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CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #60

ローカルブリッジ


Ethernet LANを分割するローカルブリッジとしての設定例です。この例では、Ethernet上のすべてのプロトコルをブリッジしています。

ここでは、次のような構成のネットワークを例に解説します。

表 1
 
ルーターA
ブリッジポート1 eth0
ブリッジポート2 vlan1
ブリッジするプロトコル すべてのプロトコル(SAP、Ethernet2、SNAP、Novell 802.3の全プロトコルタイプ)



ルーターの設定

  1. ブリッジモジュールを有効にします。


  2. 各インターフェースにブリッジポートを作成します。


  3. ブリッジするプロトコルを指定します。ここでは、Ethernet上のすべてのプロトコルをブリッジ対象にします。


  4. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。


メモ

■ ブリッジとして動作するよう設定している場合でも、EthernetインターフェースにIPアドレスを割り当てることにより、Telnetで本製品の管理ができるようになります。この場合、以下の設定を追加してください。

  1. ブリッジ対象プロトコルとしてIPとARPを明示的に追加します。


  2. IPモジュールを有効にし、EthernetインターフェースにIPアドレスを割り当てます。ここでは、eth0にIPアドレス192.168.10.1を割り当てています。IPアドレスは、VLANインターフェースではなくEthernetインターフェースに設定してください。


    Note - ブリッジ機能使用時、管理アクセス(TelnetやSNMP)用のIPアドレスは必ずEthernetインターフェース(eth)に設定してください。他のインターフェースにIPアドレスを設定しても、正常に動作しません。

これで、Telnetクライアントから192.168.10.1にアクセスすると、loginプロンプトが表示され、ルーターにログインできるようになります。

■ 特定のプロトコルだけをブリッジしたい場合は、コマンドリファレンスのADD BRIDGE PROTOCOLコマンドの解説をご覧ください。

まとめ

ルーターのコンフィグ [テキスト版]
ENABLE BRIDGE
ADD BRIDGE PORT=1 INT=eth0
ADD BRIDGE PORT=2 INT=vlan1
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE="all802"
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE="allethii"
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE="allsnap"





CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #60

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PN: J613-M0710-04 Rev.P

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