに問い合わせ先のDNSサーバーを指定することは出来ますか。  
A.37
  ドメインごとに問い合わせ先のDNSサーバーを指定できる「DNS振り分け機能」を F/W Ver.2.3.1 PL5 よりサポート致しました。  
 仕様/機能:BRIDGE機能について
Q.38
  ブリッジとして使用することは可能ですか。  
A.38
  透過ブリッジング、IEEE802.1dをサポートしています。 ブリッジ機能使用時には、プロトコル番号、MACアドレスでのフィルタリングが可能です。  
Q.39
  MACアドレスはいくつ持つことができますか。  
A.39
  本製品のメインメモリ(8MB)の空き容量に依存します。  
Q.40
  MACアドレスを参照することはできますか。  
A.40
  以下コマンドで確認することが可能です。
show bridge station
 
Q.41
  MACアドレスでフィルタリングをかけることはできますか。  
A.41
  「add bridge filter」コマンドでフィルタリングが可能です。  
Q.42
  スパニングツリープロトコル(STP)には対応していますか。  
A.42
  対応しております。以下コマンドにて有効になります。
enable bridge spannning
 
Q.43
  プロトコルでフィルタリングすることはできますか。  
A.43
  「add bridge filter」コマンドでプロトコル Numberを指定しフィルタリングできます。  
 仕様/機能:DHCP機能について
Q.44
  DHCPサーバの機能はサポートしていますか。  
A.44
  サポートしております。  
Q.45
  DHCPサーバとは何ですか。  
A.45
  RFC(requestfor comments)1541に記述されており、TCP/IPプロトコルの1つでBOOTPの拡張版といえます。 TCP/IPを利用して通信する場合には,それぞれのコンピュータにIPアドレスやデフォルト・ゲートウエイの アドレスなどを設定する必要がありますが,DHCPサーバー上にIPアドレスやデフォルト・ゲートウエイの アドレスを登録しておき、クライアントが起動時にDHCPサーバーにリクエストをだし、IPアドレスを取得します。 このように、1台1台に対して自動的にネットワーク情報を配信できます。 BOOTPの拡張版といわれますが、 大きく次の3点が違います。
1. 使用期限付きのアドレス設定
2. IPアドレス構築のためのすべてのパラメータを提供する
3. DHCPメッセージタイプを指定する
 
Q.46
  DHCPサーバ機能では何台のクライアントまでサポートできるのですか。  
A.46
  1セグメント(1range)本製品IPアドレスを含まず、254台です。 リレーエージェント機能を持つルータを介して、 別セグメント(1range)のDHCPサーバにもなる事も可能です。 リレーエージェント機能を持つルータを介して、別セグメント(1range)のDHCPサーバにもなる事も可能です。 ただし、推奨接続台数は約100台ですので運用には十分ご注意ください。  
Q.47
  DHCPリレーエージェントはサポートしていますか。  
A.47
  サポートしています。クライアントからのDHCP/BOOTPリクエストをDHCP/BOOTPサーバに対して中継します。  
Q.48
  DHCPクライアント機能はサポートしていますか。  
A.48
  サポートしています。この機能を使用することによって、CATVなどでのISP接続時にプロバイダのDHCPサーバから IPアドレスを取得することができます。 また、ファームウェア Ver.2.0.4pl0 以降であれば、ホスト名を利用したDHCPサーバからのIPアドレスの取得も可能です。 なお、ホスト名の設定方法は下記のとおりとなります。
set system name=ホスト名
 
 仕様/機能:Firewall機能について
Q.49
  ファイアーウォール機能はありますか。  
A.49
  ございます。  Stateful Inspection (ステートフル・インスペクション)タイプのファイアーウォール機能を実装しています。  Firewall NAT 機能と併用する事で、インターネット接続時の不正侵入を強力にガードします。また、IP フィルターとの併用も可能です。  
Q.50
  ファイアウォール機能について教えてください。  
A.50
  本機能を有効にすると、プライベートとパブリックに設定した各インターフェイス間にファイアウォールが 設置されます。デフォルト状態のファイアウォールは、プライベート側から開始されるパケットを全て透過し、 パブリック側から開始されるパケットを全て遮断します。ご利用いただくお客様の環境に合わせてポリシー ルールを追加してください(外部からのUDP/53(DNS)を透過、内部からのTCP&UDP/137-139を遮断など)。  
Q.51
  Firewall と IP NAT は併用出来ますか。  
A.51
  併用出来ません。FIREWALLを有効にした場合は必ず FIREWALL NAT を利用してください。  
Q.52
  FIREWALL のセッション保持時間を教えてください。  
A.52
  デフォルトで TCPセッション は60分。UDPセッション は20分。TCP、UDP以外のセッション は20分です。  変更を行うには「SET FIREWALL POLICY」コマンドにて設定が可能です。  
 仕様/機能:VPN機能について
Q.53
  VPN機能はありますか。  
A.53
  ございます。パケットのカプセル化を行うトンネリングプロトコルとしてGREとL2TPをサポートしております。 ただしL2TPに関しましては本製品の性質上、LNS機能のみのサポートとなっております。
※IPsecには対応致しておりません。
 
Q.54
  VPN通信を行う際にオプションボードは必要ですか。  
A.54
  必要ありません。  
Q.55
  2拠点間接続の場合、片側のグローバルIPが不定でも接続できますか。  
A.55
  接続可能です。  ただし、グローバルIPが不定の拠点側から通信を開始する事が条件となります。  一度トンネルが張られれば相互に通信を行うことができます。  トンネルが切れた場合は、必ずグローバルIPが不定の拠点側から通信を始めなければなりません。  
Q.56
  全拠点のグローバルIPが不定の場合は通信が可能ですか。  
A.56
  グローバルIPが不定の場合、VPN通信のターゲットとなるIPアドレスを設定できませんのでサポートしておりません。  
Q.57
  PPTPには対応しておりますか。  
A.57
  残念ながらPPTPには対応しておりません。  
 仕様/機能:その他
Q.58
  SNMP機能に対応していますか。  
A.58
  MIB II に対応しており、弊社ネットワークマネージメントソフトCentreNET SwimViewからインテリジェントHUBなどを含めて トータルにネットワークを管理することができます。  
Q.59
  RIP/OSPF機能には対応していますか。また対応しているRIPのバージョンを教えてください。  
A.59
  RIPのVar.1とVer.2に対応しております。OSPFには対応致しておりません。  
Q.60
  ProxyARPはサポートしていますか。  
A.60
  サポートしております。ProxyARP機能を使用することで、遠隔地のLANを同一セグメントのように扱うことができます。   既存ネットワークの構成を変更せずに新しいネットワークを追加したいときなどに有効です 。  
Q.61
  Priority based Routing 機能 とは何ですか。  
A.61
  指定したパケットを優先的に送信する機能です。プライオリティーフィルターで設定が可能です。  例)  ネットワーク192.168.20.0/24側のSSHクライアントとSSHサーバー(192.168.10.5)の間のトラフィックを最優先(P0)で送信し、その他のIPトラフィックは最低の優先度(P7)で送信するプライオリティーフィルターを設定するには次のようにします。
ADD IP FILT=200 SO=192.168.20.0 SMA=255.255.255.0 DEST=192.168.10.5 DMA=255.255.255.255 PROTO=TCP DPORT=22 PRIORITY=P0
ADD IP FILT=200 SO=192.168.20.0 SMA=255.255.255.0 PROTO=ANY PRIORITY=P7
SET IP INT=ppp0 PRIORITYFILTER=200
 
Q.62
  RSVP機能に対応していますか。  
A.62
  残念ですが、対応致しておりません。  
Q.63
  マルチホーミング機能とはなんですか。  
A.63
  LAN/WANの物理インターフェースに複数の論理インターフェースを設定する事が可能な機能です。  
Q.64
  マルチホーミングで設定できる論理インターフェースはいくつまでですか。  
A.64
  1つの物理インターフェースに対して、最大で16個です。
eth0-0
eth0-1


eth0-15
上記のように登録することが可能です。
 
Q.65
  PIAFS に対応していますか。  
A.65
  対応しておりません。  
Q.66
  UPNPに対応しておりますか。  
A.66
  残念ですが、対応致しておりません。  
Q.67
  データ圧縮機能はありますか。  
A.67
  以下PPP標準の2つのデータ圧縮をサポートしています。
・STAC LZS圧縮方式
・Predictor圧縮方式
これらにより、同圧縮方式をサポートしている異機種間接続時もデータ圧縮が行えます。
 
 設定について
Q.68
  CentreCOM AR320を設定するには何が必要ですか。  
A.68
  非同期のRS-232インタフェースを持つVT端末(パソコン)とターミナルソフト(Windows 95のハイパーターミナル、 Windows 3.1のターミナル、その他、ターミナルモードをサポートする通信ソフトウェアなど)が必要です。 工場出荷時ではIPアドレスが設定されておりませんので、TELNETによる設定はできません。 コンソールからIPアドレスの設定を行った後、 TELNETは可能になります。  
Q.69
  MacintoshやiMacでルータの設定はできますか。  
A.69
  AR320は、工場出荷時にIPアドレスが設定されておりません。そのため、初回設定時には 必ずRS-232ポート経由での接続が必要となります。しかし、MacintoshやiMacにはRS-232ポートがありませんので、 工場出荷状態のAR320を設定することができません。ただし、一度IPアドレスを設定した後であれば、 Ethernet経由でTelnetが可能になりますので、Macintoshなどのパソコンでも設定の変更が可能になります。  
Q.70
  設定を行うためのツールは何か用意されていますか。  
A.70
  CentreCOM AR320では以下の方法で設定を行うことが可能です。
・非同期のRS-232インタフェースを持つVT端末(パソコン)からのコマンドラインによる入力
・TFTPサーバからのスクリプトダウンロード
・Windows 95、Windows NTのハイパーターミナルを使用したZmodemによるスクリプトダウンロード
・本体添付CD-ROMに含まれる簡単セットアップツール「Easy Configure」(※本ツールに関してはサポート対象外となります。)
 
Q.71
  現在の動作している設定(スクリプト)を確認したいのですが。  
A.71
  以下コマンドで現在ルータで有効であるスクリプト(.cfg)ファイルの内容を確認することができます。
show config dynamic
 
Q.72
  ファイルの内容を確認したいのですが。  
A.72
  以下コマンドで保存されているファイルの内容を確認することができます。
show file=ファイル名.拡張子

例)show file=test.cfg
 
Q.73
  MacintoshやiMacでルータの設定はできますか。  
A.73
  本製品は、工場出荷時にIPアドレスが設定されておりません。 そのため、初回設定時には必ずRS-232ポート経由での接続が必要となります。しかし、 MacintoshやiMacにはRS-232ポートがありませんので、工場出荷状態の本製品を設定することができません。 ただし、一度IPアドレスを設定した後であれば、Ethernet経由でTelnetが可能になりますので、 Macintoshなどのパソコンでも設定の変更が可能になります。  
Q.74
  ターミナルソフトの設定パラメータを教えてください。  
A.74
  VT端末でターミナルソフト使用時のパラメータは以下のように設定してください。

インターフェース速度 : 9600bps
データビット : 8
パリティ : なし
ストップビット : 1
フロー制御 : ハードウェア( RTS/CTS )
 
Q.75
  tftpサーバを使用した設定方法を教えてください。  
A.75
  テキストで作成したスクリプトを「.cfg」の拡張子をつけたファイルとして端末上に作成し、tftpサーバにおくことで、本製品からダウンロードすることが可能です。  以下のネットワーク環境例での手順を記述します。

例)
設定対象 / Ethernetインターフェース
設定する本製品 : 192.168.10.1(255.255.255.0)
tftpサーバ : 192.168.10.100(255.255.255.0)
ダウンロードするファイル名 : easy.cfg
1. 設定ファイル(.cfg)をテキストで作成し、tftpサーバに置きます。
2. 本製品にmanagerでログインし、以下のコマンドを入力します。
enable ip
add ip int=eth0 ip=192.168.10.1 mask=255.255.255.0 load file=easy.cfg server=192.168.10.100 destination=flash
3. 「・・・successfully completed」と表示されプロンプトが表示されれば、ダウンロードは完了です。
4. 「show file」コマンドで「easy.cfg」ファイルがダウンロードされているか確認します。
5. 「set config=easy.cfg」コマンドでeasy.cfgファイルが次回起動時に有効になります。
 
Q.76
  設定内容(スクリプト)を端末などに保存しておきたいのですが。  
A.76
  ルーターに保存されているファイルは、以下の方法で端末へ転送することができます。

[ハイパーターミナルから ZMODEM で転送する]
アップロード手順(Windows 95のハイパーターミナルを使用した例)
  1. 本製品のコンソールポート0番とハイパーターミナルを起動する端末のシリアルポートを コンソールケーブルで接続し、ルーター本体の電源を入れます。
  2. ハイパーターミナルを起動し、ルーターにログインします。
  3. 以下のコマンドを入力します。
    upload file=転送するファイル名 method=zmodem asyn=0
  4. ハイパーターミナルがファイルを受信し、端末上にファイルが保存されます。ハイパー ターミナルの画面に「Operation Successful」と表示されればファイル転送は終了です。

[ネットワーク上のTFTPサーバへ転送する]
TFTPサーバーのIPアドレスを192.168.10.100/24、本製品のIPアドレスを192.168.10.1/24と 仮定しています。
TFTPサーバはeth0インターフェース側ネットワークに存在するものとします。
  1. 本製品を起動し、コンソールかtelnetでログインします。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    enable ip
    add ip int=eth0 ip=192.168.10.1 mask=255.255.255.0
    upload file=転送するファイル名 server=192.168.10.100
  3. 「・・・successfully compreted」というメッセージが表示されたら転送完了です。
 
Q.77
  外部端末に保存しておいた設定内容(スクリプト)を本体に読み込ませる方法を教えてください。  
A.77
  以下の2つの方法が可能です。
・tftpサーバに保存し、本製品にダウンロード
→Zmodemで端末(PC)に保存し、本製品にダウンロード
・tftpサーバに保存した場合
→「Q.tftpサーバを使用した設定方法は」を参照ください

Zmodemで端末(PC)に保存して本製品にダウンロードさせる場合。(Windows 95 ハイパーターミナルを使用した例)
1. 本製品のコンソールポートと(ハイパーターミナルを起動する)端末のシリアルポートを添付のコンソールケーブルで接続し、本製品、端末の電源をONします。
2. コンソールケーブルを接続した端末に設定ファイル(.cfg)を作成、保存します。
3. ハイパーターミナルを起動してmanagerでログインします。
4. 以下のコマンドを入力します。
load method=zmodem port=0 destination=flash
5. ハイパーターミナルの画面に「・・B00000...」というような行が表示されたら、ハイパーターミナルのメニューバーから「転送」→「ファイルの送信」を選択し、ファイルを指定します。
6. 指定したファイルを再確認し、送信して良ければ[送信]ボタンをクリックします。
7. 画面に「Zmodem,session over」と表示されたらダウンロードは終わりです。
ルーターにきちんとダウンロードできたかは、「show file」コマンドを実行して確認します。
 
Q.78
  工場出荷時に戻す、設定をし直す方法を教えてください。  
A.78
  作成した設定ファイルを削除します。
1. 現在設定されているCONFIGを確認します。
コマンド : show config
表示結果 : Boot configuration file: isp1.cfg (exists) Current configuration: isp1.cfg
この場合、isp1.cfg が起動時に読み込まれています。
2. 設定ファイルは拡張子が「.cfg」になっていますので、該当するファイルを下記のコマンドで消去してください。
delete file=xxx.cfg
(例)delete file=isp1.cfg
3. 起動時に読み込むCONFIGを初期状態に戻します。
set config=none
その後、ルータを再起動してください。
※セキュリティーモード の場合、「 DISABLE SYSTEM SECURITY_MODE 」コマンドでセキュリティーモードを解除してから行ってください。
 
Q.79
  コンソール画面よりPINGを発行する事はできますか。  
A.79
  可能です。「enable ip」コマンドによりIP機能を有効後、pingを使用することができます。  
Q.80
  コンソール画面よりTELNETを使用する事は可能ですか。  
A.80
  可能です。また、本製品の特徴として遠隔操作機能があります。  WAN等を経由しTELNETで相手(本製品)にログインし、設定行うことができます。  
Q.81
  1行で入力できるコマンドの文字数は決まっていますか。  
A.81
  スペースを含み121 文字以下です。  1 行が122 文字以上になる場合には、コマンド名やパラメーターの省略形を使用したり、  ADD とSET またはCREATEとSET の組み合わせを使って、コマンドを分割します。  ただし、ステム名が設定されている場合(SET SYSTEM NAME コマンドで設定)、入力可能な文字数は、  システム名の文字数だけ短くなります。  
Q.82
  システム名を変更するコマンドを教えてください。  
A.82
  set system name コマンドにて可能です。
例)システム名をtestに変更
set system name=test

Info (1034003): Operation successful. (設定が成功しました)
Manager test>
と表示されます。大文字、小文字を判別いたしますので、システム名をTESTで設定した場合、
Manager TEST>
と表示されます。
 
Q.83
  工場出荷時に設定されている PASSWORD を変更できますか。  
A.83
  可能です。
1. 下記のように入力します。
(表示されません) Manager >SET PASSWORD
Old password:friend (入力した文字は表示されません)
New password:rivADD (入力した文字は表示されません)
Confirm:rivADD (入力した文字は表示されません)

設定後、
CREATE CONFIG=CONFIG名.cfg
SET CONFIG=CONFIG名.cfg
以上で完了です。但し設定したPASSWORDを絶対に忘れないようにしてください。忘れてしまった場合、製品を初期状態に戻すために、センドバック修理(有償)を行うことになります。
 
Q.84
  内部時計の時間を設定することは可能ですか。  
A.84
  SET TIME コマンドにて設定が可能です。
例)2003年7月7日 10時10分 に設定する。
下記コマンドを入力
SET TIME=10:10:00 DATE=07-jul-2003
設定後、設定したシステム時間が表示されます。
System time is 10:10:00 on Monday 07-Jul-2003.
 
Q.85
  RESTART ROUTER と RESTART REBOOT でのリスタート時に動作は異なりますか。  
A.85
  異なります。  RESTART ROUTER はウォームスタート(ソフトウェアリセット)を実行しております。  RESTART REBOOT はコールドスタート(ハードウェアリセット)を実行しております。  自己診断テストを実行します。F/Wを再度読み込みます。電源OFF/ONと同様です。  
Q.86
  パスワードを5回間違えて入力してロックアウトされました。どうすればよいですか。  
A.86
  10 分(デフォルト)が経過するとロックアウトは解除され、再びログインできるようになります(電源のオフ/ オンを実行すれば、即時にロックアウトは解除されます)。  
Q.87
  各コマンド/パラメータの意味について教えてください。  
A.87
  各コマンド/パラメータにつきましてはコマンドリファレンス(日本語)をご用意しております。 こちらにてご参照ください。  
Q.88
  どのような設定例はありますか。  
A.88
  様々な設定例をご用意しております。こちらにてご参照ください。  
 ファームウェアについて
Q.89
  使用しているファームウェアバージョンの確認方法を教えてください。  
A.89
  以下のコマンドで確認することができます。
show system
詳しくはこちらをご参考ください。
 
Q.90
  新しいファームウェアにして問題ありませんか。  
A.90
  新しいファームウェアの仕様が若干変更されている場合がございます。   変更点はリリースノートへ記載しておりますのでよくお読みいただけますようお願い致します。  
Q.91
  ファームウェアのファイルの拡張子を教えてください。  
A.91
 
拡張子 ファイルタイプ/機能
REZ 本製品が起動するとき、ロードされるファームウェアの圧縮形式のファイル
PAZ ファームウェアに対するパッチの圧縮形式のファイル。 ソフトウェアのバージョンによってはインストールされていない場合もあります。
 
 対応回線
Q.92
  対応している回線を教えてください。  
A.92
  xDSL/FTTH/CATV/回線に対応致しております。また、ローカルルータとしてご使用頂けます。  ※ISDN/専用線/フレームリレーには対応致しておりません。  
 対応回線:xDSL/FTTH
Q.93
  PPPoEには対応していますか。  
A.93
  対応致しております。 PPPoEとは「PPP over Ethernet」の略で、Ethernet上でPPPを利用するための技術です。 この機能を使用すると、Ethernet上でユーザー名、パスワードでの認証ができるようになります。 ただし、PPPoEをご利用いただくためには、別途 PPPoEサーバーが必要となりますのでご注意ください。  
Q.94
  NTT の「Bフレッツ」(光・IP網通信サービス)では使用できますか。  
A.94
  はい。 「フレッツADSL」と同じ PPPoE 接続ですので使用できます。 なお、より高い処理パフォーマンスをご希望される場合には上位機種の AR410V2、AR450S、AR740 をお勧めいたします。 また、別途専用メディアコンバーターが必要となりますのでご注意ください。  
Q.95
  PPPoE の同時セッション数を教えてください。  
A.95
  最大で4つです。但し、回線側でPPPoEの同時接続数が決められているセッション数が4つ以下の場合はそれに準じます。  
Q.96
  PPPoEのアカウントはいくつまで登録可能ですか。  
A.96
  無制限ですが、残りのバッファ数に依存します。  
Q.97
  通信を行わないときに切断を行う事は可能ですか。  
A.97
  無通信時切断タイマーにより可能です。  
Q.98
  PPPoEセッションキープアライブ機能はありますか。  
A.98
  TRIGGERにて設定が可能です。

(設定例)ppp0にてPPPoE通信を行っている場合
ENABLE TRIGGER
CREATE TRIGGER=1 PERIODIC=3 SCRIPT=reset.scp
CREATE TRIGGER=2 INTERFACE=ppp0 EVENT=UP CP=IPCP SCRIPT=up.scp
CREATE TRIGGER=3 INTERFACE=ppp0 EVENT=DOWN CP=IPCP SCRIPT=down.scp

スクリプト「reset.scp」
RESET PPP=0

スクリプト「up.scp」
DISABLE TRIGGER=1

スクリプト「down.scp」
ENABLE TRIGGER=1

詳細はコマンドリファレンス/設定例集をご参照ください。
 
Q.99
  複数グローバルIP接続は可能ですか。  
A.99
  可能です。具体的な設定方法等はコマンドリファレンス/設定例集をご参照ください。  
Q.100
  ドメインごとにDNSリレーを設定することは可能ですか。  
A.100
  F/W Ver.2.3.1 PL5 より可能です。
例:デフォルトでppp0にDNS-RELAYを行い、指定されたドメイン(allied-telesis.co.jp)はppp1側にDNS-RELAYを行う

ENABLE IP DNSRELAY
ADD IP DNS INT=ppp0
ADD IP DNS DOMAIN=allied-telesis.co.jp INT=ppp1
 
Q.101
  フレッツグループアクセスは利用できますか。  
A.101
  利用可能です。 IPアドレスが1つだけ割り当てられる場合はLAN内の1台だけをポートフォワーディング機能にて グループアクセス経由でアクセスすることが可能です。 ネットワークアドレスごと割り当てられる場合はNATを利用せずに割り当てられたIPアドレスを設定している LOCAL内のPC全てが、グループアクセス経由でアクセス可能です。  
 対応回線:CATV:ローカル
Q.102
  IPを自動で取得することは可能ですか。  
A.102
  可能です。DHCPクライアント機能を利用し、CATVから割り当てられるIPアドレスをWAN側に設定できます。  
Q.103
  WAN側をアンナンバードに設定できますか。  
A.103
  出来ません。  
Q.104
  1つのIPアドレスをETH0/ETH1に割り当てることは可能ですか。  
A.104
  1つのIPアドレスをETH0/ETH1に割り当てることは出来ません。必ず異なるセグメントのIPアドレスを設定してください。  
Q.105
  ローカルルータやCATVを利用する際、IP-NATは利用可能ですか。  
A.105
  可能です。ただし、グローバル側インターフェースアドレスを使用したダイナミックENAT以外は ARPテーブルの登録設定が必要です。詳しくはコマンドリファレンス/設定例集をご参照ください。  
Q.106
  ローカルルータやCATVを利用する際、FIREWALL-NATは利用可能ですか。  
A.106
  可能です。ただし、スタティックNATはポリシールーティングの設定が必要です。 詳しくはコマンドリファレンス/設定例集をご参照ください。  
 トラブルシューティング:設定編
Q.107
  起動時に「LOGIN:」と表示されません。  
A.107
  以下をご確認ください。
・リターンキーを数回押してみてください。
・本製品の電源ケーブルが正しく接続されていますか。
・コンソールケーブルが正しく接続されていますか。
 
Q.108
  コンソールで文字化けして表示されます。  
A.108
  以下をご確認ください。
・ターミナルソフトの通信速度が9,600bpsに設定されていますか。
・別のフォントに変更する。
 
Q.109
  EDIT機能を利用すると、矢印キーが使用できません。  
A.109
  ターミナルソフトによっては使用することができません。
ターミナルソフトの仕様ですが、ショットカットキーでカーソルを動作させることが可能です。
取扱説明書のテキストエディターの項目を参照ください。

取扱説明書より抜粋:





カーソル移動
キー 機能
Ctrl/Z 1 行上に、移動する。
Ctrl/X 1 行下に、移動する。
Ctrl/B ファイルの先頭に、移動する。
Ctrl/D ファイルの最後に、移動する。
Ctrl/A 行頭に、移動する。
Ctrl/E 行末に、移動する。
Ctrl/U 1 画面前に、移動する(スクロールダウン)。
Ctrl/V 1 画面後に、移動する(スクロールアップ)。
Ctrl/F ワード右に移動する。
※ Ctrl/D を入力するとTelnet セッションが切断されることがありますのでご注意ください。
モードの切り替え
キー 機能
Ctrl/O 上書きモード
Ctrl/I 挿入モード
消去
キー 機能
Ctrl/T カーソル右の1 ワードを消去する。
Ctrl/Y 行全体を消去する。
BackSpace、Delete カーソル右の1 文字を消去する。
※ ハイパーターミナルをご使用の場合、「ファイル」→「プロパティ」→「設定」→「Backspace キーの送信方法」を「Delete」に設定してください。
ブロック操作
キー 機能
Ctrl/K, Ctrl/B ブロックマークを開始する。
Ctrl/K, Ctrl/C ブロックでコピーする。
Ctrl/K, Ctrl/D ブロックマークを終了する。
Ctrl/K, Ctrl/P ブロックでペースト(貼りつけ)する。
Ctrl/K, Ctrl/U ブロックでカットする。
Ctrl/K, Ctrl/Y ブロックで消去する。
Ctrl/F ワード右に移動する。
検索
キー 機能
Ctrl/K, Ctrl/X 上書き保存し、エディターを終了する。
Ctrl/C 変更を破棄するか問い合わせを表示してエディターを終了する
その他
キー 機能
Ctrl/W 画面をリフレッシュ(再表示)する。
Ctrl/K, Ctrl/O 別のファイルを開く。
Ctrl/K, Ctrl/H エディターのオンラインヘルプを表示する。
 
Q.110
  パスワードを忘れてしまいLOGINすることが出来ません。  
A.110
  大変申し訳ございませんが、パスワード忘却は無償保証の対象外とさせていただいております。  有償にて製品を初期化いたしますので、弊社サポートセンターまでご連絡お願い致します。  詳細はこちらを参照ください。  
Q.111
  コンソール接続にてファイルを転送(ZMODEM利用)するがファイルが上書きされません。  
A.111
  ファイルを転送した場合、既存ファイルに同名のファイルが存在すると上書きされません。 別名のファイルにて転送を行うか、 既存のファイルを削除してから転送してください。  削除のコマンドは下記の通りです。
 DELETE FILE=ファイル名.拡張子
 
Q.112
  MTU値を変更することは可能ですか。  
A.112
  可能です。  「SET INTERFACE MTU」コマンドにてMTU(Maximum Transmission Unit)値の設定が出来ます。  有効範囲はインターフェースの種類によって異なります。下記の表をご参考ください。
各種インターフェースのMTU値
インターフェース種別 デフォルト値 最小・最大値
PPPoE 1492 256〜1492
Ethernet 1500 256〜1500

設定例:
PPP0のINTERFACEのMTU値を1454に変更する。
SET INTERFACE=PPP0 MTU=1454
 
Q.113
  MSS値を変更することは可能ですか。  
A.113
  MSS値を変更することは出来ません。  
Q.114
  デフォルトのMSS値は決まっていますか。  
A.114
  MTU値の-120がMSS値となります。 TCPヘッダのオプション増加分のマージンであったり、WAN上でパケットをカプセル化するトンネリングプロトコルの 影響を考慮した結果MSS値はMTU値の-120とさせて頂いております。  
Q.115
  設定中に下記のようなメッセージが表示されます。
 Info (1031260): Flash compacting...
DO NOT restart the router until compaction is completed.
 
A.115
  フラッシュメモリーのコンパクション(ガベッジの除去)を自動的に本製品が行っております。  下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。
   Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.116
  手動でフラッシュメモリーのコンパクション(ガベッジの除去)を実行することは可能ですか。  
A.116
  可能です。
ACTIVATE FLASH COMPACTION
コマンドにてフラッシュメモリーのコンパクションが出来ます。実行後、
 Info (1031260): Flash compacting...
DO NOT restart the router until compaction is completed.
と表示されます。コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
 Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.117
  設定を保存しようとしたところ、以下のようなエラーが表示され設定を保存できません。
Manager > create conf=test.cfg
Info (149003): Operation successful.
Error (356265): file test.cfg not created, insufficient device space or write error.
 
A.117
  (FLASH)メモリーの残量不足、または(ファイルの)書き込みエラーによって、test.cfgという  ファイルは作成されませんでしたというエラーメッセージになります。  create configコマンドを連続して行ったり、EDIT を繰り返すと、メモリーのガベッジが増え、  同現象が起こることがあります。   ACTIVATE FLASH COMPACTION  にて、フラッシュメモリーのコンパクションを実行し、再度設定を保存してください。 ※コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。   下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
 Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.118
  テキストエディターにて、設定を変更しようとしたところ、以下のようなエラーが表示され設定を変更できません。
 Manager > edit test.cfg
 Error (3036289): Insufficient storage space to edit this file.
 
A.118
  (FLASH)メモリーの残量不足のため、ファイルを編集できませんというエラーメッセージになります。  create configコマンドを連続して行ったり、EDIT を繰り返すと、メモリーのガベッジが増え、  同現象が起こることがあります。   ACTIVATE FLASH COMPACTION  にて、フラッシュメモリーのコンパクションを実行し、再度設定を変更してください。 ※コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。   下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
 Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
 トラブルシューティング:PPPoE編
Q.119
  接続できません。LOGに「 CHAP authentication over xxx failed 」と表示されています。  
A.119
  PPPoE接続におきまして「 CHAP authentication over xxx failed 」とLOGに表示されている場合、下記のような事が考えられます。
@ 最初から接続できない場合
USER の ID/PASSWORD が間違っている。
設定しているUSER-ID/Passwordを確認してください。
Aいつもは接続出来るが、時々接続出来なくなる場合。
PPPoEでの接続に関しましてはセッションの切断が非常に重要となります。PPPoEのセッション情報はISP網側に残っております。強制的に終了したり電源OFFなどの不正な処理でセッションが切れた場合は網側の仕様により数分〜十数分接続出来ないときがあります。ROUTERから再接続を行おうとしても一定時間経たないと接続ができません。接続を拒否されている為「 CHAP authentication over xxx failed 」とLOGに表示されます。一定時間経過後、接続ができるようであれば特に問題はございません。
 
Q.120
  電源をOFF/ONしたりコマンドでリスタートをすると再接続までに時間がかかります。  
A.120
  網側の仕様によりPPPoE リンクが強制切断された直後は、一時的に再接続ができない仕様になっている場合がございます。  このような場合には、約5分〜10分程度時間を空けてから再接続を試してください。  またPPPoEリンクを切断する前に下記コマンドを入力することにより回避することが可能です。
DISABLE PPP=0 (PPP0 がPPPoEのInterfaceの場合。)
をコマンドで入力してから 電源のOFF や RESTART ROUTER 等を行います。
※DISABLE PPP=0 コマンドを入力してから設定を保存( CREATE CONFIG )しないでください。
 
Q.121
  PPPoE利用時のデフォルトMTU値はいくつですか。  
A.121
  1492 byte です。  
Q.122
  Bフレッツを利用しておりますが十分な速度が出ていないような気がします。  
A.122
  Bフレッツはベストエフォート型のサービスとなっており、お客様の環境によっては十分な速度が出ないことがあるようです。  また、本製品はインターフェイスの仕様が10Base-Tとなりますので、より高いパフォーマンスが必要な場合には  上位機種をご検討ください。  
Q.123
  PPPoEセッションを自動再接続するためのトリガーを設定しましたが、通信が切 れた後、自動再接続できません。  
A.123
  ここでは、以下のようなトリガー設定を行っていると仮定しております。
設定例)
ADD SCRIPT=reset.scp TEXT="RESET PPP=0"
ADD SCRIPT=up.scp TEXT="DISABLE TRIGGER=1"
ADD SCRIPT=down.scp TEXT="ENABLE TRIGGER=1"
ENABLE TRIGGER
CREATE TRIGGER=1 PERIODIC=3 SCRIPT=reset.scp
CREATE TRIGGER=2 INTERFACE=ppp0 EVENT=UP CP=IPCP SCRIPT=up.scp
CREATE TRIGGER=3 INTERFACE=ppp0 EVENT=DOWN CP=IPCP SCRIPT=down.scp

show logにて、トリガーが正常に動作しているかどうか確認してください。 正常に動作している場合は以下のようなLOGが出力されます。
15 14:35:02 3 TRG BATCH ACT Trigger 1 activated (Automatic)
15 14:36:09 3 PPP VINT UP ppp0: Interface has come up and is able to send and receive data
15 14:36:09 3 PPP AUTH OK ppp0: CHAP authentication over eth1-any succeeded
15 14:36:11 3 TRG BATCH ACT Trigger 2 activated (Automatic)

トリガーが正常に動作していない場合には以下のようなLOGが出力される場合があります。

□Case1.
20 16:20:43 3 TRG BATCH ACT Trigger 2 activated (Automatic)
20 16:20:43 4 CH MSG ERROR Trigger 1 is already disabled

トリガーが正常に設定されていないようです。トリガーの設定はPPPリンクのアップ・ダウンによってトリガー「1」の状態(有効・無効)が動的に変化します。そのため、WAN側インターフェースにケーブルを接続したまま設定を行うと、コマンド入力時と設定保存時でトリガー「1」の状態が変わってしまうことがあり ます。その場合、PPP の自動再接続機能が働かなくなりますので、設定の修正をお願い致します。

●ルーターのEDITコマンドで設定ファイルを修正する。
※取扱説明書のテキストエディター項目にてEDITの操作方法を記載しておりますのでご参照ください。設定が正しく保存されているかどうかを確認するには、SHOW FILE=XXX.cfg コマンドにて設定ファイルを表示し、トリガー「1」の設定内容を確認してください。正しく保存されている場合、トリガー「1」の設定は次のようになります。

create trigger=1 periodic=3 script=reset.scp

手順が正しくなかった場合は、次のように「state=disabled」というパラメーターが付きます。この設定では、ルーター起動直後に再接続機能が働きません。

create trigger=1 periodic=3 state=disabled script=reset.scp

この場合は、EDITコマンドで設定ファイルを開き、「state=disabled」を削除して上書き保存してください。
※ctrl+k+Xで上書き保存した後、create config=XXX.cfgでさらに上書き保存をしないようにご注意ください。

□Case2.
17 15:30:00 3 TRG BATCH ACT Trigger 1 activated (Automatic)
17 15:30:00 5 TRG BATCH ACT Script reset.scp not found
スクリプトファイルが作成されていないために、再接続トリガーが正常に動作致しておりません。スクリプトファイルを作成して頂く必要が御座います。スクリプトファイルは、以下のようなコマンドにて作成するとこが可能です。
例)
add script=reset.scp text="reset ppp=0"

□Case3.
02 15:41:01 3 TRG BATCH ACT Trigger 1 activated (Automatic)
02 15:41:01 4 CH MSG ERROR Unknown command "resat"
triggerにて指定しているスクリプトファイルの内容が間違っています。スクリプトファイルの内容を確認して頂き、修正して頂く様お願い致します。
 
Q.124
  LOGに
05 10:23:18 5 PPP INTER BDATT ppp0: PPPoE active discovery aborted.
と出力され、インターネットに接続できません。
 
A.124
  PPPoE サーバーからの返答がありません。ルーター自身は8 回の再試行を行って いますが、サーバーが返答を返さないために、接続をあきらめてしまったという メッセージになります。 このような現象の発生する原因は下記の2点が考えられます。

1)前回、回線を強制切断したために、10 分間の再接続が出来ない状況。 この場合は、ルーター、モデムの電源を一度切り、約10 分間そのまま放置した 後に、モデム、ルーターの順に電源を入れて再度試してみてください。
2)ルーターのWAN 側の接続が不適切。 例えば、ルーターのWAN 側リンクが点灯していない場合や、モデムのWAN 側 リンク(電話回線側)がうまく接続できていない可能性があります。 Ethernet 接続ADSLサービスやCATV回線にて、PPPoE で接続しようとした場合 にも、同様の現象は発生します。WAN側回線の接続/契約内容を再度ご確認ください。
 
 トラブルシューティング:CATV編
Q.125
  今まではCATVモデムにパソコンを直接接続して使用していましたが、AR320をCATVモデムとパソコンの間に  追加したところ、インターネットに接続できなくなってしまいました。  
A.125
  CATVを使用したインターネット接続では、ユーザー管理のために接続機器のMACアドレスを利用した  アクセス制限を行っている場合があります。このような場合は、接続機器の変更登録を行ってください。  
Q.126
  プロバイダーからIPアドレスが取得できません。  
A.126
  TERAYON社製ケーブルモデムを使用したCATVシステムでは、IP取得時の手順が特殊なため、  古いバージョンのAR320ではIPアドレスの取得がうまくいかない場合があります。  その場合、AR320の内蔵ファームウェアをVer.2.0.4pl0以降のものにバージョンアップしてご使用ください。  
 トラブルシューティング:マニュアル編
Q.127
  マニュアルどおりに入力しようとするとエラーが表示されます。  
A.127
  申し訳ありません。初版のマニュアルには一部誤記がございます。
下記の点にご注意ください。

P.70 「デフォルトルートを設定します」
誤:add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=eth1 nethop=172.31.16.1
正:add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=eth1 nexthop=172.31.16.1

P.73「表 5.1.1 : Ethernetによるインターネットへの接続」
誤:6.add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=eth1 netxhop=172.31.16.1 metric=1
正:6.add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=eth1 nexthop=172.31.16.1

P.78 「デフォルトルートを設定します」
誤:add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=ppp0 netxhop=172.31.16.1
正:add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=ppp0 nexthop=172.31.16.1

P.80「表 5.2.2 : PPPoEによるインターネットへの接続」
誤:9.add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=ppp0 netxhop=172.31.16.1
正:9.add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 interface=ppp0 nexthop=172.31.16.1

また、EDITコマンドでファイルを直接編集する場合には、下記のように直接ファイル名を指定してください。
誤:edit file=pppoe.cfg
正:edit pppoe.cfg
 
Q.128
  PPPoE 接続の設定(設定例 47〜51)を設定例集どおりに入力しようとしているが、エラーが出てしまいます。  
A.128
  申し訳ございません。本体添付CD-ROMに収録されている設定例集( Configuration Examples Ver.2.2 )の設定例47〜51には誤記がございます。 正しくは、設定例 47〜51の項目(2)が下記のようになります。

ISP から通知された PPP ユーザー名とパスワードを指定し、接続時に IP アドレス割り当ての要求を行うように設定します。 LQR はオフにし、代わりに LCP Echo パケットを使って PPP リンクの状態を監視するようにします。また、ISDN 向けの機能である BAP はオフにします。

(誤)
SET PPP=0 BAP=OFF IPREQUEST=ON USER=user@isp PASSWORD=isppasswd LQR=OFF ECHO=ON ↓ (一行で入力します)
(正)
SET PPP=0 OVER=eth1-any BAP=OFF IPREQUEST=ON USER=user@isp PASSWORD=isppasswd LQR=OFF ECHO=ON ↓(一行で入力します)

上記のように「 OVER=eth1-any 」パラメーターを入力しない場合、エラーが発生して設定が続行できません。 なお、WEB 上にて公開しております設定例集は修正済みですので、本設定例に関しましては、 こちらをご参照くださいますようお願い致します。
 
 トラブルシューティング:その他
Q.129
  LOGINしましたがほとんどのコマンドが入力エラーとなります。  
A.129
  下記をご確認ください。
・セキュリティモードで運用されている場合が考えられます。セキュリティユーザー権限でLOGINしてください。
・F/W のファイルを消去してしまった場合が考えられます。F/W UP にてF/W をインストールしてください。
 
Q.130
  NTT西日本様のサービス”フレッツ・光プレミアム”に契約を変えたところ、通信ができなくなりました。  
A.130
  フレッツ・光プレミアムサービスに加入致しますと、加入者網終端装置(以下CTU)と呼ばれる機器が設置されます。 以前より弊社製ルーターをご利用頂いてる場合、「フレッツ・光プレミアムのPPPoE機能」を利用した接続方法を推奨致します。

「フレッツ・光プレミアムのPPPoE機能」の詳細につきましては、NTT西日本様のページをご覧ください。

参考URL
http://flets-w.com/hikari-p/omoushikomi_goriyou/ryuuijikou/pppoe/index.html
 
 故障
Q.131
  故障した場合の問い合わせ窓口を教えてください。  
A.131
  修理/故障等につきましてはこちらをご査証ください。  
Q.132
  パスワードを忘れてしまいLOGIN出来なくなってしまいました。  
A.132
  弊社製 ハードウエア製品パスワード忘却時の対応につきましてはこちらをご査証ください。  
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